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  [No.277] 新アイドレス作業用スレッド 2 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/02/19(Thu) 01:33:42

前のが長くなったので改めてたて直します。

新アイドレス作業用のスレッドになります。
現在作業が発生している案件は

冶金工場
砂漠の騎士

大観光地(HQ化)
燃料精錬所(HQ化)
になります。


  [No.278] 【冶金工場】一次〆 2/22 23:00 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/02/19(Thu) 01:40:39

L:冶金工場 = {
 t:名称 = 冶金工場(施設)
 t:要点 = 地獄,奴隷のように働かされる,垂れ流される公害
 t:周辺環境 = ナニワアームズ


23日からターン14に移行するとの事なので、22日を一次〆切りとさせていただきます。

ターン切り替えから生産フェイズまで少し時間もあると思うので、22日までに出来なさそうな場合は必ずご一報ください。

現在の作業者
・藩王さま:設定文
・乃亜さん:イラスト
・守上:労働条件関連設定文、html
・うさぎさん:環境周り設定文
・蘭堂さん:SS:完了
・那由他さん:冶金工場設定文:完了

現在のページ状況はこんな感じです。(蘭堂さんのSSは他の状況を見てから追加させて頂きます。)

http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/metallurgy/index01.html
http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/metallurgy/index04.html


  [No.283] 21/3:00ver 投稿者:うさぎ  投稿日:2009/02/21(Sat) 03:01:20

1873字。奴隷のように働かされるが踏めません。><

/*/

レアアース:希土類元素の事。周期表で第3属に分類されるスカンジウム、イットジウム、およびランタノイド元素の総称。レアメタルの一種。


レアアースと言う17種類の元素がある。
それらは科学的特性がとても似ていて、ある化学者が「それは誤りの海であり、真理はその中に浮かんでいた」と言葉を残したほど判別、分離がとても難しい元素である。
磁石、光磁気ディスク、蛍光体、レーザー発振機、光ファイバー、コンデンサ、人口宝石、セラミック、水素吸蔵合金などに使われる。


ナニワアームズとレアアース

ナニワアームズはオリオンアームズでも有数のレアアースの消費国である。
ナニワアームズとは偵察の国であり、地下の国であるために採光などにこれらを大量に消費する。
一般的に使われているものとして、セリウムの合金がライターの火打石に使われているが、軍事目的で使っていたりする分ナニワアームズの消費量はそうでない国の追随を許さない。
電波吸収の特殊装甲を初めとしてナニワ製偵察I=Dにふんだんに使われている事を取ってみても、これらの研究が盛んな国である事を分かっていただけると思う。
鉄も欲しかったが研究職の人間はレアアースの鉱脈に喜んだ。
レアアースの調査から開発準備を終えるまで10年掛かると言われるほど、判別が難しく、濃縮しにくい鉱脈が「ほそぼそと掘っていたら偶然大きな鉱脈に当っちゃいました」と言う幸運で見つかったのだからその喜び様は想像に難しくない。

それまでは大部分を輸入しており、限られた予算でやりくりする為に失敗した作品を細々と廃品回収して使いいてたため、合金にしたレアアースはいちいち分離しなければならず研究のスピードは芳しいものではなかったのだ。
だが、今回はそれが功を奏した。
ナニワアームズの研究者達は再利用の為に分離作業を日常的に行っており、ある程度ノウハウの蓄積があったのである。
ちなみにナニワアームズではレアアースの分離に「イオン交換法」が主流である。
大雑把に説明するとレアアースの溶液を「陽イオン交換体を円筒状の容器に入れたもの」に流して溶離液を使って元素番号の大きい元素から分離していくやり方である。
少し考えると分かるのだが普通は需要にばらつきがあるため、最終的に全ての元素を分離してしまわなければいけないイオン交換法はコスト面から採用されない。しかしナニワアームズではべての元素がそれなりに需要を持っている為この方法が採用されている。
ニッチ産業をひた走るナニワアームズらしい資源精製工場だと言えるだろう。
(特定の元素を狙って抽出する方法として溶媒抽出法と言うものがある。これは特定の元素の緊急生産などに使われる)


確かに存在はするのだが濃度が薄すぎて技術的、経済的な理由で抽出するのが難しいのがレアメタルである。
レアアースもこの例に洩れず濃度が低くさらに17種類の元素が混じって存在する為に単品として存在させる事が難しいのである。
レアアースの鉱床と言っても精々10〜300倍の濃度に濃縮されている程度のものなのである。
当然のように狙って見つけるには開発準備までに10年掛かるほど難しく、幸運にも鉱脈に突き当たったナニワアームズは開発の為にかける予算を安全対策や、公害対策に当てる事が出来た。


ナニワアームズの公害史

ナニワアームズの黎明史は公害と事故と怪獣達との闘争の歴史だと言える。
先人達が垂れ流した鉱毒で土壌を失い、粉塵で肺を痛め、採掘中の落盤で命を落とし、怪獣に腕を食いちぎられながら作ったのがこの国であった。
無知から来る地獄であったが、先人達は仲間を助ける為に工夫に工夫を重ねてそれを克服している。
惜しむらく事に医療技術は失伝しているものの、サイボーグ技術や、高い設計技術と言った形で今でも我々はその恩恵を受ける事が出来る。
そして我々が争いを反省して慰霊碑を建てたように、我々の先祖も公害に対する対策の記録を残してくれたのだ。
ナニワ人の気質は今も昔も変らないらしい。


公害対策・安全対策

安全対策(未完成)

公害対策の基本方針は【有害なものも回収してしまえば商品】である。
廃水や排気ガスからも何重にもつけた処理装置を使って回収できるだけ回収し再利用する。
NOxを硝酸、SOxを硫酸として再利用する事をはじめとしてあらゆるものが回収された。
そしてどうしても使い道がない物は廃坑を埋める為のコンクリートの材料としてやっぱり再利用された。
もちろんコストは掛かったが毒ガスの恐怖を覚えている国民達は、安全と引き換えなら安いものだと考えた。
先祖達が残した失敗の記録は決して繰り返してはいけないのだ。


  [No.289] おつかれさまですー。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/02/22(Sun) 16:45:17

設定文作成、おつかれさまです。

> 怪獣に腕を食いちぎられながら作った

えーと、そういうこともあったかとは思うんですが、もうちょっと表現を柔らかく・・・というかぼかすというか・・・。

今そういうのが出てきたら困りますので・・・。


  [No.294] Ver.2/23 23:55 投稿者:うさぎ  投稿日:2009/02/23(Mon) 23:56:18

とりあえず、周りの設定に刷り合わせる形で全部踏みました。
問題のありそうな表現は修正するので連絡ください。
あと、誤字は適当に修正してください(笑)

/*/

レアアース:希土類元素の事。周期表で第3属に分類されるスカンジウム、イットジウム、およびランタノイド元素の総称。レアメタルの一種。

レアアースと言う17種類の元素がある。
科学的特性がとても似ていて、ある化学者が「それは誤りの海であり、真理はその中に浮かんでいた」と言葉を残したほど判別、 分離がとても難しい元素である。
磁石、光磁気ディスク、蛍光体、レーザー発振機、光ファイバー、コンデンサ、人口宝石、セラミック、水素吸蔵合金などに使われる。


ナニワアームズとレアアース

ナニワアームズはオリオンアームズでも有数のレアアースの消費国である。
ナニワアームズとは偵察の国であり、地下の国であるために採光などにこれらを大量に消費する。
一般的に使われているものとして、セリウムの合金がライターの火打石に使われているが、軍事目的で使っていたりする分ナニワアームズ の消費量はそうでない国の追随を許さない。
電波吸収の特殊装甲を初めとしてナニワ製偵察I=Dにふんだんに使われている事を取ってみても、これらの研究が盛んな国である事を分 かっていただけると思う。
鉄も欲しかったが研究職の人間はレアアースの鉱脈に喜んだ。
レアアースの調査から開発準備を終えるまで10年掛かると言われるほど、判別が難しく、濃縮しにくい鉱脈が「ほそぼそと掘っていたら偶然大きな鉱脈に当っちゃいました」と言う幸運で見つかったのだからその喜び様は想像に難しくない。

それまでは大部分を輸入しており、限られた予算でやりくりする為に失敗した作品を細々と廃品回収して使いいてたため、合金にしたレア アースはいちいち分離しなければならず研究のスピードは芳しいものではなかったのだ。
だが、今回はそれが功を奏した。
ナニワアームズの研究者達は再利用の為に分離作業を日常的に行っており、ある程度ノウハウの蓄積があったのである。
ちなみにナニワアームズではレアアースの分離に「イオン交換法」が主流である。
大雑把に説明するとレアアースの溶液を「陽イオン交換体を円筒状の容器に入れたもの」に流して溶離液を使って元素番号の大きい元素から分離していくやり方である。
少し考えると分かるのだが、普通は需要にばらつきがあるため、最終的に全ての元素を分離してしまわなければいけないイオン交換法はコスト面から採用されない。しかしナニワアームズではべての元素がそれなりに需要を持っている為この方法が採用されている。
ニッチ産業をひた走るナニワアームズらしい資源精製工場の姿だと言えるだろう。
(特定の元素を狙って抽出する方法として溶媒抽出法と言うものがある。これは特定の元素の緊急生産などに使われる)


確かに存在はするのだが濃度が薄すぎて技術的、経済的な理由で抽出するのが難しいのがレアメタルである。
レアアースもこの例に洩れず濃度が低くさらに17種類の元素が混じって存在する為に単品として存在させる事が難しいのである。
レアアースの鉱床と言っても精々10〜300倍の濃度に濃縮されている程度のものなのである。
当然のように狙って見つけるには開発準備までに10年掛かるほど難しく、幸運にも鉱脈に突き当たったナニワアームズは開発の為にかける予算を安全対策や、公害対策に当てる事が出来た。


ナニワアームズの公害史

ナニワアームズの黎明史は公害と事故と怪獣達との闘争の歴史だと言える。
ぶっちゃけ黒歴史である。
藩国の危機100連発とは言ったもので、この国はいくつ黒歴史を持っているんだと突っ込まれそうなものだ。
しかしその度に対策を作り、すべてを乗り越えてきた不屈の民族性を持っている。
先人達が、垂れ流した鉱毒で土壌を失い、粉塵で肺を痛め、採掘中の落盤や怪獣との縄張り争いで命の危険にさらされながら作ったのがこの国なのである。
知識不足から来る地獄であったが、先人達は仲間を助ける為に工夫に工夫を重ねてそれを克服している。
惜しむらく事に医療技術は失伝しているものの、サイボーグ技術や、高い設計技術などと言った形で今でも我々はその恩恵を受ける事が出来る。
そして我々が争いを反省して慰霊碑を建てたように、我々の先達も公害に対する対策の記録を残してくれたのだ。
都合の悪い事実を封印してしまうことなく、自分達の失敗を繰り返す事がないように警告してくれている。
ナニワ人の気質は今も昔も変らないらしい。
これらの記録複写され特設コーナーに展示されており、冶金工場の工場見学時などに閲覧する事が出来る。


工場見学

冶金工場は工場見学を行っている。これは施設の情報開示の一環として行われている。
実の所、一部の人間は本気で「冶金工場とは公害を垂れ流す奴隷のように働かされる場所」だと言う認識がまかり通っていた事がある。
多分、犯罪者を強制労働の刑にして労働力に使おうと言うアイディアがあった所為だと思われるが、きっぱりと誤解である。
きちんと安全対策が図られており、お休みもちゃんと貰えて、新しく見つかった問題点は改善されるシステムになっている事を説明して了解してもらったのだが、きちんと国民の皆さんにも安全ですと宣伝した方がいいだろうと言う結論に至った。
こうして行われているのが工場見学ツアーで、
特筆すべき事柄としてこのツアーでは素人が触っても安全なものに限るものの実際の設備を触らせてもらえる。
大抵は操作が難しくて失敗するのだが安全装置が働いてきちんと停止するさまを見て、この施設は安全だと理解してもらえるようである。
この工場見学で職場を気に入って冶金工場への就職を決意してくれる国民も居るようだ。


安全対策

先人の残した資料にはマニュアルとして使える対策が実例をあげて載せられている。
削岩による騒音、振動公害。粉塵被害。予想外の飛散物、ガス。トロッコなどの輸送機器の事故。怪獣との遭遇。
採掘によって起きた鉱毒被害。製鉄による排ガス被害。溶鉱炉の事故。疲労による判断力の低下。
その他、山のような事故事例。
それを丸写しにするのではなく過去の記録を元に新しく作業手順を定めた。もちろん方針は安全第一である。
削岩機を使った鉱物採取作業は機械化する事が決まった。
坑道の強度計算には自信があったがナニワアームズにとって地質学はまだ新しい学問で、掘った先に何が埋まっているのか完全に予測できなかった為である。
ガスが噴出した場合に備えてテントによる封印ができるようにして、粉塵対策に散水が行われ、鉱石は水と一緒に回収された。
これは「アスベストみたいなものが掘り出されたら嫌だね」と誰かが口走った為である。
今なお新しく謎の怪獣が発見されるナニワアームズである。何が出てくるか分からない。

しかし危険な作業と言うものは常に存在する。
目立ったところでは「溶鉱炉の近くでの作業」や小さなところでは「あそこの床は滑りやすい」と言った物まで、当時は湿式冶金なんてなかったし、だいぶ機械化が進んで職場環境もだいぶ変っている。
更にミスや人為的に引き起こされる危険と言うものには限りがない。
みなが恐れているのは再処理施設にテロを受ける事だろう。
再処理機能が破壊されて公害垂れ流しになってしまうと、先祖が苦労して克服したはずの公害病の恐怖が待っている。
みんな毒ガスとかに怯える生活はこりごりなのである。

そこで気が付いた事、危なかったと思った事、実際に起きた事故を吸い上げてマニュアルを随時更新する事が行われた。
操業者、保全者とは別に安全管理担当を置いて問題点の聞き取りや異常報告の伝達などを行うのである。
定期的に集まって情報を共有化して、安全化、作業の簡易化の為のライン改造。もしくは作業手順を示すマニュアルの改訂を行った。
安全管理の担当員には怪しい人間がやってきたら警報を流せるように無線の他に非常用の警報装置を持たされた。


公害対策

ナニワアームズでの公害対策の基本方針は【有害なものも回収してしまえば商品】である。
廃水や排気ガスからも何重にもつけた処理装置を使って回収できるだけ回収し再利用する。
水を回収して再利用する事をはじめとしてNOxを硝酸、SOxを硫酸として再生された。
地下国家と言う密閉された空間ゆえに産業廃棄物は極力少ない方がいいとの方針の元、あらゆるものが回収された。
そしてどうしても使い道がない物は毒素が含まれていない事を確認して廃坑を埋める為のコンクリートの材料としてやっぱり再利用された。
もちろんコストは掛かったが毒ガスの恐怖を覚えている国民達は、安全と引き換えなら安いものだと考えた。
先祖達が残した失敗の記録は決して繰り返してはいけないのだ。
なお、何か問題が起きた場合、ラインは停止する事が決まっており問題解決のために主に設備保全担当が走り回る事になる。


