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ナニワ作戦会議BBS
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  [No.1053] 設定文(修正1) 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/11/24(Tue) 02:34:35

設定文だけを抜粋しました。
えーっと、すみません。
貼り直してる途中で気がついたんですが、元の設定文に誤記がありました。
ジャバミーズ→ジャバニーズに修正しました。
#うおー、自国の機体名を間違えてたー(汗。


/*/

”次期共和国主力機、それは長きに渡りナニワアームズに影を落とし続けている貧困という名の絶望の闇の中に差し込んだ一条の光明であった。”

○背景
事の起こりはバーミーズ、サイバミーズを経て開発された藩国独自I=Dであるジャバニーズの完成である。
燃費こそ悪いものの、既存のI=Dの常識を覆す可能性を秘めた圧倒的な機動力を有するこの高機動兵器の性能が認められ、遂に次期共和国主力機の開発の話が持ち込まれたのであった。
これまでコツコツと積み上げてきたナニワアームズ商藩国のI=D開発技術が日の目を見るチャンスが到来したのである。
こうして国の威信と国民の期待を背負った次期共和国主力機の開発プロジェクトが開始された。

○技術者達の取り組み
ジャバニーズをベースとした次期共和国主力機の開発において要求される機体性能は主に下記の4つである。
・陸、宇宙対応
・高機動力を活かした回避性能
・運用コスト(主に人機数)の据え置き
・高機動力を活かした武装

このうち陸上と宇宙での活動能力と肝である高機動力はベースとなるジャバニーズの特性を引き継ぐ事で実現可能である。
課題となるのは前述の2つの特性を殺す事無く運用コストと武装の要求を満たす事であった。
もともと実験機という位置づけであったジャバニーズは独自の仕様が幾つか盛り込まれており、共通機としての運用を意識されていなかった為に共通機化及び量産化する場合に運用コストが上昇する可能性が懸念された。
そして武装面での課題はジャバニーズで生じた高機動力と武装特性とのミスマッチの解消である。
ナニワアームズ商藩国の開発スタッフはまずこの2つの問題点に取り組む事となった。

武器開発
まず新規武装の開発の為に開発スタッフは前回の失敗を踏まえ、高機動戦闘での戦術研究を綿密に行う事にしたのである。
これにはホードーが希望号1号機に搭載されていた操縦訓練用プログラムにヒントを得て作成・開発した高機動戦闘訓練・戦術シミュレーターが活用された。
シミュレーターには高機動兵器であるジャバニーズの試験運用データだけでなく、今後I=D戦の主戦場になると思われる宇宙を想定して、大規模な宇宙戦が行われたEV116 第2波に参加していたホードー自身の実戦経験と彼の乗機であったサイベリアンのフライトレコーダーが収集した各種データが反映されている。
このシミュレーターの活用と古参パイロット達の協力により高機動戦闘の戦術研究は大きく前進し、武装は遠距離への狙撃・砲撃を可能とするロングバレルの大口径レーザービーム砲、近距離での戦闘を想定した近距離レーザービーム、高機動力を活かしたランスチャージを可能とするビームラムの3つに絞り込まれた。
その後の実際の武装開発ではエネルギーコストを抑える事が難しく開発が遅れたビームラムの制式採用が見送られ、武装は遠距離・近距離用の2種類に絞られる事となった。

機体開発
量産化、共通機化を前提とした機体設計のリファインは、陸上と宇宙での活動能力と肝である高機動力を殺さないように細心の注意と慎重な検証に基づいて実行された。
量産・共通化を意図したリファインは”多くの藩国及びニューワールドテラ領域工業標準”通称、MANTIS規格に則って行われ、
この際にMANTIS規格の制定時に行われた技術交流を通してもたらされた各藩国の技術やノウハウが大いに貢献した。
またMANTIS規格の導入は機体の部品やモジュールの規格化だけで無く、整備マニュアルの書式の標準化などにも役に立つ事となった。

人材育成
こうして課題を克服して開発が進むに従って次期主力機の整備・運用・操縦ノウハウが蓄積されていくうちに開発スタッフの間で一つの共通の認識が生まれてきた。
それは知識・ノウハウの共有の重要性である。
次期主力機開発を通して得たノウハウを活用する事でハード(機体)面だけでなく、ソフトつまり機体に携わる人材面でのフォローも行えるのではないか?
こう考えた開発スタッフは政府首脳部と掛け合い、次期共和国主力機開発プロジェクトの一環として、これらのノウハウの共有化の試みを行う許可を得た。
具体的な取り組みとしては整備士養成校やパイロット訓練施設の教官や訓練生達の協力を得て、MANTIS規格に沿った整備教本や訓練過程の見直し、高機動兵器を用いた高機動戦闘の慣熟訓練用プログラムの検討が行われ、これらは一定の成果を上げる事に成功した。

○次期共和国主力機開発プロジェクトの終結と今後
こうした技術者達の取り組みによって様々な課題は克服され、遂に要求性能を満たした次期共和国主力機が完成したのであった。
ナニワアームズ商藩国の技術立国としての新たなる一歩がここに刻まれたのである。

○機体性能(性能諸元)
機種:高機動兵器(I=D)
必要人員:パイロット1名、コパイロット2名
巡航速度:〜1000km/h(ダッシュ時には瞬間的に音速突破も可能)
戦闘可能域:陸上、宇宙
用途:高機動力を活かした陽動・撹乱と遠距離火力支援
生産・整備コスト:アメショー、ジャバニーズクラス
想定作戦領域:陸上、宇宙
想定戦闘距離・手段:射撃のみ、近距離及び遠距離
特色:極低装甲。高敏捷。高AR。
欠点:高燃費。低耐久。正面戦闘

○武装
大口径レーザービーム砲
広大な宇宙空間や開けた平地での戦闘における遠距離への狙撃・砲撃を行う為の武装。
ジャバニーズで採用されていた大口径レーザービーム砲を遠距離への狙撃・砲撃時の精度を高める為に砲身を長くすると共に発振部も高出力のものに変更された。
なおビーム砲の大型化に伴い、機動力を殺さないように機体背面のバックアップにバーニアが増設され、
また射撃時の姿勢制御の安定性を高める為に滑空ウィングにバーニアの一部を移設し、稼働できるように変更された。

近距離レーザービーム(仮名)
大口径レーザービーム砲を変形(ORロングバレルを外す)事で収束率を落とし、短距離で広範囲に攻撃できるようにしたもの。

ビームラム(試作品)
取っ手部分以外を非実体のビームで形成した大型の槍で高機動力を活かしたランスチャージを意図して開発される。
しかし非実体の刃を形成し続ける関係上、エネルギーコストを抑える事が難しく、実用に足る試作品の開発が大いに遅れる。
その結果、制式採用の選定に間に合わずお蔵入りとなった不遇の武器。


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