そろそろ始めるか……
小さな星の話をしよう。嘘です。アイドレスの話をしよう。
寄せられたデータ(参加表明)を見てみると、既存プレイヤー6に対して新人4。また既存プレイヤーでもカムバック組も多いので何も知らない人も結構いる感じだ。なので、初心者向けに説明をしていきたい。
まずは、アイドレスって(具体的には)どんなもの、と言う話。
かいつまんで書くとこんな感じ。
プレイヤーは? ――異世界の住人になります。一般人から偉い人まで。
何が目的? ――出される課題(イベント)をクリアするのが目的。(海法が目標を出すはず)
何すればいいの?――イベントに参加する。
アイドレスを作る
他プレイヤーと話す(政治)
プレイグループで意思決定する。(政治)
具体的な話は少し脇において、まずはプレビューだけ先に流します。概要を把握した上で説明された方が楽だと思うので。
アイドレスの特徴は?
――得られる体験が中々人生で得られないものばかりになる。良くも悪くも。
――人間が試される
――アイドレスイズリアル
――物作り(なんでも作れる)
――仮想的な異世界に影響を与えられる。
で、プレビューは以上。これからは各論になる。
まず。これは別にアイドレスに限った話ではないけれど、世界にしても政治にしてもアイドルにしてもゲームにしても異性についても、その人が語ることは、大体において、そのテーマというよりはその人の事を語っている。これはとても大事な事なので忘れないように。
女なんてこういうもんだよと言ってるおっさんがいたら、それはまあ、世界の女性がこう、ではなく、その人にとってこう。ということだ。客観的、専門的にこうだというには議論があって実験があって追試があって多くの人の合意がなければいけない。ないとすればそれは個人的意見だ。当たり前だが。
その前提の上で、仕組み、システムとしてのアイドレスというものは人間が試される。現に試され続けている。
ある人がアイドレスについて語っているなら、それはアイドレスについて語っているのではなく、その人の事を語っている。さらにいうと、もう一つ重要なことがあってな。
さらにいうとアイドレスの場合に限っては、大切なことは大切過ぎて口に出せない。非常にセンシティブな問題だからだ。
その上でアイドレスについて語ってる人は、”そういう人”なのだ。悲観的な事をいうなら悲観的な人だし、慎重な事を言っているなら慎重な人だ。そして大事な事は中々口に出さない。いや、出せない。なあ、高原。たかと、他色々のフィクションノートたちよ。
アイドレスにおいて参加者が出来ることは大まかに四種類。うち半分は政治だ。他のプレイヤーとどう付き合うかが重要になるし、極論、楽しいかどうかも決まる。
悲観的で愚痴ばかりで仕事押しつける上に責任を取らない上司は給料をもらえるからまだいい。
でも給料がもらえないのなら、付き合い方を考えるべきだ。アイドレスはそれだ。遊ぶ相手は選べ。新人なら着いて行ってもいい先輩などはここ最近の発言を見れば大まかに分かるはず。
アイドレスは人間を試される。今も試されている。アイドレスは始まる前から人間を試している。そこのところはよく考えた方がいい。アイドレスイズリアルは伊達ではない。
ま。試されるのは俺も同じだ。気にするな。単にこういうシステムだからあえて可視化されるだけで、実際は普段からそうなんよ。
例えば俺が発言するときにどう反応するかでもアイドレスは人を試しているわけだ。そう思うと、毎日が楽しいだろ。楽しくない時は心が踊り方を忘れている。
ではいよいよ。本題に入ろうか。心構えは武道とアイドレスの入り口ではあるけれど、大事なものではあるが面白いかというと微妙よね。
今から初心者と、大半のアイドレスプレイヤーには魔法の言葉の吐きます。解説は各プレイヤーに任せよう。嘘教えちゃ駄目よ。
重要:次のアイドレスは廃止されます。アイドレスは部品の集合になりました。部品はRD1で評価はLOG1.5です。プレイヤーは原則いつでも部品とアイドレスを作成でき、申請できます。
重要:次のテストではマイルは停止します。
重要:課題(イベント)は大レベルから小レベルのものが同時に展開され、個人で対応しなければならないイベントが増えました。具体的には一〇〇イベント程度が同時に展開されてプレイヤーは同時にこれをやっつけます。
イベント例:新型I=D(ロボット)を開発するイベントでは?
軍事専門家による要求性能作り
設計図面の作成
設計図面の防諜
設計図面書いている人にコーヒー届ける
工場のライン変更
工場の建築、増設
テストパイロットによる訓練
国威形容のパレード準備
沿道で小さく旗を振る
テロ警戒
沿道のお店の売り上げを増やす
迷子の案内
反戦運動家を鎮圧
退役する機体の再利用法を確定
などが同時に起きます。
もちろんイベントの解決法などはプレイヤー次第だ。反戦運動家の子供をさらって交渉していいし、仕事を奪って住居を奪ってもいいし、善意の同調圧力で非国民扱いしてもいい。その結果が次に影響してしまう。
アイドレスはボディブローに良く似ている。深く静かにダメージや歪みが蓄積して、いつかは爆発する。旗の振り方が弱くてフィーブル新聞あたりに国民の意気は消沈とか書かれて実際設計してた鍋の国当たりでプレイヤーが頭に来るとかある。
ちなみに計算などは原則ツールのみを許可します。また特殊がなくなるのでミスはあまり起きないかな。
ついでにいうとプレイヤーにも設定が累積する。旗振ってた人はそれが縁で町内会長にいくかもしれないがエースパイロットの方にはいかないだろう。この蓄積がアイドレスの面白いところだね。
ということで今日の話は終わり。次回はいよいよプレイグループについてかな。
新人はついて行く先輩を選んどいてね。