  [No.284] SS(修正版) 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/02/21(Sat) 13:23:11

削除してーと言うだけ言って投げっ放しなのもあんまりなのでちょっと修正案を考えてみました。

要は現状に不満(不景気など)やら何やらがあるから麻薬での現実逃避をしようとするはず。
逆に言えば、やりがいや面白さを示す事ができれば逃避に走らないのではないだろうか?
そして冶金工場での仕事を通して設定国民の人達に労働の喜びややりがいを実感してもらい、積極的なチャレンジ精神を持ってもらうようにできないか?
という考えに基づいてSSを少し修正してみました。

思い付いた事をそのまま文章にしているので話が飛躍していたり、強引に説明を展開していないかどうか等が非常に気になるので感想や突っ込みを貰えると助かります。

/*/−−−−−−−−−−−−−−−−−以下、SSです。


噂の冶金工場(仮)


ショッピングモール”ちかにかもーる”にて

モール内をぶらぶら並んで歩く若者3人組。
「なあなあ知ってるか。新しく鉱脈が発見されたらしいぜ。」
「知っている知っている。それに合わせて冶金工場も建設されるらしいな。」
「ああ、冶金工場っていうと、あの鬼のような形相をした監視員が鞭を持って『モット資源ヲツクルノダー』って労働者を奴隷のように働かせて、公害も垂れ流しのあの地獄のような施設だな。」
(想像する3人組)
「違うだろ!!」「なんでだよ!!」両サイドから素早いナイスツッコミ。
両方からの突っ込みが見事に鼻先へヒットして引っくり返る真ん中の若者。
「あやまれ、各国の冶金工場の人に謝れ。」「どこの世界にそんなやつがいるんだよ!働き手が潰れるだろうが!」

「あいてて、冗談だって。何も両方から同時に突っ込まんでも。」
あいたたと赤くなった鼻を摩りながら身を起こし、口を尖らせながらぼやく真ん中の若者。

「わりいわりい、ボケには反射的に突っ込んじまったよ。」
「いやー、ボケを見ると突っ込まずにはいられないのがナニワっこの習性ってやつだろ。」

「まあ分からんでも無いが(汗。まあさっきの誇張表現だけど、公害問題とか労働環境とかを心配する人は結構いるよな。」

「実際の所、冶金工場ってどんな感じになるんだろうな?」
「うーーん。どんなんだろうな。親父たちは大昔にやっていた事もあるらしいけど。」
「お、噂をすればなんとやらだ。あそこにポスターとパンフレットが置いてあるぜ?」と掲示板付近に貼られているポスターを指差す。
「お、なになに。ふーむ。なるほど。」(※詳しくは鉱脈の発見の下方にあるナニワタイムズ号外を参照)
「これは確かに悪くなさそうだが・・。」
「どう思うこれ?」
「うーん、話半分ってところじゃねえ?」
「暫く様子を見れば嘘か本当か分かるんじゃないか?」
「だよな。あ、俺お袋に買い物を頼まれてたんだ。じゃあこれで。」
「お、もうこんな時間かあ。じゃあまた来週でも」
「おう、またなあー。」
分かれて去っていく若者達。

翌日の朝、冶金工場前。
今日も爽やかな風が頬撫でる。

「・・・で。」

「「「なんでお前達が居るんだよ!!」」」パンフ片手にお互いを突っ込む3人組。

「お前、様子見っていってたじゃねえか。」「いや、最近お袋が仕事を見つけろって五月蠅くてさあ。」
「お前も話半分って言ってただろ。」「良く考えたら話半分でもおいしいし、嘘八百ならボイコットしてトンズラすればいいかなあと。」
「そういうお前はどうなんだよ?」「事務方の仕事ならどこも一緒かなあって思ってさあ。」

 ・・・なんのかんの言いつつ、ナニワ国民も随分逞しくなったものである。

「ま、まああれだ。百聞は一見にしかずってことわざもあるしさ。」
「それだ。そうだよな。まずは自分の目で見ないと。」
「うん、いい事言った。じゃあ、行くとしようぜ。」
気を取り直して冶金工場へと向かう3人組。


昼過ぎ、冶金工場内の社員食堂にて

「よう、3人とも無事で何より。」
「だな。」
「腹減ったし、まずは飯にしようぜ。」
「何々、日替わり定食Aセット、Bセットに・・鍋?」
3人組が首を傾げていると
「いらっしゃい。それはうちの食堂イチオシの鍋セットだよ。
何と鍋の国特製の鍋料理が手軽な値段で味わえるんだ。」
と自信満々の食堂のおばちゃん。
「へー、あの鍋の国の鍋料理か。旨そうだな。おばちゃん、一つ頂戴。」
「あ、俺も俺も。」「俺にも1つよろしく。」
「はいよー。鍋セット3人前ね。まいどありー。」

食卓について鍋セットを前に頂きますと手を合わせる3人。
「おお、結構具だくさんだな。ん、よく味が染みてる。」
「はふはふ。うん、いけるいける。」
「ちょっと熱いけど、スタミナつきそうだな。」
氷が浮かんだお冷を片手に舌鼓を打つ。

「ほふ。そう言えばお前は確か鉱山の採掘部門だったよな。どうだった?」
「うん、流石に結構重労働だけど、その辺は建築とか土木工事とかと一緒だな。」
「粉塵対策とかでマスクとかの装備一式も貸与されるんでちょっと暑苦しい以外は結構大丈夫そうだ。」
「あ、そうそう。後、俺達みたいにハードワークな部署は複数チームでのローテーション制らしいぞ。」
「明日はそれで俺のチームはお休みなんだって。」
「ふーん。(もぐもぐ)そうなのか。そう言えば俺は工場内勤務だったんだけどよ。
思ったより肉体労働の比率は少なめだったな。」
「あれ?そうなのか?意外だな。」
「大体焼けた鉄とかの運搬や加工はベルトコンベアや機械とかで自動的に運搬されたりしててな、
どちらかというとそういう機械操作が多めの職場だな。」
「後、安全規則とか色々覚えたりで手先の器用さとか飲み込みの早いやつ向きな印象。
あ、フォークリフトとかでの重量物の運搬とかあったからそういうの得意な奴も重宝されていたな。」
「事務の方はどうだった?」
「うん、事務の方は管理する従業員の数が少し多い以外は普通の事務職と一緒だな。この辺はどこも一緒だな。まだ始まったばっかりで結構忙しけど。」
「なるほどなあ。どこもボチボチってところかあ。」ごちそうさまと箸をおく。
「だな。」同じく箸をおく。
「まあもう一頑張りだな。おばちゃん、お替りお願いね。」空の鍋を掲げる
「「お前良く食うな!」」
「へへへー。気にすんな。」

夜、仕事終了後

カッポーンという音がなりそうなぐらい大きめの銭湯。

ゴシゴシゴシと横に並んでタオルで背中を洗う3人組

シャワーで石鹸を洗い流す。

どっこいしょと広い湯船に浸かり、ふーっと3人仲良く一息付く。

ごくごくごく、と更衣室で腰に手をやりコーヒー牛乳やフルーツ牛乳などの入った瓶を口に付け美味そうに喉を鳴らす。
「ぷはー、生き返るー。」
「何かオヤジ臭いぞ。とは言え、体を思いっきり動かした後の銭湯は中々だよな。」
「このところ溜まっていた鬱憤がパーっと晴れた感じだ。体を動かすのも結構悪くないもんだな。」
「で結局、仕事どうする?」
「うーん、俺は継続で様子見だな。」
「俺も俺も。」
「なら今度、初任給入ったらどっか飲みに行こうぜ。」
「お、いいね。」
「じゃあ、まずは給与日目指して頑張ろうぜ!」
「「おー!!」」

/*/

一ヶ月後、初任給の日。
いよいよ待ちにまった給与日だ。目の前には上司が立っている。

「はい、今日も一日勤務お疲れ様でした。これは今月分の給料です。どうぞ。」
と上司から給与袋を手渡される。
紙幣で膨らんだ袋の厚みを感じる。
早速、給与袋の中を覗く若者

お、紙幣がひいふうみい・・結構あるな、しかも全部ピン札だ!

一枚を抜き取ってしげしげと眺める。

これが俺が一ヶ月間汗を流して働いて稼いだお金かあ。
お袋から貰う小遣いとは何か違うな。同じお金なのに別モノみたいだ。

/*/

同日、工場からの帰り道

ほくほく顔で歩く3人組。夜間の冷え込みもなんのそのといった感じである。

「給料、結構貰えたなあ。」
「ああ。これでもうお袋にニートだのプー太郎だの言わせないぜ!」ガッツポーズ
「じゃあ明日は休みだし、約束通り軽く初任給祝いで飲みに行くか。」
「だな。行こう行こう。」「異議なーし。」

こうしてナニワアームズの夜は今日も更けていくのであった。


〜舞台裏〜

時は遡ること、鉱脈の発見の直後。毎度お馴染み?ナニワアームズ政庁の休憩所の一角。
鉱脈の発見に喜ぶナニワ政府一同。

「ふっ、ついにこのときがやってきました。」
どっからともなく取り出した伊達眼鏡を着用する蘭堂。キラーンと光らせる。
「なんだなんだ、どうしたランドー?」とイズナ
「資源がゲットできるチャンスです。慢性的な資源不足の共和国ではこれすなわち国際社会に対して対等に交易できるチャンスでもあるのです。」
「確かにそうだな。でも改めて言う程の事か?」
「えーっと、うちの藩国って例えばマスコミというか情報なんかもFEGが捨てた新聞ぐらいしかないと言われるぐらい国際的に立ち遅れています。」
「ふむふむ」
「そしてですね。資源の取引は国外で需要があるんで国外からお金が流れ込んでくる。つまり冶金工場での成果は余程下手を打たない限り国の利益に繋がりやすいと思うんですよ。」
「うーん、それがチャンスだと?」
「逆に言えば、国民の皆さんに利益を還元できるチャンス、即ち労働に対する対価をお給料として明確に示しやすいという訳です。」再び眼鏡をキラーン
「なるほど、何となくいいたい事が分かってきたぞ。」と同じくサングラスを光らせてにやりと笑うイズナ。
「よって今こそ国民の皆さんに労働のやりがいを実感して貰い、それを足掛かりにして彼ら自身の手で積極的、意欲的に産業復興に参入して貰うという訳です。」
一息に話し終えてふーと湯呑に入っていた冷めたお茶を飲み干す。

「さて、その為にはまず、冶金工場での仕事で従業員が疲れきってしまっては駄目です。そこで福利厚生を充実させましょう。」
「じゃあ鍋の国のお鍋が社員食堂で食べられるとかはどうだ?美味しくて栄養満点らしい。」と乃亜
「おお、いいですね。俺もいつかは食べてみたい。藩王どうです?」
「ん。鍋の国の藩王のミサさんに許可を今貰ったところ。」ホットラインの受話器を置くサターン藩王。
「おおー、それは良かった。じゃあ早速段取りとかの作業だな。」

/*/
ここでプロジェクト×(ぺけ)1話分に当たる
ストーリーが繰り広げられるが本筋から脱線しまくるので割愛。
代わりに鍋の国のミサ藩王と国民達の尽力により、冶金工場の食堂のメニューに鍋セットが加わる事になったとのみ、記したいと思う。
#鍋の国の皆さん、どうもありがとうございます。

/*/

この一件で勢いを得た政府一同は会議を行い、色々意見を出し合う。

・近所に銭湯や温泉を誘致して社員割引で利用できるように交渉する。
・給料は是非現金での手渡しで。
・労働基準の見直し。
・溶鉱炉を始めとした大型機械の関係で24時間操業になるだろうからそれを見据えた無理のない勤務体制の検討
・各種手当や祝い金等の充実
・冶金工場の調査や視察
・鉱毒を始めとした環境対策

「と、大体意見は出揃いましたかね?」
「うん、そうね。じゃあ作業分担してやっつけていくとしよう。」
「俺と那由他さん、うさぎさんで冶金工場の調査や視察、環境対策の案を」
「蘭堂さんとイズナは銭湯の誘致をお願いね。」
とテキパキ作業割り振りを始めるサターン藩王。
「福利厚生や各種手当は私と乃亜さんでやります。」と守上摂政
「じゃあそれでお願い。後、那由他さんとシュウマイさんで冶金工場について纏めたナニワタイムズの号外の作成もお願いね。」
「では問題なければこれで解散。各自頑張りましょう。」

おおー!と掛声一発、作業対応に走り始めるナニワ政府一同。

こうしてナニワアームズ政庁の夜は更けていく。


  [No.285] 【少し修正】工場用 ここまでの提出 投稿者:乃亜・クラウ・オコーネル  投稿日:2009/02/21(Sat) 22:55:42

冶金工場用 提出物

・画像【蛍石】と  解説【蛍石とは】  (※22日解説を微修正しました)
http://arktos.noor.jp/naniwa/wforum.cgi?no=230&reno=186&oya=5&mode=msgview

・画像【製鉄の様子】
http://arktos.noor.jp/naniwa/wforum.cgi?no=242&reno=234&oya=5&mode=msgview

・画像【精錬された金属の一部/アルミチップ】
http://arktos.noor.jp/naniwa/wforum.cgi?no=260&reno=242&oya=5&mode=msgview

・画像【精錬された金属の一部/銅塊】
http://arktos.noor.jp/naniwa/wforum.cgi?no=261&reno=242&oya=5&mode=msgview

・画像【明るい職場/食堂】  ※17日に湯気追加で微修正しています。
http://arktos.noor.jp/naniwa/wforum.cgi?no=270&reno=242&oya=5&mode=msgview

(すみません、他 作成遅れております。申し訳ありません)


#1にゃんにゃん=100円(・・か以前は300円)くらいだった気がします。(根拠がちょっと見つかりませんが・・)
#給与などの参考まで。


  [No.340] 追加絵【供花】 投稿者:乃亜・クラウ・オコーネル  投稿日:2009/03/13(Fri) 21:09:18
追加絵【供花】 (画像サイズ: 400×400 55kB)

『深く哀悼の意を表するとともに、
 ただ今は安らかに眠られることを祈るばかり。』


もしも使えるようでしたら、どこかに使ってやって下さい。
(冶金工場用に描いてみましたが、入れれそうな場所がなければ政策とかにでも・・)
#もう少し 大きいサイズ、小さいサイズあります。


  [No.286] 設定文(前半のみ) 投稿者:サターン  投稿日:2009/02/21(Sat) 23:57:19

#要点の地獄、奴隷のように働かされる、あたりを潰す内容想定
#労働内容については執筆中。
#22日のフェイズ進行までには、できるだけ間に合わせます。

#あと、内容的にまずそうなとこあれば修正いれるので指摘お願いします。

 冶金工場と鉱山の開発。独自の資源採掘と加工産業を足掛かりに、国を立て直す国家プロジェクトして打ち出されたこの施設は、国民たちに大きな不安の声で受け止められた。
国民たちの間には「公害垂れ流しの地獄のような環境で、奴隷のように働かされるのではないか」という噂が流れていた。
内戦から続く政府への不信感から、今回のプロジェクト自体が利益を優先し、国土と労働者への配慮を欠いたものになるのではないか、という不安が広がったのである。

