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ナニワ作戦会議BBS
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  [No.1201] おおおー。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2010/02/13(Sat) 21:35:41

いいですねいいですねー!

言いだしっぺの私がまったく作業進んでないんで申し訳ないんですがっ!!(謝

お話しの部分は1つ目のラストの方が好きです。
すっきりしてて。

後半部分は、昔話を集めている青年(?)というシチュエーションが良いです。
(全部のお話をこの青年が訊いて回ってるとかも面白そう)
だけど、子供に囲まれてるのも捨てがたいので、青年がお話を訊いていたところへ子供が集まってきた。。。というのはいかがでしょうか!


> ちょっと別バージョンも思い付いたので書いてみました。
> 上の記事のバージョンとこっち、どっちの方が良いかな?
> #お伽噺のラストを少し修正。&後半の話を聞き終えた人達の部分を総入れ替え。
>
> /*/
>
> ○とある砂漠の騎士のお話
>
> 時はナニワアームズ商藩国が隊商として定住の地を求めて世界中の砂漠を渡り歩いていた頃。
> 赤い砂塵が舞い上がる赤銅色の岩石砂漠と金色の砂砂漠がせめぎ合う境界線に佇む宿場町から話の幕は開かれる。
>
> ゆったりとした旅装をまとった旅人が酒場に訪れると、酒気で鬼のように顔を朱に染めた大男が給仕の少女に絡んでいました。
> それを見かねた旅人は毅然とした態度でこう言った。
> 「やめないか。大の大人が酒の勢いに任せて少女に無理強いとは情けない」
> これを聞いた大男は湯気を出さんばかりに憤激し、旅人にそれこそ鬼の如き勢いで殴りかかりました。
> されど旅人も黙って殴られはしませんでした。怒りに任せて次々と繰り出される拳をあるいは受け止め、あるいは腕を払い、受け流しました。
> 息が切れ始めるまで続けた後、これは叶わないと見て取った大男はとうとう思い余って剣の柄を握りました。
> それを見た酒場の面々は軽く息をのみ、酒場の空気が静まり返りかえる。
> ピンと張り詰めた空気の中、剣を握って気が大きくなった大男が脅し文句を口にしようとした瞬間、被せる様に旅人はこう告げました。
> 「剣を抜き放つという事は如何に酒に酔っていたとは言え、相手だけで無く自身も切られる立場に身を置くという事。本当に良いのだな?」
> 高ぶるでもなく、憤るでもなく、当たり前の心構えを静かに語るように、真摯な意志が込められた声が大男の耳朶を打つ。
> その声に釣られるように大男が向けた視線の先には旅人の鋭いまなざしがあった。
> そのまま両者は動きを止め、対峙し始め、じりじりと静かに弓の弦を引き絞るように時間と共に高まる緊迫感。
> 高まる緊張と全てが時間を忘れたように静止した店内で遂に動いたのは、旅人の気迫に圧されるように逸らされた大男の視線でした。
> 大男はすっかり酔いが醒めたかのような蒼白の顔で捨て台詞をはいてスゴスゴと店を退散したのでありました。
> ほっとした安堵の息と共に酒場を満たす歓声と感謝の声。
> ちょっとしたどんちゃん騒ぎの中、マスターに一杯のお酒を注文し、周辺地域の情報を尋ねた終えた旅人は静かに酒場を後にし、旅の仲間達が待つ隊商へと戻ったのでした。
>
> /*/
>
> 「さあこのお話はこれでおしまい」柔らかな深みのある声が閑静な図書館でひっそりと漂う。
> 窓から差し込む朝日の中で砂漠の騎士に纏わるお伽噺に思わず息を止めて聞き入っていた子供達は余韻に浸るようにそっとため息を漏らした。
> 「ねえねえ、この後はどうなるの?」
> 子供達の中で人一倍、好奇心旺盛な少女が先程まで物語を語っていた小柄な老人に尋ねた。
> 「それがねえ、この後については特にお話は伝わって無いんだよ」
> この小さな図書館で唯一人の老司書でもある老人は真っ白で豊かな髭を扱きながらそう告げた。
> 「えー?続き無いの〜」「そんな〜」「これで終わりなのかあ…」
> と口々に残念そうな声を上げる子供達。
> その様子を見て老司書は朗らかに微笑みながら、こう言った。
> 「どうしても気になるなら、想像して御覧」
>
> 彼がどんな人か?何て名前でどんな事を経験してきたか?彼の仲間達にはどんな人達がいたのか?
> そしてこの後、彼の旅がどうなるのか、
> 彼が守る隊商がどんな事に遭遇し、彼やその仲間たちがどうやってそれらを潜り抜けるか。
>
> 想像して御覧。案外そこに答えがあるかも知れないよ?…と
>
> それを聞いた子供達の大半は「えー。無理だよー」とぼやいていたが、
> 残りの数人は目を輝かせて思案顔で早くも想像の翼を広げていた。
> 老司書はその様子に嬉しそうに目を細め、真っ白な髭を撫でながら見守っていた。
>
> 部屋を照らす暖かな朝の日差しの中、老人と子供達の時間はゆったりと流れていく。


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