 なぜそのような噂が広まったのか。理由は簡単だった。
広報不足である。

「なるほど。もともと、国民の生活安定が主目的ではじめてたのが、国家プロジェクトで産業復興するよってのを前面に出しすぎたと。
 んで、それが政府への不信と繋がって奴隷みたいな扱いされるってなったわけね」
「そういうことみたいです。
 他にも、冶金工場や鉱山を労役先に使おうって話がありましたが、それも噂の原因になったのではないかと」
「んー。そのあたり、もう一度、改めて国民に向けて説明したがよさそうね。
 お願いできる?」
「では、場所を手配します。草案の方はこちらで作りますので、当日はよろしくお願いしますね」
「ほへ?」
「いや、こういうことは偉い人が発表するもんでしょう、普通」

 かくして冶金工場の操業と、資源産業による産業復興についての説明会が行われた。
主な内容は以下の通りである。

 1:今回のプロジェクトは、資源産業による国内安定化を意図するものである
 2:その第一歩として国民の生活安定を目指すという目標があり、噂されているような奴隷的な扱いを行うことは一切ない
 3:懸念されている公害対策も、出来る限りの対策を行い、環境に配慮した運用を心がける
 4:冶金工場・鉱山での労働条件は、安心して働ける環境を目指し、福利厚生の充実をはかる

これらの説明にもって、説明会にやってきていた国民(そして説明会のTV・ラジオ中継を見た国民)に対して資源産業プロジェクトへの誤解払拭と、冶金工場を新しい就労先として利用してもらいたいという政府の意図説明が行われた。

 以下は説明会での藩王の声明の一部より抜粋したものである。

「ニューワールドにおいて、資源産出地はほとんどが帝国側にあり、資源産業についてのノウハウは共和国側にはほとんどありません。
 そんな状況で、いきなり鉱山を作り、冶金工場を建てても、すぐに大きな産業として成り立たせることは難しいと思っています。
 ですから資源産業の地盤となる施設を作り、それを利用してまずは国民の皆さんの生活の安定を図る。それから固めた地盤に少しずつ積み上げて、じっくり我が国ならではの産業を育てていければと考えています。
 冶金工場の操業はその大事な一歩目であり、地盤の要です。そこで国民や国土に負担をかけるようなやり方は、肝心の地盤をもろくするだけで、何の益もありません。懸念されている労働内容への不安、公害への不安は、実際に起こすことはなく、また起こさせないことを約束します」


  [No.287] 後半分 投稿者:サターン  投稿日:2009/02/22(Sun) 01:30:43

#とりあえずここまで。
#追加分あれば追加しますが、22日は朝から夜まで出かけるので、
#即時対応はできないかもです。(早ければ21時くらいに帰還予定)

#その他、誤字脱字などもあれば指摘お願いします。

○労働条件
 鉱山・冶金工場が作られた目的の一つに「国民の就労先となりえる」というものがあり、それを踏まえて労働福祉関係は他の同様施設よりも、よい労働条件が整えられている。

・労働時間
 まず、労働時間については「1日8時間または週48時間まで」(※1)を原則として適用された。
もともと重労働である上、坑道内の閉塞感の中での作業であることや、健康被害も懸念されたため、その原則を守ることが義務付けられた。
この原則を超えて労働を求められた場合、労働者にはこれを拒否する権利が発生し、本人が承諾した場合も、超過時間分の残業代はもちろん支払われる。(※2)
 また、冶金工場では溶鉱炉の温度を一定に保つ必要があるため、操業終了後も温度管理を行う夜勤組を含めた2交代制が取られた。

(※1)8時間中に休憩・食事時間で1時間が含まれる
(※2)事務職についても原則として同様の規定が設けられている

・健康対策
 鉱山・冶金工場での労働では、労働者への労働被害・健康被害を受ける可能性があるため、健康面への配慮も行われている。
作業の際には専用のマスク、ヘルメット、手袋、イヤーマフ等、所定の安全器具のほか、専用の作業服も支給され、それらの着用・装備が義務付けられている。
 それらの装備は一日の作業終了後に回収され、工場内の専用洗浄施設(※1)で洗浄が行われる。
作業服などに付着した金属粉末などを暴露・飛散させない公害対策でもあり、洗浄に使った水の排水も工場内排水と同様に無毒化した上で下水処理される。
 また、月1回の定期検診や朝礼時などに簡単な健康状態のチェック(※2)も欠かさず行われ、健康被害が認められた場合は、速やかに藩国立の市民病院で適切な治療を受けることができる。
その他、作業中の事故などで被害があった場合、医療費負担を軽減する労働保険制度も導入されている。

(※1)通称、洗濯場。
(※2)検診や健康状態チェックにかかる経費は、工場側が負担する。

・その他設備
 労働条件に関わるものとして工場内に二か所の設備がある。
食堂と公衆浴場である。

 食堂は労働者たちの憩いの場になることを目指して設計されており、工場内でもひと際明るく清潔感のあふれる内装で作られている。
メニューも豊富で、安く、早く、うまいものをたくさん、をモットーとするラインナップで労働の楽しみの一つとなることを目指して品揃えが考えられた。
 お勧めは本場、鍋の国から伝えられた特製鍋料理である。
工場経営の手本として鍋の国の工場を視察に行った際、担当者が強い感銘を受けたため、メニューに追加された。
ご当地の味を出せること、皆で鍋を囲めば士気があがること、そして何よりおいしいことがその理由である。
期待通り、特製鍋料理は一躍人気メニューとなり、冶金工場の名物として長く親しまれることとなった。

 もう一つの公衆浴場は労働者の健康への配慮と、公害対策の一環として作られた施設である。
労働者の体に付着した金属粉末などが暴露、飛散することによっても公害は発生する恐れがあった。
そのため、作業服の洗浄と合わせて労働者たち本人の洗浄も行う狙いで作られたのがこの公衆浴場である。
 公害への配慮は元より、作業員の心身両面のケアにも繋がるとして、作業終了後の入浴を義務付けられた他、就業時間外でも希望者は入浴することができるよう取り計らわれた。
 タオル・石鹸のレンタルあり。脱衣所に設置された自販機では「風呂上りにはコーヒー牛乳が一番」と人気である。


  [No.291] 設定文というか規定。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/02/22(Sun) 20:45:28

そんなわけで、規定です。
リアル規則を元にこれでもナニワの現状に合わせてだいぶ削ってあります。
でも、多分誰も読まねーと思うので、ここからさらに削ります。
メモ代わりに一旦投下。

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○パートタイマー就業規則
 
この規則でパートタイマーとは、所定の手続きを経て採用され、1日または1ヶ月の労働時間が社員より短い者をいう。

会社はパートタイマーを採用する場合、3年以内の期間を個別に定めて雇用契約を締結する。
さらに雇用契約を延長する必要がある場合は、個別に契約を更新する。
             
パートタイマーの所定労働時間は、1週40時間、1日8時間の範囲内で個別に雇用契約書において定める。
休憩については以下の基準に基づき個別に雇用契約書で定める。
  壱実働6時間を超える場合     45分
  弐実働8時間を超える場合     60分

休憩時間は会社が認めた場所で自由に利用することができる。ただし、休憩時間中であっても他に迷惑をかけるようなことをしてはならない。

休日は原則以下のとおりとし、その他の場合は個別に雇用契約書で定める。
  壱日曜日
  弐土曜日
  参ゴールデンウィーク休暇
  肆夏季休暇
  伍年末年始休暇
  陸その他会社が指定した日

満18歳未満の者には時間外労働、休日労働および深夜労働はさせない。

年次有給休暇を利用しようとする者は、所定の手続きにより原則として1週間前までに申し出なければならない。

服務にあたっては、以下の各号の事項を守らなければならない。
  壱会社の定める諸規定を守り、社内の規律秩序を維持すること。
  弐上司の指示命令に従って誠実に職務を遂行すること。
  参互いに力を合わせて職務を遂行すること。
  肆常に健康に留意し、明朗活発な態度で勤務すること。
  伍常に品位を保ち、会社の体面を汚すような言行を慎むこと。
  陸会社の施設と物品を大切に扱うこと。
  漆会社の機密事項を他に漏らさないこと。
  捌他の者に苦痛を与えること、また他の社員に不利益を与えたり、就業環境を害すことをしないこと。

遅刻、早退、休暇、欠勤の場合は、事前に所定の様式により、上司を通じて会社に届け出なければならない。
ただし、特別の事情がある場合には、事後の届出を認める。

定年は満60才とし、定年に達した日以降に訪れる初めての雇用契約満了日をもって、自然退職とする。なお、定年到達後の再雇用に関しては、別途定める協定による。

パートタイマーが以下の各号の一に該当するときは、退職とする。
  壱死亡したとき。
  弐契約期間が満了したとき。
  参退職申し出が承認されたとき。
  肆定年に達したとき。

パートタイマーが自己の都合により退職しようとするときは、少なくとも30日前までに文書により退職の申し出をしなければならない。

会社、、業務上の必要があるときは、職場もしくは職種を変更することがある。        

賃金の構成は、基本給、時間外勤務手当、通勤手当とする。
基本給は時間給もしくは日給によって定める。なお、その金額は、本人の職務、能力および経験等を勘案して個別の雇用契約書において定める。

1日において実働8時間を超える1時間につき、時間給の25%増の時間外勤務手当を支給する。

通勤するために、交通機関を利用した場合には通勤手当として、実費を支給する。ただし、上限は3万にゃんにゃんとする。

賃金は前月1日から前月末日までの期間について計算し、当月10日(その日が休日のときはその前日)に支払う。

パートタイマーが、法定休日に就業した場合には休日出勤手当、深夜に就業した場合には深夜手当を支給する。
パートタイマーに対しては、原則として賞与は支給しない。
パートタイマーに対しては、原則として退職金は支給しない。

パートタイマーは就業にあたり、安全および衛生に関する諸規則および作業心得を守るとともに、安全保持、災害防止および衛生に関し、必要な事項を守らなければならない。

パートタイマーが業務上負傷し、疾病にかかった場合は、政府の定
めるところにより補償する。


○育児・介護のためのフレックスタイム制に関する労使協定

従業員で小学校就学の始期に達するまでの子と同居し、養育する者または家族を介護する者のうち、会社に申し出た者に育児・介護のためのフレックスタイム制を適用する。

1日の標準労働時間は8時間とする。

コアタイムは、午前10時から午後3時までとする。ただし正午から午後1時までは休憩時間とする

フレキシブルタイムは以下のとおりとする。
  始業時間帯:午前8時から午前10時
 終業時間帯:午後3時から午後7時

清算期間中の実労働時間が総労働時間を超過したときは、会社は超過した時間に対して時間外割増賃金を支給する。

清算期間中の実労働時間が総労働時間に不足したときは、不足時間を次の清算期間にその法定労働時間の範囲内で繰り越すものとする。


○賞 与 規 程

賞与は原則として年2回、会社の業績と個人の成績を勘案して支給する。但し、原則として入社後6ヶ月を経過しない者については賞与を支給しない。

支給時期は原則として以下のとおりとする。但し、状況によっては支給時期を変更することがある。
  夏季賞与 毎年 7月上旬
  冬季賞与 毎年12月上旬

賞与を計算するにあたり、出勤率および実績評価等の計算対象期間は以下のとおりとする。
  夏季賞与 前年11月16日より 5月15 日までの半期
  冬季賞与    5月16日より11月15 日までの半期

各人の賞与の決定については以下の各号に定める事項を勘案して行う。
 壱資格等級、役職
 弐対象期間内の成績評価
 参対象期間内の出勤率
 肆その他特別の事項



○宿直勤務規程

この規程で宿直とは、会社の定める勤務要領により、仮眠をしながら、事業所内の定期的巡回・応急処置・物品の受け払い・施設・備品・書類その他の保全などの業務に従事することをいう。

宿直勤務中に前条の業務の基準を超え、または他の業務に従事したときは、その時間については時間外勤務を行ったものとする。

宿直の勤務時間は、以下のとおりとする。
  日直:常昼勤務の始業時から終業時まで
  宿直:常昼勤務の終業時から翌日の始業時まで

宿直の回数は月3回を限度とする。

宿直勤務を行った者には宿直勤務1回につき、3万にゃんにゃんを支給する。

○退 職 金 規 程
退職金は満3年以上勤務した社員が以下の各号の一に該当する事由により退職した場合に支給する。
  壱定年により退職したとき
  弐在職中死亡したとき
  参会社の都合により退職したとき
  肆私傷病により休職期間が満了したとき、または休職期間中退職を申し出て退職したとき
  伍前号のほか休職期間が満了し退職したとき
  陸私傷病により業務に耐えられないと会社が認めた場合の退職のとき
  漆自己の都合により退職したとき

2.この規程において会社都合退職とは第1号から第3号までをいう。
3.この規程において自己都合退職とは第4号から第7号までをいう。

計算の対象となる勤続年数は、入社日から起算し、退職の日までとする。これには試用期間を通算するが、就業規則に定める休職期間については通算しない。


計算上1年未満の端数月が生じた場合は、15日以上を1ケ月とし、月割計算を行なう。

在職中、特に功労があったと認められる社員に対して、退職金に特別功労金を加算して支給することがある。
支給額は、その都度その功労の程度を勘案して定める。

退職金の支給に際しては、支給を受ける者が会社に対して負う債務を控除する。

退職金は、退職または解雇の日から30日以内に通貨で直接、支給対象者にその全額を支払う。ただし、その者の同意がある場合は、その指定する金融機関口座への振込みまたは金融機関振出し小切手などの方法により支払う。

以下の各号の一に該当する者には、退職金を支給しない。ただし、事情により自己都合退職金支給額に相当する退職金を支給することがある。
  壱就業規則に定める懲戒規定に基づき懲戒解雇された者
  弐退職後、支給日までの間において在職中の行為につき懲戒解雇に相当する事由が発見された者

退職金の支給後に前項第2号に該当する事実が発見された場合は、会社は支給した退職金の返還を当該社員であった者または前条の遺族に求めることができる。

出向等社命により社員が社外業務に従事し、他社より退職金に相当する給付を受けた場合には、その者の退職金は、この規程により算定された退職金から当該給付に相当する額を控除して支給する。


○賃 金 規 程

賃金は、前月1日から起算し、前月末日を締め切りとした期間(以下、「賃金計算期間」という)について計算し、当月10日に支払う。ただし、当該支払日が休日の場合はその前日に支払うものとする。

前項の規定にかかわらず、以下の各号の一に該当するときは社員(第1号については、その遺族)の請求により、賃金支払日の前であっても既往の労働に対する賃金を支払う。
 壱社員が死亡したとき
 弐社員が退職し、または解雇されたとき
 参社員またはその収入によって生計を維持している者が結婚し、出産し、疾病にかかり、災害を被り、または社員の収入によって生計を維持している者が死亡したため臨時に費用を必要とするとき
 肆社員またはその収入によって生計を維持している者が、やむを得ない事由によって1週間以上帰郷するとき
 伍前各号のほか、やむを得ない事情があると会社が認めたとき

賃金は通貨で直接社員にその全額を支払う。

遅刻、早退または欠勤により、所定労働時間の全部または一部を休業した場合は、、その休業した時間に応じる賃金は支給しない。ただし、この規程または就業規則に別段の定めのある場合はこの限りでない。

賃金計算期間の中途に入社または退職した者に対する当該計算期間における賃金は、日割り支給するものとする。

原則として、就業規則に規定する休職期間中は賃金を支給しない。ただし、会社が特に必要と認めた場合は基本給の2分の1を限度として支給することがある。

会社の都合により社員を臨時に休業させる場合には、休業1日につき平均賃金の100分の60に相当する休業手当を支給する。

基本給は日給月給制とし、社員能力、経験、技能および職務内容などを総合的に勘案して各人ごとに決定する。

通勤に公共交通機関を利用する者は実費相当額の通勤手当を支給する。

所定労働時間を超え、かつ、法定労働時間を超えて労働した場合には、時間外労働割増賃金を、法定の休日に労働した場合には休日労働割増賃金を、深夜(午後10 時から午前5時までの間)に労働した場合には深夜労働割増賃金を、それぞれ支給する。

所定労働時間を超え、かつ法定労働時間を超えて労働した時間、または休日に労働した時間が深夜に及ぶ場合は、時間外労働割増賃金または休日労働割増賃金と深夜労働割増賃金を合計した割増賃金を支給する。


○育児・介護休業規程

育児のために休業する従業員であって、3歳に満たない子と同居し養育する者は、育児休業をすることができる。

育児休業をすることを希望する者は、原則として育児休業を開始しようとする日の1ヶ月前までに、育児休業申出書を総務部長に提出することにより、申し出るものとする。
なお、育児休業中の期間雇用者が労働契約を更新するに当たり、引き続き休業を希望する場合には、更新された労働契約期間の初日を育児休業開始予定日として、育児休業申出書により再度の申出を行うものとする。

申出は、特別の事情がない限り、一子につき1回限りとし、双子以上の場合もこれを一子とみなす。

会社は育児休業申出書を受け取るにあたり、必要最小限度の各種証明書の提出を求めることがある。

育児休業申出書が提出されたときは、会社は速やかに当該育児休業申出書を提出した者に対し、育児休業取扱通知書を交付する。

育児休業の期間は原則として、子が3歳に達するまでを限度として育児休業申出書に記載された期間とする。

従業員は、出産予定日より早く子が出生した場合および配偶者の死亡、病気等特別の事由がある場合には、休業開始予定日の1週間前までに申し出ることによって、休業開始予定日の繰上げ変更を、また育児休業を終了しようとする日の1ヶ月前までに申し出ることにより、休業終了予定日の繰り下げ変更を行なうことができる。


○介護休業制度
要介護状態にある家族を養育する従業員は、介護休業をすることができる。
  イ)入社1年以上の従業員
  ロ)介護休業開始予定日から起算して93日を経過する日(93日経過日)を超えて雇用が継続することが見込まれる者
  ハ)93日経過日から1年を経過する日までに契約期間が満了し、更新されないことが申出時点において既に明らかでないこと

この要介護状態にある家族とは、負傷、疾病または身体上もしくは精神上の障害により、2週間以上の期間に亘り、常時介護を必要とする状態にある以下の者をいう。
 壱配偶者
 弐父母
 参子
 肆配偶者の父母
 伍祖父母、兄弟姉妹または孫であって従業員が同居し、かつ扶養している者
 陸上記以外の家族で会社の認めた者

介護休業をすることを希望する者は、原則として介護休業を開始しようとする日の2週間前までに、介護休業申出書を提出することにより、申し出るものとする。
なお、介護休業中の期間雇用者が労働契約を更新するに当たり、引き続き休業を希望する場合には、更新された労働契約期間の初日を介護休業開始予定日として、介護休業申出書により再度の申出を行うものとする。

申出は特別の事情がない限り、対象家族1人につき、1要介護状態に至るごとに1回とする。

会社は介護休業申出書を受け取るにあたり、必要最小限度の各種証明書の提出を求めることがある。

介護休業申出書が提出されたときは、会社は速やかに当該介護休業申出書を提出した者に対し、介護休業取扱通知書を交付する。


介護休業の期間は、介護を必要とする者1人につき、原則として要介護状態に至るごとに1回、期間は通算して93日までの範囲内で、介護休業申出書に記載された期間とする。ただし、同一家族について介護短時間勤務(勤務時間の短縮等の措置)の適用を受けた場合は、その日数も通算して93日を経過する日までを原則とする。

従業員は介護休業期間変更申出書により、介護休業を終了しようとする日の2週間前までに申し出ることにより、介護休業終了予定日の繰下げ変更を行なうことができる。
この場合において、介護休業開始予定日から変更後の介護休業終了予定日までの期間は通算93日(異なる要介護状態について介護休業をしたことがある場合又は介護短時間勤務の適用を受けた場合は93日からその日数を控除した日数)の範囲を超えないことを原則とする。


○時間外労働の制限

小学校就学の始期に達するまでの子を養育する従業員が当該子を養育するため、または要介護状態にある家族を介護する従業員が当該家族を介護するために請求した場合には、就業規則の規定および時間外労働に関する協定に関わらず、事業の正常な運営に支障がある場合を除き、1ヶ月について24時間、1年について150時間を超えて時間外労働をさせることはない。

前項の定めに関わらず、以下の各号の一に該当する従業員は、育児のための時間外労働の制限を請求することはできない。また以下の第1号、第2号および第4号のいずれかに該当する従業員は、介護のための時間外労働の制限を請求することができない。
 壱日々雇用される者
 弐入社1年未満の従業員
 参配偶者(請求に係る子の親である者に限る)が以下のいずれにも該当する従業員
  イ)職業に就いていない者(育児休業その他の休業により就業していない者を含む)であること
  ロ)心身の状況が申出に係る子の養育をすることができる者であること
  ハ)6週間以内に出産予定でないか、または産後8週間以内でない者であること
  ニ)請求に係る子と同居している者であること
 肆1週間の所定労働日数が2日以下の従業員

請求しようとする者は、1回につき1ヶ月以上1年以内の期間(以下「制限期間」という)について、制限を開始しようとする日および制限を終了しようとする日を明らかにして、原則として制限開始予定日の1ヶ月前までに、育児・介護のための時間外労働制限請求書を提出しなければならない。

会社は時間外労働制限請求書を受け取るにあたり、必要最小限度の各種証明書の提出を求めることがある。

請求の日後に請求に係る子が出生したときは、時間外労働制限請求書を提出した者は、出生後2週間以内に時間外労働制限対象児出生届を提出しなければならない。


○深夜業の制限
小学校就学の始期に達するまでの子を養育する従業員が当該子を養育するため、または要介護状態にある家族を介護する従業員が当該家族を介護するために請求した場合には、就業規則の規定に関わらず、事業の正常な運営に支障がある場合を除き、午後10時から午前5時までの間(以下「深夜」という)に労働させることはない。

前項の定めに関わらず、以下の各号に定める従業員は深夜業の制限を請求することができない。
 壱日々雇用される者
 弐入社1年未満の従業員
 参請求に係る家族の16歳以上の同居の家族が以下のいずれにも該当する従業員
  イ)深夜において就業していない者(1ヶ月について深夜における就業が3日以下の者を含む)であること。
  ロ)心身の状況が申出に係る子の養育または家族の介護をすることができる者であること
  ハ)6週間以内に出産予定でないか、または産後8週間以内でない者であること
 肆1週間の所定労働日数が2日以下の従業員
 伍所定労働時間の全部が深夜にある従業員

請求しようとする者は、1回につき1ヶ月以上6ヶ月以内の期間について、制限を開始しようとする日および制限を終了しようとする日を明らかにして、原則として制限開始予定日の1ヶ月前までに、育児・介護のための深夜業制限請求書を提出しなければならない。

会社は深夜業制限請求書を受け取るにあたり、必要最小限度の各種証明書の提出を求めることがある。

請求の日後に請求に係る子が出生したときは、深夜業制限請求書を提出した者は、出生後2週間以内に深夜業制限対象児出生届を提出しなければならない。


制限期間中の給与については、別途定める賃金規程に基づき、時間給換算した額を基礎とした実労働時間分の基本給と諸手当を支給する。

深夜業の制限を受ける従業員に対して、会社は必要に応じて昼間勤務へ転換させることがある。

○勤務時間の短縮等の措置
従業員で小学校就学の始期に達するまでの子と同居し、養育する者は申し出ることによって、就業規則に定める所定労働時間について、午前9時から午後4時まで(うち休憩時間は正午から午後1時までの1時間とする)の6時間とすることができる。また1歳に満たない子を養育する女性従業員は、更に30分ずつ2回の育児時間を請求することができる。

請求しようとする者は、1回につき1ヶ月以上1年以内の期間について、短縮を開始しようとする日および短縮を終了しようとする日を明らかにして、原則として短縮開始予定日の1ヶ月前までに請求しなければならない。

本制度の適用を受ける間の給与については、別途定める賃金規程に基づき、時間給換算した額を基礎とした実労働時間分の基本給と諸手当を支給する。

賞与はその算定対象期間に本制度の適用を受ける場合においては、その期間に応じて減額を行なうものとする。

定期昇給および退職金の算定にあたっては、本制度の適用を受ける期間は通常の勤務をしているものとみなす。

要介護状態にある家族を介護する従業員は申し出ることによって、対象家族1人あたり通算93日間の範囲内を原則として、就業規則に定める所定労働時間について、午前9時から午後4時まで(うち休憩時間は
正午から午後1時までの1時間とする)の6時間とすることができる。ただし、同一家族について既に介護休業をした場合、または異なる要介護状態について介護短時間労働者の適用を受けた場合は、その日数も通算して93日間までの期間を原則とする。

申出をしようとする者は、1回につき、93日以内の期間について、短縮を開始しようとする日及び短縮を終了しようとする日を明らかにして、原則として、短縮開始予定日の2週間前までに、介護短時間勤務申出書により申し出なければならない。申出書が提出されたときは、会社は速やかに申出者に対し、介護短時間勤務取扱通知書を交付する。

本制度の適用を受ける間の給与については、別途定める賃金規程に基づき、時間給換算した額を基礎とした実労働時間分の基本給と諸手当を支給する。

賞与はその算定対象期間に本制度の適用を受ける場合においては、その期間に応じて減額を行なうものとする。

定期昇給および退職金の算定にあたっては、本制度の適用を受ける期間は通常の勤務をしているものとみなす。

育児・介護休業の期間については、基本給その他の月毎に支払われる給与は支給しない。

賞与については、その算定対象期間に育児・介護休業をした期間が含まれる場合には、出勤日数より日割りで計算した額を支給する。

定期昇給は育児・介護休業の期間中は行なわないものとし、育児・介護休業期間中に定期昇給日が到来した者については、復帰後に昇給させるものとする。

育児休業により給与が支払われない月における社会保険料については、育児休業等をした日の属する月から育児休業等が終了する日の翌日が属する月の前月まで免除される。ただし、育児休業期間前の産前6週間及び産後8週間の産前産後休暇中は免除されない。

介護休業により給与が支払われない月における社会保険料の被保険者負担分は、各月に会社が納付した額を翌月10日までに従業員に請求するものとし、従業員は会社が指定する日までに支払うものとする。

会社は3ヶ月以上の育児休業または1ヶ月以上の介護休業をする従業員で、休業期間中、職場復帰プログラムの受講を希望する者に同プログラムを実施する。

会社は別に定める職場復帰プログラム基本計画に沿って、当該従業員が休業をしている間、同プログラムを行なう。

同プログラムの実施に要する費用は会社が負担する。

育児・介護休業後の勤務は原則として、休業直前の部署および職務とする。

前項の定めに関わらず、本人の希望がある場合および組織の変更等やむを得ない事情がある場合には、部署および職務の変更を行なうことがある。この場合は育児休業終了予定日の1ヶ月前または介護休業終了予定日の2週間前までに正式に決定し通知する。

前項の事由が生じた場合、話し合いにより処遇を見直しすることがある。


  [No.292] 現在までのページ。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/02/23(Mon) 02:13:53

ホードーさんのゲーム用の説明文募集中。

http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/metallurgy/

まだ全部の設定文がそろってないので、ページ名とか決めれてません。
乃亜さんの材料イラストは、うさぎさんの設定文の所で使わせていただく予定でーす。


  [No.312] 冶金工場ゲーム用説明文 投稿者:サターン  投稿日:2009/03/03(Tue) 22:58:42

#工場見学ツアーゲームの説明文です。
#遅くなってすみません。

#修正点などあれば指摘していただくか、あるいはそのまま改編もOKです。

/*/

操業初期の冶金工場のイメージはあまり良くないものであったが、プロジェクト概要のプレゼンテーションを始めとした様々な働きによって、緩和されていった。
そのイメージアップ戦略の一つとして開発されたのが、このゲームである。

ジャバニーズのフライトシュミレーター、鉱石採掘シュミレーションを手掛けた『思考する筋肉』ことホードー氏の手によって制作されたこのゲームは、老若男女問わず楽しめる落ち物パズル形式のゲームである。
その落ち物ゲーム故の中毒性から、テストプレイ陣の反応は上々で、冶金工場のイメージアップに役立つと期待されていた。

【ナニワアームズ謹製ゲームシリーズ: 工場体験ツアー】
♯ここから直ZIP形式でダウンロードしていただきます。
♯ダウンロード完了後、適当な場所に解凍してください。
♯落ちてくる鉱石を回転する炉心を利用しながらうまく積み上げて、消していきましょう。
♯何度もプレイすると隠し要素が見つかるかも…?
♯詳しいルールはタイトル画面のゲーム説明を参照してください。
♯ゲームがうまく動かない場合は、こちらをご覧下さい >> 「.netのインストール」


  [No.357] 【冶金工場最終〆】3/21 21:00 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/03/20(Fri) 02:41:22

+ くがもば > そういえば今日から公休日なんでしょうか (3/19-11:48:48)
+ 芝村 > 新I=D出したら生産フェイズに入る予定だけど (3/19-11:50:02)

との事です。

22日までニューワールドはお休みですが、秘書官のHQチェック、工部の要点チェックを経て、さらに芝村さんに開示していただかなくては生産に間に合いませんので、21日を最終〆切りとさせて頂きます。(これでも間に合うか怪しいとは思いますが。このI=Dの開示と同時に開示されないと生産は難しいと思いますので・・・。)
現在作業を行っている方は、最終提出用の記事のアップをお願い致します。


  [No.360] SS最終版 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/03/21(Sat) 21:26:16

ちょっと遅れましたが、昼食中の会話の研修の話を修正しました。
特に問題が無ければこれが最終版という事でお願いします。

/*/−−−−−−−−−−−−−−−−−以下、SSです。

ショッピングモール”ちかにかもーる”にて

モール内をぶらぶら並んで歩く若者3人組。
「なあなあ知ってるか。最近建設されていた冶金工場がセプテントリオンっていう連中に悪用されていたらしいぜ。」
「知っている知っている。何でも地獄見たいな有様で公害とかも垂れ流しだったとか。」
こんな感じかなと思いを巡らせる3人組。

(ここに絵)

「こ、怖え・・。」
「うう、遠慮願いたいぜ。」
「で、でもまあ政府の関係者が現場に遭遇してセプテントリオンを追っ払ったって話だよな。」
「あ、そう言えばそうだったな。確か政府主導で調査や冶金工場の再建を行ったらしいけど。」
「実際の所、冶金工場ってどんな感じになるんだろうな?」
「うーーん。どんなんだろうな。親父たちは大昔にやっていた事もあるらしいけど。」
「お、噂をすればなんとやらだ。あそこにポスターとパンフレットが置いてあるぜ?」
と掲示板付近に貼られているポスターを指差す。
「お、なになに。ふーむ。なるほど。」(※詳しくは鉱脈の発見の下方にあるナニワタイムズ号外を参照)
「これは確かに悪くなさそうだが・・。」
「どう思うこれ?」
「うーん、話半分ってところじゃねえ?」
「暫く様子を見れば嘘か本当か分かるんじゃないか?」
「だよな。あ、俺お袋に買い物を頼まれてたんだ。じゃあこれで。」
「お、もうこんな時間かあ。じゃあまた来週でも」
「おう、またなあー。」
分かれて去っていく若者達。

翌日の朝、冶金工場前。
今日も爽やかな風が頬撫でる。

「・・・で。」

「「「なんでお前達が居るんだよ!!」」」パンフ片手にお互いを突っ込む3人組。

「お前、様子見っていってたじゃねえか。」
「いや、最近お袋が仕事を見つけろって五月蠅くてさあ。」
「お前も話半分って言ってただろ。」
「良く考えたら話半分でもおいしいし、嘘八百ならボイコットしてトンズラすればいいかなあと。」
「そういうお前はどうなんだよ?」
「事務方の仕事ならどこも一緒かなあって思ってさあ。」

 ・・・なんのかんの言いつつ、ナニワ国民も随分逞しくなったものである。

「ま、まああれだ。百聞は一見にしかずってことわざもあるしさ。」
「それだ。そうだよな。まずは自分の目で見ないと。」
「うん、いい事言った。じゃあ、行くとしようぜ。」
気を取り直して冶金工場へと向かう3人組。


昼過ぎ、冶金工場内の社員食堂にて

「よう、3人とも無事で何より。」
「だな。」
「腹減ったし、まずは飯にしようぜ。」
「何々、日替わり定食Aセット、Bセットに・・鍋?」
3人組が首を傾げていると
「いらっしゃい。それはうちの食堂イチオシの鍋セットだよ。
何と鍋の国特製の鍋料理が手軽な値段で味わえるんだ。」
と自信満々の食堂のおばちゃん。
「へー、あの鍋の国の鍋料理か。旨そうだな。おばちゃん、一つ頂戴。」
「あ、俺も俺も。」「俺にも1つよろしく。」
「はいよー。鍋セット3人前ね。まいどありー。」



食卓について鍋セットを前に頂きますと手を合わせる3人。
「おお、結構具だくさんだな。ん、よく味が染みてる。」
「はふはふ。うん、いけるいける。」
「ちょっと熱いけど、スタミナつきそうだな。」
氷が浮かんだお冷を片手に舌鼓を打つ。

「(鍋の具を頬張る)ほふほふ。そう言えばお前は確か鉱山の採掘部門だったよな。どうだった?」
「うん、流石に結構重労働だけど、その辺は建築とか土木工事とかと一緒だな。」
「粉塵対策とかでマスクとかの装備一式も貸与されるんでちょっと暑苦しい以外は結構大丈夫そうだ。」
「(もぐもぐ)ふんじぃん?」
「そう、粉塵。何でもちゃんとマスクとかで対策しとかないと呼吸器障害を起こしたりするらしいんだよ。新人向けの公害研修で説明してたぜ。」
「ああ、そう言えば俺の方の部署でも午後から研修があるって言ってたな。」ずずっと汁を飲むとだしの風味が口にいっぱいに広がる。
「だろ?確か新入社員は部署に関わらず一定期間は鉱毒を始めとした鉱山・冶金特有の健康問題や環境問題を取り上げた研修があるんだってさ。色々ある規則や作業手順とかが何で決められているかもそれで分かるって言ってたな。」
「ふむ。なら俺も後で習うんだろうな。おっと、話の腰を折って悪かったな。それで他には?」
「あ、そうそう。後、俺達みたいにハードワークな部署は複数チームでのローテーション制らしいぞ。」
「明日はそれで俺のチームはお休みなんだって。」
「ふーん。(もぐもぐ)そうなのか。そう言えば俺は工場内勤務だったんだけどよ。
思ったより肉体労働の比率は少なめだったな。」
「あれ?そうなのか?意外だな。」
「大体焼けた鉄とかの運搬や加工はベルトコンベアや機械とかで自動的に運搬されたりしててな、
どちらかというとそういう機械操作が多めの職場だな。」
「後、安全規則とか色々覚えたりで手先の器用さとか飲み込みの早いやつ向きな印象。
あ、フォークリフトとかでの重量物の運搬とかあったからそういうの得意な奴も重宝されていたな。」
「事務の方はどうだった?」
「うん、事務の方は管理する従業員の数が少し多い以外は普通の事務職と一緒だな。この辺はどこも一緒だな。まだ始まったばっかりで結構忙しけど。」
「なるほどなあ。どこもボチボチってところかあ。」ごちそうさまと箸をおく。
「だな。」同じく箸をおく。
「まあもう一頑張りだな。おばちゃん、お替りお願いね。」空の鍋を掲げる
「「お前良く食うな!」」
「へへへー。気にすんな。」

夜、仕事終了後

カッポーンという音がなりそうなぐらい大きめの銭湯。

ゴシゴシゴシと横に並んでタオルで背中を洗う3人組

シャワーで石鹸を洗い流す。

どっこいしょと広い湯船に浸かり、ふーっと3人仲良く一息付く。

ごくごくごく、と更衣室で腰に手をやりコーヒー牛乳やフルーツ牛乳などの入った瓶を口に付け美味そうに喉を鳴らす。
「ぷはー、生き返るー。」
「何かオヤジ臭いぞ。とは言え、体を思いっきり動かした後の銭湯は中々だよな。」
「このところ溜まっていた鬱憤がパーっと晴れた感じだ。体を動かすのも結構悪くないもんだな。」
「で結局、仕事どうする?」
「うーん、俺は継続で様子見だな。」
「俺も俺も。」
「なら今度、初任給入ったらどっか飲みに行こうぜ。」
「お、いいね。」
「じゃあ、まずは給与日目指して頑張ろうぜ!」
「「おー!!」」

/*/

一ヶ月後、初任給の日。
いよいよ待ちにまった給与日だ。目の前には上司が立っている。

「はい、今日も一日勤務お疲れ様でした。これは今月分の給料です。どうぞ。」
と上司から給与袋を手渡される。
紙幣で膨らんだ袋の厚みを感じる。
早速、給与袋の中を覗く若者

お、紙幣がひいふうみい・・結構あるな、しかも全部ピン札だ!

一枚を抜き取ってしげしげと眺める。

これが俺が一ヶ月間汗を流して働いて稼いだお金かあ。
お袋から貰う小遣いとは何か違うな。同じお金なのに別モノみたいだ。

/*/

同日、工場からの帰り道

ほくほく顔で歩く3人組。夜間の冷え込みもなんのそのといった感じである。

「給料、結構貰えたなあ。」
「ああ。これでもうお袋にニートだのプー太郎だの言わせないぜ!」ガッツポーズ
「じゃあ明日は休みだし、約束通り軽く初任給祝いで飲みに行くか。」
「だな。行こう行こう。」「異議なーし。」

こうしてナニワアームズの夜は今日も更けていくのであった。


〜舞台裏〜

時は遡ること、鉱脈の発見の直後。毎度お馴染み?ナニワアームズ政庁の休憩所の一角。
鉱脈の発見に喜ぶナニワ政府一同。
・・・だったのだがその後にセプテントリオンの暗躍が判明、追い払う事には成功するものの、かなり深刻な状況であった事が分かり、冷や水を浴びせかけられた形になった。
惨状を思うと尻尾は垂れ、耳はペタンと伏せてしまうのであった。
平たくいってションボリである。

とは言え、いつまでも落ち込んでいるわけにもいかなかった。
それで事態が改善される事は無いからである。

過去を振り返り、悼む事はできても後に戻る事はできない。
少なくとも猫の足は前に進む為にある。
悲しみを少しでも和らげるには前に進むしかないのである。
1歩後れを取ったのなら、さらに2歩前進するまで。
そして冶金工場での後れは冶金工場で取り戻す。

また感情的な要因の他に現実的な側面からも冶金工場は必要であると判断された。
慢性的な資源不足である共和国に資源を提供する事で外貨を呼び込み、流通を活性化させる事と
資源で得た利益を冶金工場を通して国民に還元する事で労働に対する対価をお給料として明確に示し、
国民に労働のやりがいを実感して貰う事が重要と判断した為である。

こうして復興の第一歩として冶金工場の再建が政府一同総出で試みられる事となった。

「まずはセプテントリオンによる悪影響を払拭すると共に冶金工場の業務形態を全体的に見直します。」と守上摂政
「例えば冶金工場での仕事で従業員が疲れきってしまっては駄目です。そこで福利厚生を充実させましょう。」
「じゃあ鍋の国のお鍋が社員食堂で食べられるとかはどうだ?美味しくて栄養満点らしい。」と乃亜
「おお、いいですね。藩王どうです?」と蘭堂
「ん。鍋の国の藩王のミサさんに許可を今貰ったところ。」ホットラインの受話器を置くサターン藩王。
「おおー、それは良かった。じゃあ早速段取りとかの作業だな。」
といそいそと行動を開始する乃亜を始めとしたナニワ一同。

/*/
ここでプロジェクト×(ぺけ)1話分に当たる
ストーリーが繰り広げられるが本筋から脱線しまくるので割愛。
代わりに鍋の国のミサ藩王と国民達の尽力により、冶金工場の食堂のメニューに鍋セットが加わる事になったとのみ、記したいと思う。
#鍋の国の皆さん、どうもありがとうございます。

/*/

この一件で勢いを得た政府一同は連日会議を行い、色々意見を出し合う。

・近所に銭湯や温泉を誘致して社員割引で利用できるように交渉する。
・給料は是非現金での手渡しで。
・労働基準の見直し。
・溶鉱炉を始めとした大型機械の関係で24時間操業になるだろうからそれを見据えた無理のない勤務体制の検討
・各種手当や祝い金等の充実
・冶金工場の調査や視察
・鉱毒を始めとした環境対策

「と、大体意見は出揃いましたかね?」
「うん、そうね。じゃあ作業分担してやっつけていくとしよう。」
「俺と那由他さん、うさぎさんで冶金工場の調査や視察、環境対策の案を」
「蘭堂さんとイズナは銭湯の誘致をお願いね。」
とテキパキ作業割り振りを始めるサターン藩王。
「福利厚生や各種手当は僕と乃亜さんでやります。」と守上摂政。
「じゃあそれでお願い。後、那由他さんとシュウマイさんで冶金工場について纏めたナニワタイムズの号外の作成もお願いね。」
「では問題なければこれで解散。各自頑張りましょう。」

おおー!と掛声一発、作業対応に走り始めるナニワ政府一同。

こうしてナニワアームズ政庁の夜は更けていく。


  [No.361] お疲れ様ですー。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/03/22(Sun) 00:17:31

お疲れ様でした。
最終版ありがとうございました。

途中でいろいろ追加をお願いしてすみませんでしたー。


  [No.362] 設定文修正 投稿者:サターン  投稿日:2009/03/22(Sun) 01:16:18

だいぶ遅くなってすいません。
設定文修正版です。
たぶんひどい文章になってる思うので、入れる入れないそのものも判断任せます。
修正必要だったら適時してもらって構いません。


/*/

 冶金工場と鉱山の開発。独自の資源採掘と加工産業を足掛かりに、国を立て直す国家プロジェクトして

設立されたこの施設は、国民たちに大きな不安の声で受け止められた。
国民たちの間には「公害垂れ流しの地獄のような環境で、奴隷のように働かされるのではないか」という

噂が流れていた。
内戦から続く政府への不信感から、今回のプロジェクト自体が利益を優先し、国土と労働者への配慮を欠

いたものになるのではないか、という不安が広がったのである。

 また、セプテントリオンの介入により、冶金工場周辺で薬物汚染が発生。
鉱山・冶金工場への国民感情をさらに悪化が必至と考えられていた。

「ひどい状態だな。まったく」
「……。どうしますか?」
「方針は変わらず。指摘されてた国民への周知徹底不足を補うための説明会を行う。今回の事件へのフォ

ローも含める方向で修正かける」

 国民が抱いた不安。その原因の一端に広報不足があったためではないか、という指摘があった。
内戦からの不信をぬぐい着れないまま、プロジェクトによる国家の利益が強調された広報の結果、国民に

はどのような利益があるのか?
それが明確になされないまま話が広がったのが原因ではないか、ということである。

 かくして冶金工場の操業と、資源産業による産業復興についての説明会が行われた。
主な内容は以下の通りである。

 1:今回のプロジェクトは、資源産業による国内安定化を意図するものである
 2:その第一歩として国民の生活安定を目指すという目標があり、噂されているような奴隷的な扱いを

行うことは一切ない
 3:懸念されている公害対策も、出来る限りの対策を行い、環境に配慮した運用を心がける
 4:冶金工場・鉱山での労働条件は、安心して働ける環境を目指し、福利厚生の充実をはかる

これらの説明をもって、説明会にやってきていた国民(そして説明会のTV・ラジオ中継を見た国民)に対

して政府の意図説明が行われた。
それは資源産業プロジェクトへの誤解払拭、冶金工場を新しい就労先として利用してもらいたいという政

府方針を明確にするものであった。

 また、冶金工場でのテロについても触れ、今回のテロ被害により亡くなった人々に哀悼の意を示すとと

もに、このような被害を二度と出さないよう施設・運営・環境面での配慮なども改め見直すことも述べら

れた。

 以下は説明会での藩王の声明の一部より抜粋したものである。

「ニューワールドにおいて、資源産出地はほとんどが帝国側にあり、資源産業についてのノウハウは共和

国側にはほとんどありません。
 そんな状況で、いきなり鉱山を作り、冶金工場を建てても、すぐに大きな産業として成り立たせること

は難しいと思っています。
 ですから資源産業の地盤となる施設を作り、それを利用してまずは国民の皆さんの生活の安定を図る。

それから固めた地盤に少しずつ積み上げて、じっくり我が国ならではの産業を育てていければと考えてい

ます。
 冶金工場の操業はその大事な一歩目であり、地盤の要です。そこで国民や国土に負担をかけるようなや

り方は、肝心の地盤をもろくするだけで、何の益もありません。懸念されている労働内容への不安、公害

への不安は、実際に起こすことはなく、また起こさせないよう運営していくことを約束します」


  [No.335] 【砂漠の騎士】 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/03/12(Thu) 21:32:38

現在作業開始しています。
方向性としては、”砂漠の騎士=サウドさん”のイメージで肉体的な強化ではなく、精神的な方向で表現をしてみたいと考えています。
騎士の称号は他人に与えられるものでなく、子供も大人も老人も関係ない、自然とそう呼ばれ尊敬される。
そういうアイドレスだといいなと思います。(最悪PLが着用できなくてもそれはそれで!)(それぐらいのものを目指したいかな。)
”人間の形質を最後まで守ること” これを念頭にも置いています。
貧しくても胸を張って最後まで着れるアイドレスだといいなぁ。


作業にかかれる方は、順次作業を開始してください。
SSや設定文も短くてもOKなので(むしろ今回はページの長さが決まってるので設定文長く出来なかったり。)、できるだけ全員参加してくれるとありがたいです。

L:パイロット = {
 t:名称 = パイロット(職業)
 t:要点 = パイロットスーツ,マフラー
 t:周辺環境 = 飛行場

L:名パイロット = {
 t:名称 = 名パイロット(職業)
 t:要点 = 略帽,イエロージャンパー,航空用腕時計
 t:周辺環境 = コクピット

L:砂漠の騎士 = {
 t:名称 = 砂漠の騎士(職業)
 t:要点 = 鋭いまなざし,ゆったりとした服,曲がった剣
 t:周辺環境 = 砂漠


http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/desert/
ちなみに土台はこんな感じになってます。


  [No.347] 作業開始してます。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/03/16(Mon) 21:28:19

L:砂漠の騎士 = {
 t:名称 = 砂漠の騎士(職業)
 t:要点 = 鋭いまなざし,ゆったりとした服,曲がった剣
 t:周辺環境 = 砂漠

砂漠が出来たのでアップ。
要点のイラストこれから描きます。

http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/desert/


  [No.353] 作業してもいいですか? 投稿者:真輝  投稿日:2009/03/18(Wed) 00:50:28

ざっとですが、よろしければ何かしら作業させてもらえれば幸いです。

とりあえず、今のイメージについて大雑把に。

・むかしむかし
 → 国が出来る前、キャラバン時代、騎乗したキャラバン護衛
 → 旅から旅で人とのつながりを経て、その心は分け隔てなく人々を守る、いつしか砂漠の騎士と呼ばれるように
 → ナニワ商人的にも人を助ければ繋がりが出来て商売の種が増えるかもと思いつつ、良心に従い出来るだけ手を伸ばす感じ
 → 砂漠の騎士の誓い(いまの祭典に絡ませたい?)、国是の原型が出来る
 → #パイロット=騎士、歩兵=兵士と当てはめてみる?
 → #かつての助けれる人々をたすける国是って、原文どんなんでしたっけ?

・むかし
 → ナニワ黎明期(出来立て?)、地下の開発で騎乗はせず歩兵の時代、騎士の呼び名は騎士号
 → #ここでパイロットのみならず歩兵にも心としての浸透?
 → 怪獣とかとの遭遇、人々の護衛、一部怪獣の家畜化に伴いスプリンターによる騎乗の時代復活

・いま
 → 技術開発とパイロット、歩兵の時代、しかし過去より騎士の心は歩兵、パイロットの根底に有り
 → 苦境の時代に忘れられていく騎士の心、苦しい今だからこそ騎士の心を取り戻す!
 → 新型ジャバニーズを乗騎とみたて砂漠の騎士の復活
 → #なにか(秘密の)祭典チックにできればカッコいいなぁ、FSSのL.E.Dお披露目みたく


ざっくりと3部構成な感じで考えています。
むかしむかし → ひらがなでおとぎ話チックに?
むかし → 中間くらい、感じ少な目
いま → 普通の文
それぞれイメージしています。
どうでしょうか?
あれです、技量がついて来るかはまた別ですが(汗


  [No.356] お疲れ様でーす 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/03/18(Wed) 21:28:36

作業の立候補有難うございます。

詳細のすりあわせをしたいと思いますので、お暇な時にメッセお願い致しますー。


  [No.436] 【次期主力機の開発】 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/04/14(Tue) 02:37:44

こちらへどうぞー。お願いします。

>要点

L:次期共和国主力機の開発 = {
 t:名称 = 次期共和国主力機の開発(イベント)
 t:要点 = 試作機に似た,I=D,漆黒の
 t:周辺環境 = 絶望の闇


  [No.437] すーまい工房 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/14(Tue) 02:42:19

乃亜さんい感謝しつつ

どうなるかは分かりませんが
以下に書いたり描いたりした設定案をあげときます。


  [No.438] 妄想テキスト 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/14(Tue) 02:50:29

設定などがきまってなかったので
とりあえず好き勝手ロマンを詰め込んでみました。


--------------------------------------------------------



 【 次期主力うんたら案 】

一般性?とかはよく分からないので
ベースをシンプル(ナニワ基準)にして、
使用者によって特色が出やすい感じに考えてみました。

ベースとなる機体(ジャバミーズ)自体が完成された機体なので
基本そのままで、個々のスペック(機体性能)の底上げした感じに
なるんじゃねぇかと考えました。


加えて、以下は思いついた面白そうな+α案です。



■マルチウェポン(オプション式)
 
 ・高い機体性能故、武器によって
  近・中・遠距離何れの戦闘も可能。

 ・ただし機体性能維持のため、装備は一つに限定される。
  そこで、戦闘用途、及びパイロットの趣向によって武器を選択する。


  ○武器案
  
   【近接】
    半径50M(推測)内で(多分)最高レベルの機動力を生かして戦います。
     
     ・ドリル ・・・両手にドリルを装備して戦います。
     ・太刀  ・・・あるいはソード。一刀両断!      
     ・スラッシャー(?) ・・・両腕の外側に刃を取り付け
                   すれ違いザマに切り裂きます。
     ・小型銃器(拳銃?) ・・・せっかく素早く動けるのでガンカタをw
                   近・中距離どちらでも戦う事ができ、
                   使いこなせば白兵同士なら絶対負けない!多分!

   【中距離】
    ジャバミーズ愛用者にオススメ  

     ・ビーム砲 ・・・ジャバミーズと同じもの。ただしエネルギー効率・重量が
              軽減された改良型。
   
   【遠距離】
    遠距離同士ならば、大概の攻撃は回避できる?かも
  
     ・ビーム砲(ロングバレル) ・・・長距離使用のジャバ砲。狙撃も可能



※標準装備です。加えてガンカタ(銃拳格闘術?)をデフォルトでいれておきたいなぁー 趣味で。

■戦術学習システム

 ・普通にあるきもしますが、あえて明記。
 ・それぞれの国には特化した戦闘アイドレスがあると思います。
  その技術を学習させることによっってI=Dでも実用できるようになります。

 ・通常機体よりも、反応速度と敏捷力にすぐれたジャバ機体ならこそ
  より高い精度で再現・実行することができるはず。 
       


ゲーム機本体みたいな説明書っぽいページにすると面白いナァと想いました。
取り扱い方、注意事項とか。

あと、機体ごとにシリアルナンバー(表向き用・裏用の二種類)が入っていて
ナニワではどの国がどの機体を保有しているかきろくしてあるのです。
なので、盗難されて使用されてもどこの国の機体なのかすぐ分かるという寸法です。
さらに、表向き用のシリアルを削っても裏コード(ナニワ技術者にしか読めない+みつけられない)
があるという二段構えというスンポーです。


--------------------------------------------------------

※ガンカタは白兵ジャバでやりなさいとお母さんに言われました。


  [No.444] 補足 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/14(Tue) 03:03:43
補足 (画像サイズ: 500×718 41kB)

絵にしてみました。


  [No.439] ラフ1−1 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/14(Tue) 02:52:06
ラフ1−1 (画像サイズ: 500×514 35kB)

とりあえず描いてみたシリーズ


  [No.440] ラフ1−2 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/14(Tue) 02:55:05
 ラフ1−2 (画像サイズ: 450×562 45kB)

その2です。


  [No.441] ラフ2 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/14(Tue) 02:57:47
ラフ2 (画像サイズ: 500×400 47kB)

すっごく白いよ!


  [No.442] ラフ3 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/14(Tue) 03:00:12
ラフ3 (画像サイズ: 400×500 46kB)

グリーンデイ


  [No.443] ラフ4 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/14(Tue) 03:02:21
ラフ4 (画像サイズ: 417×600 44kB)

ラフというか試し描き的なラクガキです。


  [No.450] ラフ5 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/16(Thu) 00:13:06
ラフ5 (画像サイズ: 500×540 82kB)

ツインビーム砲。(小型のつもりですがちとでかい?)
白兵(できるかしらんが中距離)用

ジャバ砲に比べて、一丁辺り
 ・重量・威力×0.6倍
 ・連射力↑↑


なイメージで描きましたっ。


  [No.452] ラフ6 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/17(Fri) 00:22:28
ラフ6 (画像サイズ: 458×550 113kB)

バックパック・アップ


  [No.479] ラフ7 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/04/24(Fri) 22:36:52
ラフ7 (画像サイズ: 500×370 34kB)

滑空用のはね考え中。

ブルーブルー


  [No.508] ラフ8 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/05/07(Thu) 23:55:38
ラフ8 (画像サイズ: 500×362 38kB)

漆黒だと・・・!?


  [No.641] ラフ9 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/06/14(Sun) 02:40:50
ラフ9 (画像サイズ: 550×482 93kB)

しゃきーん☆


  [No.642] ラフ9_2 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/06/14(Sun) 04:04:52
ラフ9_2 (画像サイズ: 550×482 100kB)

どばぁーん☆


  [No.643] Re: ラフ9_2 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/06/16(Tue) 01:09:51

おー。かっこいい〜。
さらに速くなりそうな感じですね。


#要点は黒くても、実際の機体は白くてもいいと思うんだ・・・。


  [No.644] ラフ10 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/06/17(Wed) 04:52:18
ラフ10 (画像サイズ: 600×407 87kB)

F. silvestris


  [No.645] 改訂 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/06/18(Thu) 00:50:57
改訂 (画像サイズ: 600×407 79kB)

というか補修。


  [No.657] Re: 改訂 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/06/19(Fri) 01:15:58

やっぱり白が良いですなぁw きれいー。


  [No.658] Re: 改訂 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/06/20(Sat) 01:28:03

おお、すらっとしていて格好良いです。
白の方が速そうな感じで良いですな。


  [No.677] 閑話休題 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/07/01(Wed) 09:39:30
閑話休題 (画像サイズ: 300×246 14kB)

7月は忙しい予感がするので
なにかあれば早めにお願いしますー。


  [No.682] Re: 閑話休題 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/07/02(Thu) 22:33:40

かわういですー  じたばた・・!

#国民さんの期待が高まってます・・・!


  [No.445] Re: 【次期主力機の開発】 投稿者:うさぎ  投稿日:2009/04/14(Tue) 12:31:06

ナニワアームズ商藩国のI=D開発室の歴史は長い。
公式文書にその前身となる機関の名前が現れたのは2007/01/09の事、第1ターン目、イベントナンバーナンバーで言うとイベント07戦時動員開始の頃の話である。
当時の公文書からその記述を抜粋してみよう。

戦時法適応に伴い、I=D工場の隅っこにみかん箱が3つ並べられていた。その隣にはダンボールで『臨時I=Dデザイン室・ぼくのかんがえたアイドレス』と書かれている。

そこっ、かわいそうな物を見る目でこっちを見ない。
当時からナニワアームズの財政は逼迫しており現在のような設計設備を使う事は出来ず、強度計算も図面作成も手作業で行われていた。
流石にデスクがみかん箱と言うのはアイディア出しの場所がそうなっているのだと信じたい。
(当時天領で書類仕事をしていた為、現場に立ち会っていない筆者)
このダンボール製のプレートは今も藩王のデスクのある天井部分に掛かっている。
臨時の部分が二重線で取り消されたのと保存の為にラミネート加工されている他は汚い字で書かれたそのままを使っている。

:*:*:

ようこそ、私のデスクへ。
このコーヒーは入れたてだから、まず飲んでリラックスして欲しい。
次期主力機開発と言う事でブレインストーミング的にアイディアを出せないかと書き込みを始めることにしたよ。
そんな訳で泡沫のアイディアレベルの事を落としておくね。
次書き込めるのはのっていつだろうね?
(ちょっとリアルが忙しいのと桜花粉で夜はバタンキューのうさぎ)
昼からまた職安行って来るから相変わらず予定は未定だよ。

☆はじめに
イグドラシルは深いところまで掘ると副作用がでかいそうなので今まで無かったアイディアを取り込んだ機体に仕上げる事を優先したい。
[No.435]参照
ジャバニーズは単機で戦果を上げる事を目指したのではなく、あくまで強行偵察の後包囲効果/挟撃効果を取に行く事をコンセプトに作られたものなので設定担当のデザイナー的に設計通り。
「攻撃可能距離を間違っただけ」と言うコメントをもらったそうだがそんな事は無い。
白兵距離や近距離での戦闘では誤射問題を内包し始める為包囲効果を取れるか微妙だと思ったからこの攻撃距離を選択しただけだ。
(失敗だったのは敏捷が32にもなるとは想像もしていなかった点。こっちの失敗は認める。4機で34くらい?ありえんw)
この事を踏まえた上で破格なコストと機動を別の用途に使える機体を作る事を考えたい。
(「へー」「はいはい」とか言ってるみんなの前で、うさぎがホワイトボードを叩きながら顔を真っ赤にさせて「間違ってないっ!」とか言ってる絵が欲しいですw)

プラン1:ジャバニーズ・ブレード(テッカマン見たいな名前になった・あくまで仮称)
白兵戦用ジャバニーズ←ジャバニーズは基本高機動で軽い機体の為に威力に疑問。
体当たりならウエイトのハンディを克服できる可能性あり(当り負けなければ)
・ブレード突撃(質量と突撃力を利用して相手の側面を機体側面のブレード部分で抉る。モリガンのシャドウブレード)
 下手を打つと当り負けて死亡。
 ジャバニーズの質量とバーニア出力を攻撃に全部使える。

プラン2
狙撃用ジャバニーズ:ジャバニーズ・スナイパー(仮)
狙撃機体と言う事を考えると突っ込む事を考える必要が無い→機動力を捨てて必要な要素を展開スピード一本に絞れる。(コスト減の可能性)
AR18で展開をはじめて周りが動き出す時点までに相手の指揮官機に対する打撃と包囲効果を取れそうなところまで移動を終えることでアドバンテージを狙う。
発想として標的を絞り込む事によって攻撃回数の低下を補う事にする。
避ける事を考えずに済む分センサー系、新型スコープ開発が必要。←アイディア無し
広く展開できる分電子戦用のアンテナの役割を持つ事が出来る可能性。どっか技術供与してもらえないだろうか?(聯合国の中でそんな技術持っている国とかってない?)

シューマイさんのマルチウエッポン式について考えてみる。
武器の開発コストと言うものも考慮するべきでありバックヤードに並べる武装の事も考えてやはり一本化が必要だと思われる。
考慮するなら治安装備・近接装備・狙撃装備くらいまで絞りたい。(コスト対策)
中距離用は既存機(ジャニタン)があるのでそちらに任せる。
F90のハードポイントシステムじゃないけど換装できるようにすると確かに運用用途は跳ね上がるかもしれない。
(評価13+αとはいえIDを治安維持に使えるのなら心強い国は確かに出てくると思うBRアデリーみたいな装備を考えてみるか?)

コスト対策:ジャバニーズの強味の一つ。燃料5資源1は対費用効果を考えると破格。これを共和国が使えるだけでみんなかなり楽になるんじゃないだろうか?優先的に守りたい事項の一つ。
技術問題:特殊装甲、繊維強化プラスチックと通常装甲材の3重構造とか「お前のところじゃないと作れんわボケ」とか言われそうな技術がふんだんに投入されている為共通規格としてはその辺の緩衝設定も考える必要がある。
筋電位伝達パワーアシストは大統領に放出しているので(したんだよね?)考慮から外すとして技術流出や、それに伴うナニワの装甲材産業への影響を考えながら共和国主力の製作を考えたいと思う。


  [No.602] 共和国開発会議のまとめ 投稿者:サターン  投稿日:2009/05/29(Fri) 01:33:49

先週あった共和国開発会議の要点まとめてだすよー。

●機体の共通機化について
・現状、鍋・ナニワ・akiharu国の3国から共通機化前提の機体開発プランが出ている
・運用国(パイロット保有国)の様子みるに、共通機を主力で使う国はあまりない
・大統領府にも3機全部を共通機化するほどの予算はない
 ↓
○共通機化できるのは1機が限度。最悪、全部ライセンス生産もありうる。

●求められる性能について
・汎用機ばっかりではだめ。特徴はばらけさせてほしい
#たんに汎用機欲しいって声が過去多かったので、それに沿ってなんか汎用機作る流れになってただけという
#うちとしては基本のジャバの継承で進めてるんで問題ねぇかと

●そこらへん踏まえてジャバ後継機の要求性能(現状案)
#一般性能要求が出てないので、質疑次第では変わりますが

・陸、宇対応
#基本コンセプトがジャバと変わらないのでまぁ普通にとれるはず
・遠距離攻撃可能(マスト)
#武器改良でおk
・近距離攻撃可能(できれば欲しい)
#ビームガンに連装短距離レーザーでもつければおk。
#バーニア増設したので敏捷にもそこまで影響ないはず。
・敏捷による防御(マスト)
#基本コンセプトがジャバと変わらな(ry
・人機、出撃消費はできるだけ据え置きか抑える
#武装が増えたりするので未知数だが、できるだけ少なめにしてコスト低め目指す
・派生等で一撃離脱、またはそれに準ずるものが欲しい
#一撃離脱があれば戦術、特に宇宙戦は一変するのでぜひとも狙いたいところ。
#ただ、前例が蒼龍とかしかないので、芝村さんに相談必要とは思います。

・宇宙用白兵突撃可能なオプションを装備
#一撃離脱の副案。両方あるとさらにいいけど、最悪、どっちかあれば問題ないとも。
#大型ブースターにビームラムとかついたのをオプションでつければいけんかな? とか考えてます。
#まぁ、こちらも芝村さんに相談してからで。

なお、一般性能要求ないこととか、今作っても設定的に大丈夫なのかとかは別途質疑


  [No.698] Re: 【次期主力機の開発】 投稿者:ホードー  投稿日:2009/07/06(Mon) 02:39:46

#主力機用ゲームです。以下のURLからお願いします。
http://www.xanthouswine.com/SpaceFight.zip

#テストプレイに協力していただけると助かりますー
#・操作などの説明で分かりにくい部分はないか
#・まずい表現の有無
#・難易度(イージー=EXPERTクリア、ノーマル=VETERANクリア、ハード=NORMALクリア後のMANIAC、という想定です。)
#・バグの発見


  [No.735] 次期共和国主力機の開発のSS草稿 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/07/21(Tue) 00:29:40

次期共和国主力機とその機体に短期間で慣れる為の習熟プログラムの訓練を受けた新米パイロットの最終試験直前の様子のSSが思いついたので書いてみました。
#何となくパッと思いついたもので・・。

/*/

騒々しい宇宙

黒、黒、黒、黒、辺り一面を覆う漆黒。
眼前には芥子粒のように小さな星がポツリ、ポツリと疎らに散らばる漆黒の宇宙が広がっている。
その視界の大半を覆う色は吸い込まれるように深い黒であり、対象物が存在しない漆黒の空間は距離感も上下感覚も全く掴めず、どこまでもどこまでも落ちていきそうだ。
教官の言葉が不意に脳裏に浮かぶ。

『いいか。ジャバミーズの機動性を継承したこの試作機なら広大な宇宙空間を自分の家の庭のように縦横無尽に駆け抜ける事が可能だ。』
『しかしだからと言って、調子に乗って敵を深追いしたり、迂闊に作戦エリアから外れたりはするな。』
『宇宙と地上との最大の違いは何か?重力の有無?それも確かにあるだろう。しかし一番の違いはその足元に大地があるかどうかだ。』
『当たり前だが宇宙には地面は存在せん。己が立つべき寄る辺が無いそこでは、上下感覚はおろか方向感覚が全くといって良いほど当てにならん。』
『もし何らかのミスや事故で自分の母艦の位置をロストしてしまえば、自分の庭だったはずの宇宙空間は一転して冷たく孤独な絶望の闇に代わってしまう。』
『だから常に自分の母艦は意識しろ。それがお前達の帰るべき場所であり、宇宙での寄る辺だ。』

もし、今回のテスト中にミスってしまったら・・。ふとそんな思いが心の底に浮かぶ。
世の中に”絶対”は存在しない。
万全に整備されたはずの機体にトラブルが発生する事はあり得るし、エースパイロットでも操縦ミスを起こさないとは言い切れない。
ましてや習熟プログラム訓練課程を漸く終え、最終試験に挑む新米パイロットなら言うまでもない。
ま、不味い。緊張してる!!
不意に浮かんでしまった不安を打ち消す事が出来ず、強張った右腕が震え始める。
必死に不安を抑えようと震える片手をもう一方の手で抑えつけようとするが上手くいかない。
浅く早くなる呼気がヘルメットの中で反響し、耳に五月蠅い。
思わずヘルメットを脱ぎ、深呼吸をしようとする視界の片隅でコール音を響かせながら呼び出しがある事を知らすランプが仕切りに点灯している事に気が付いた。
震える指でスイッチを入れる。
宙に光点が浮かんだかと思うと会話用のウィンドウが展開される。
と同時に漆黒の空間を埋め尽くさんばかりに見知った顔が次々に視界一杯に広がり始める。カラフルなウィンドウの光が映り込んだ瞳を大きく見開く。
「やっと繋がった。」「遅いですよ、隊長!」
「隊長、大丈夫〜?」「さっきから応答が無いから心配しましたよ。」
「リーダーひょっとしてブルっちまってたのか?」「そんな深刻そうな顔してないでリラックスですよ。リーダー。」
「何々ビビってるってか?へへん、心配するなよ、失敗したらこの俺がフォローしてやるって。」
「全くも〜。リーダーも意外に心配症なんだから。」「皆でしっかり練習したじゃないですか、大丈夫ですよ。」
「俺らと一緒に試験なんだから。」「その通り。我々がついてますよ。隊長殿。」
途端に同じ小隊のメンバーの面々は口々に喋りはじめ、静寂であるはずの宇宙の一角は一瞬で騒々しくなった。
精一杯顔をしかめながら口を開く。
「ええーい、うるさいうるさい。一斉に好き勝手に喋るな、聞き取れんだろ。」
と言いながらも思わず口元が綻びそうになる。それを誤魔化すように両頬に両手をピシャリと叩きつけて気合いを入れる。
これでよし。
「人の心配している暇があったら、準備をしっかり済ませろ。ちゃんと出来てるのか?」
と問いかけると
「「「勿論です(だよ)。リーダー(小隊長)!」」」
とぴったりの息で返してくる。
「よーし。了解。じゃあこれから次期主力機習熟プログラム訓練生第一期の実力をバッチリ見せる!各自気を引き締めてかかれ!」
にやりと不敵な笑みに見えるように口元に笑みを浮かべながら威勢良く声を張り上げる。
「「「了解!」」」
綺麗に揃った返事を聞きながら母艦の管制室にいるオペレーターに通信を繋げる
「こちらシルバースター小隊。これより最終試験のテストフライトを開始する。オーバー」
「こちら管制室。了解しました。グッドラック!頑張ってください。」
「感謝を。これよりフライト開始。全機発進!!」

地球の夜の半球に下腹部を向けて衛星軌道上を漂う母艦の甲板に待機していた各機が次々と飛び立っていく。
夜の半球の端から光が漏れ始める。
地球光を反射させながら5条の銀色の流星が漆黒の宇宙の闇を切り裂いて縦横無尽に流れていく。


  [No.887] 【作業開始】次期共和国主力機の開発を本格的に開始しまーす。 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/15(Tue) 22:19:13

次期共和国主力機の開発についての質疑の回答が返ってきました。
http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=5008
基本的に大丈夫そうなので作業を本格的に進めていきたいと思います。
#守上さんの許可を貰ったので設定文、SSは俺が担当します。

次期共和国主力機の大まかな設定としては
能力的にはジャバニーズの据え置きで主に武装を変更した機体とします。
武装は敏捷を活かせる下記の2種類のみに絞ります。
1.長距離砲撃・狙撃を行う為のロングバレルのビーム砲(手持ち式)
#なるべく機体の動きを妨げないデザイン・アイデアが盛り込まれているとうれしいです。
2.機体の各所に小口径レーザーを多数装備し、焦点を近距離に合わせたもの。近距離戦闘用の武装

これに整備や次期主力機の操縦に慣熟する為の訓練マニュアルを検討している等の周辺の設定を盛り込む方向で設定文やSSを検討していく予定です。

ちなみに要点・周辺環境としては

L:次期共和国主力機の開発 = {
 t:名称 = 次期共和国主力機の開発(イベント)
 t:要点 = 試作機に似た,I=D,漆黒の
 t:周辺環境 = 絶望の闇

となっており、絶望の闇については
”次期共和国主力機、それは長きに渡りナニワアームズに影を落とし続けている貧困という名の絶望の闇の中に差し込んだ一条の光明であった。”
という感じで要点を満たせないかなあと考えています。

現状は上記のような感じで作業を進める予定です。
何か気になった事や思い付いた事などがありましたらレスをお願いしまーす。


  [No.888] 【アイデア募集】次期共和国主力機の名称を募集です。 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/15(Tue) 22:20:53

次期共和国主力機の開発(イベント)の作業を開始するのに伴って、
この次期共和国主力機の名称を募集したいと思います。

出来ればこれまでの伝統に則って猫の名前を付けたいと考えています。

が、

俺は余り猫の名前を知らないもので(汗)、みんなのアイデアをお借りしたいです。
という事で次期共和国主力機の名称を募集したいと思います。

テンプレ
/*/
機体名称:できれば猫の名前でお願いします。
備考:由来や何か一言があればどうぞ。
/*/

名称の募集期限の締め切りは9月21日(月)でお願いします。


  [No.903] これまでに提案して貰った名称案 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/21(Mon) 17:06:44


  [No.889] シュウマイさんへ 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/16(Wed) 00:14:36

親記事にあるように次期共和国主力機の開発(イベント)の作業を開始する事になりました。

そこでシュウマイさんには下記の3タイプのイラストの作成をお願いしたいです。
1.機体の全身像(出来れば前と後ろのデザインがわかるやつ)+ロングバレルのビーム砲と機体の大きさの対比図(武器の大きさが分かるような絵)
#この絵の採用によりデザイン確定とします。

2.ジャバニーズを彷彿とさせるワンシーン。
#方法はお任せします。出来ればページのどこかでバーンとインパクトを与える感じで使用したいと思っています。

3.各武装を使用している様子(出来れば1つは宇宙空間、1つは地上辺りで。)

ちなみに優先順位は数字順です。また機体の設定についてはこの記事の親記事も参考にして下さい。

この記事に気が付いたらすみませんが、作業が出来そうかどうか(用事等で無理そうとかがありましたら遠慮無く書いておいて下さい)の返信をお願いします。
#後、目星が付けれそうなら大体どのくらいの期間で出来そうか(大雑把な目安)もあると助かります。
また何か問題や疑問などがありましたら、それについても書いておいて下さい。

よろしくお願いします。


  [No.891] Re: シュウマイさんへ 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/09/17(Thu) 03:57:32
Re: シュウマイさんへ (画像サイズ: 450×461 113kB)

機体デザインが決まってないのでなんとも。

とりあえず、全機体からの(絵的な)改良点は
・背中のバックアップの強化
・滑空ウィングにバーニアをつけてかどうできるようにしてみました。
 (技術うんぬんアレなばあいはタダのウィングにするか、ぶっとくシマス)
・脚部バーニアの強化
・ビーム砲の改良(威力をそのままに軽量化+バレルの延長+近距離用ビーム砲)

な感じです。
詳しくは(ラフですが)絵の方を参照してください。

機体に小型の近接砲をつけるとのことですが、
自分的には、あんまり機体に武器を付けたくないので
できればビーム砲のほうに近距離武器を併装したいです。


絵の方ですが、この絵でだいたい90分ぐらいかかってます。
どれくらいかかるかは、デザインと描き方・内容次第なので
なんともな感じです。
あと、設定ページのレイアウト次第ってのも多少あります。
いつもできた文章と絵を無理やり合わせている感じなので
ちょっとそこをあわせたいナァと思ってたり思わなかったり。


  [No.902] 機体デザインと武装について 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/21(Mon) 10:07:20

デザインの
> とりあえず、全機体からの(絵的な)改良点は
> ・背中のバックアップの強化
> ・滑空ウィングにバーニアをつけてかどうできるようにしてみました。
>  (技術うんぬんアレなばあいはタダのウィングにするか、ぶっとくシマス)
> ・脚部バーニアの強化
> ・ビーム砲の改良(威力をそのままに軽量化+バレルの延長+近距離用ビーム砲)
は了解です。

ちなみにジャバニーズの位置づけは試作機と考えています。
そして試作機で実現した高機動力を維持しつつ、高機動力を活かした武装を追加し、量産を意識して作成された正式採用版が次期共和国主力機であるという考えでいます。
よって設定文の視点からは
・遠距離戦闘と近距離戦闘で高機動力を活かして実力が発揮できるような武器があること
・ジャバニーズの後継機であり、基本的なコンセプトはそのまま(隠密性は度外視でブースターなどによる高出力・高機動力)
・ジャバニーズを彷彿とさせる1シーンが用意できること
#「試作機に似た」という要点は文章よりも絵で表現した方が説得力が高いと考えています。
・様々な国で生産・運用されるので生産性が高く、整備しやすい事
が満たしたい要件です。
これら満たせれば機体デザインは自由にやってもらって大丈夫です。
なので機体に武器を付けない方向で行きたい事についてもOKです。

ただロングバレルのビーム砲に近距離武器を併装するとの事ですが、どういう感じで併装する予定でしょうか?
#銃をロングバレルにすると取り回しが悪くなるはずなので、近距離の相手には銃口を向けるという動作が難しくなると考えています。この辺をどういう形で併装する事でクリアしているのかが気になっています。

後、2つの武装とは別に可能なら試作品として作成したビームラムをデザインしてもらえると助かります。
#今回の正式装備としては採用を見送られたとして派生でビームラム(アイテム)とかが出現すればなあと考えています。


  [No.907] ビーム砲(長・中距離) 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/09/25(Fri) 19:28:15
ビーム砲(長・中距離) (画像サイズ: 450×423 55kB)

おそくなってすいません。
ロングに、近距離を取り付けて、まぁなんとかいけるんじゃないかなぁ
的な発想だったのですが、やっぱり無理ですね(笑

イロイロ考えてみたんですが
とりあえずこんなの考えて見ました(粗くてスイマセン

あとビームラムについて分からなかったので調べてみたんですが
やっぱりよく分からなかったので
お手数ですがもうちょい詳しく教えてくださいー。


  [No.908] 短距離 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/09/25(Fri) 19:34:29
短距離 (画像サイズ: 450×423 50kB)

とりあえずこんな感じです。
長距離用の銃身を縦割りして両サイドにスライドさせてます。

他にもっといい案が思いついたら考えますー。
それか、別々の銃にして状況に合わせて運用するかでしょうか。

その場合、
長距離の方に短距離用を上か下らへんにつけたり、
さらに、長距離用のバレルを捨てて短距離化できるとか
考えたり。


  [No.909] Re: 短距離 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/27(Sun) 11:03:47
Re: 短距離 (画像サイズ: 385×252 13kB)

どうもお疲れ様です。

ビームラムは穂先がビーム状の槍というイメージです。
#「ラム」は海賊船とかの戦闘向けの船の艦首に付ける衝角の事で体当たりの際の武器として用います。そのビーム版という事でビームラムです。
ただ今回は人型であるI=Dが使うので、より正確には槍の中でもランスに近い形で、高機動力を活かしてランスチャージ(ランスを前方に構えて突撃)を仕掛けるイメージです。

> とりあえずこんな感じです。
> 長距離用の銃身を縦割りして両サイドにスライドさせてます。
>
> 他にもっといい案が思いついたら考えますー。
> それか、別々の銃にして状況に合わせて運用するかでしょうか。
>
> その場合、
> 長距離の方に短距離用を上か下らへんにつけたり、
> さらに、長距離用のバレルを捨てて短距離化できるとか
> 考えたり。
なるほど、スライド式と長距離用のロングバレルの脱着式ですな。なかなか良さそうです。
#脱着式は少し柔軟性が無くなるかもですが、構造はシンプルになりそうだし、ちょっと浪漫があっていいですな。

どちらの方式の場合でも攻撃のイメージは添付ファイルみたいな感じですかね。
#近距離ではビームを収束させずに短距離・広範囲に攻撃、長距離時ではロングバレルの部分でビームを収束させて遠くまで届かせるみたいな。

方向性としては問題なさそうなのでその方向性でお願いしまーす。


  [No.897] Re: シュウマイさんへ 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/09/19(Sat) 03:55:56
Re: シュウマイさんへ (画像サイズ: 450×461 74kB)

この掲示板に自分のの絵をだそうとすると色数がおおすぎるのか
450×450以上で出せない不思議。

しょぼんり


  [No.899] 画像アップについて 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/09/20(Sun) 00:24:51

うーんと、 画像サイズが大きめなのは、http://rara.jp/naniwaarms/ こちらに上げていただくか、

あと、描いた画像をweb用に保存する時に、
フォトショップをご使用なら、「別名で保存」ではなく、「web用に保存」のところから保存選択すると、簡単に出力できるはず・・と思います。
(「別名保存」でjpg等に変換だと、どちらかというとプリントアウトのための圧縮で、
 「web用保存」だと、ある程度 自動でwebに対応するように圧縮してくれるので、色数とかも抑えてくれるはずです。)


それでもやっぱりアップできなかった時は、他に何か考えますので、言って下さい(笑)。


  [No.900] Re: シュウマイさんへ 投稿者:アズマ@携帯  投稿日:2009/09/20(Sun) 13:39:19

あー。
サイズ指定かかってるのかなぁ。
前にもそういう話があって確認したと思うけど、もう一回確実してみます。


  [No.904] プロット素案 兼 進捗報告 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/21(Mon) 19:26:52

今回の設定文&SSのプロットを纏めてみました。
進捗報告とイメージ共有を兼ねて挙げておきます。

何か気になることやアイデア等が思い付いたらレスお願いしまーす。

/*/

テーマ:次期共和国主力機の開発を通じて様々な立場の人達が協力していく事で生まれる絆と彼らの頑張りの様子
#テーマでは無いけど、どこかでジャバニーズと次期共和国主力機の見せ場も用意したいところ。

舞台は当然ながらメインはナニワアームズ商藩国。ただ本当は何処か(特にラスト付近)で宇宙に行きたいが・・、設定的にどうクリアするべきか?

主人公は開発者スタッフ一同(今回は特にパイロットと整備士に焦点をあてる。)
・機体の設計や開発を行う整備士達(古くからの職人気質の古参整備士とプロモ以降に登場した整備士2の人々)
#腕前は一流だが石頭の頑固者ってのは良いキャラかも。(石田 一徹とかの名前にしようかなあ。)
・所謂テストパイロット的な立場の人々(ベテランパイロット)
・新米のパイロット候補生。

行動原理=己の持てる技術を駆使してナニワ復興の足掛かりを作る為に行動する。
目的=ナニワ復興の足掛かりとなる期待を背負った次期共和国主力機の開発を成功させる。


1.次期共和国主力機の設定文
  主に機体の仕様やスペック、開発背景などをまとめて記述する。
  #次以降のSSのあらすじも載せるといいかも?
  
2.序章
  登場人物の紹介、目的・行動原理を明確に打ち出す。
  また舞台となるナニワの状況や背景も描く。
  
3.本編
  開発が進むに従って生じる問題点やトラブルと時に異なる部署間で衝突しながらも解決していく主人公。
  #どんな問題点やトラブルがあるかはアイデア検討中。
  
4.クライマックス
  次期共和国主力機の開発の最終ステップを描く。
  最も障害になる事柄に主人公達が協力して全力で立ち向かい、解決する様子を描く。
  #できれば宇宙でのテストフライト辺りが理想だが・・。
  
5.結び
  見事に開発に成功したその後を少し描く。
  

考えうる障害や問題の案
・高機動力を活かした戦術研究と武装の開発
・その過程で細かい機体の改善点の発見と指摘、それによる軋轢
・正式採用を意識した機体設計。主に生産性や整備性の改善(独自I=Dから共通機I=Dへの為の試行錯誤)
・MANTISマークの取得でつまづく
・高機動力を活かした戦闘技術が要求される機体の慣熟訓練の為のノウハウの構築。特に宇宙での戦闘を含む。
・機体のテストフライトをどうするか?#宇宙での動作テストなど。



全然関係ないけど、プロット検討中にふと浮かんだ1シーン。

開発に行き詰り気分転換に外に散歩に出かけるスタッフ。
空を一心に見つめる少年とそれに気がついて声をかける開発スタッフ。
少年は以前に見た夜空の星の輝きが忘れられずその憧れを語る。
#そしてでもどうやったら行けるんだろう?と疑問も口にする少年。
それを聞いて再び頑張る決意を固めるスタッフ。
「その夢を、想いを忘れなければ何時かは叶うさ。」と励ますスタッフ


  [No.925] 設定文の草稿その1 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/10/04(Sun) 22:08:45

取り敢えず設定文の草稿です。
何か不味い点などがありましたら、指摘をお願いします。

/*/

”次期共和国主力機、それは長きに渡りナニワアームズに影を落とし続けている貧困という名の絶望の闇の中に差し込んだ一条の光明であった。”

背景

高機動型偵察機バーミーズから始まったナニワアームズ商藩国の独自I=Dの開発はテストベットであるサイバミーズを経由し、高機動兵器ジャバミーズとして結実した。
燃費こそ悪いものの、その圧倒的な機動力は既存のいずれのI=Dをも凌駕する性能を叩き出す事に成功したのである。
しかし圧倒的な機動力は同時に開発当初には想定されていない問題点も生み出した。
それは機体スペックと武装特性とのミスマッチである。
ジャバミーズに搭載された武装では、これまでのI=D戦闘を覆す程のポテンシャルを秘めた高機動力を十分に活かしきる事が出来なかったのである。
しかし、その優れた機体性能は認められ、遂に次期共和国主力機の開発の話が持ち込まれたのであった。
これまでコツコツと積み上げてきたナニワアームズ商藩国のI=D開発技術が日の目を見るチャンスが到来したのである。
こうして国の威信と期待を背負った次期共和国主力機の開発プロジェクトが開始された。

次期共和国主力機としての要求性能は
・陸、宇宙対応
・高機動力を活かした回避性能
・運用コスト(主に人機数)の据え置き
・遠距離攻撃可能
であった。

陸上と宇宙での活動能力と肝である高機動力はベースとなるジャバミーズの特性を引き継ぐ事で実現可能だが、
課題となるのは前述の2つの特性を殺す事無く運用コストと武装の要求を満たす事である。
武装面は先述の通りだが、それに加えて実験機という位置づけであったジャバミーズは独自の仕様が幾つか盛り込まれており、共通機として運用する場合にはコストが上昇する可能性が懸念されたのである。

武器開発
新規武装の開発の為にまず開発スタッフが行ったのは高機動戦闘での戦術研究であった。
これにはホードーが作成・開発した戦闘・戦術シミュレーターが活用された。
このシミュレーターは高機動兵器であるジャバミーズの試験運用データに基づいて開発されており、
また今後I=D戦の主戦場になると思われる宇宙戦を想定して、人型I=Dを用いた大規模な宇宙戦が行われたEV116 第2波に参加していたホードー、イズナ、蘭堂 風光の実戦経験と彼らの乗機であったサイベリアンのフライトレコーダーが収集した各種データが反映されている。
シミュレーターを活用する事で様々な仮想敵機や環境条件、使用武装での戦術研究が行われ、高機動力を活かした戦術研究と適した武装の選定が行われた。
複数あった武装の候補の中から遠距離への狙撃・砲撃を可能とするロングバレルの大口径レーザービーム砲、近距離での戦闘を想定した近距離レーザービーム、高機動力を活かしたランスチャージを可能とするビームラムの3つに絞り込まれ、実際の兵器開発が行われた。
試作段階ではどれの優れた性能を発揮する事が出来たが、ただ一つ、ビームラムについては非実体の刃を形成し続ける関係上、エネルギーコストを抑える事が難しく、実用に足る試作品の開発が大いに遅れてしまい、正式採用は見送られる事となった。
一方で残りの大口径レーザービーム砲を始めとして遠距離・近距離の武装の開発は順調に進み、正式採用された武装はこの2種類に絞られる事となった。

機体開発
量産化、共通機化を前提とした機体設計のリファインは、陸上と宇宙での活動能力と肝である高機動力を殺さないように細心の注意と慎重な検証に基づき、実行された。
この際には”多くの藩国及びニューワールドテラ領域工業標準”通称、MANTIS規格に則った開発が進められる事になり、MANTIS規格の制定や学習に参加していた技術者達が開発に参加し、技術交流で得た知識や技術を遺憾なく発揮する事となった。
またMANTIS規格の導入は機体の部品やモジュールの規格化だけで無く、整備マニュアルの書式の標準化などにも役に立つこととなった。
これらの規格や技術の導入によって開発された機体は共和国のどの藩国の整備士でも整備・運用が容易に行え、なおかつ要求性能を満たすものに無事仕上げる事に成功したのであった。

大口径レーザービーム砲
広大な宇宙空間や開けた平地での戦闘における遠距離への狙撃・砲撃を行う為の武装。
ジャバミーズで採用されていた大口径レーザービーム砲を遠距離への狙撃・砲撃時の精度を高める為に砲身を長くすると共に発振部も高出力のものに変更された。
なおビーム砲の大型化に伴い、機動力を殺さないように機体背面のバックアップにバーニアが増設され、
また射撃時の姿勢制御の安定性を高める為に滑空ウィングにバーニアの一部を移設し、稼働できるように変更された。

近距離レーザービーム(仮名)
大口径レーザービーム砲を変形(ORロングバレルを外す)事で焦点を近距離に絞ると同時に取り回しを向上させたもの。

ビームラム(試作品)


  [No.939] お疲れ様ですー。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/10/09(Fri) 02:32:21

> 取り敢えず設定文の草稿です。
> 何か不味い点などがありましたら、指摘をお願いします。

ザッと拝見して特に不味い点は無いと思います。
#とはいっても、軍事系さっぱりなのでスカッと見落としている可能性大ですけども。

このまま進めてくださいませー。
よろしくお願いします。
#私もhtmlデータ作らねばー


  [No.960] 設定文の草稿その2 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/10/13(Tue) 22:20:42

設定文の草稿2です。
設定文は一先ずこれで大体は完成です。
#後は全体的な整合性等で問題が出た時に修正したり、武装面の設定を修正するぐらいの予定。

SSは途中のものです。
但し、SSについては難産なので総入れ替えするかも(汗。

/*/

”次期共和国主力機、それは長きに渡りナニワアームズに影を落とし続けている貧困という名の絶望の闇の中に差し込んだ一条の光明であった。”

○背景
事の起こりはバーミーズ、サイバミーズを経て開発された藩国独自I=Dであるジャバミーズの完成である。
燃費こそ悪いものの、既存のI=Dの常識を覆す可能性を秘めた圧倒的な機動力を有するこの高機動兵器の性能が認められ、遂に次期共和国主力機の開発の話が持ち込まれたのであった。
これまでコツコツと積み上げてきたナニワアームズ商藩国のI=D開発技術が日の目を見るチャンスが到来したのである。
こうして国の威信と国民の期待を背負った次期共和国主力機の開発プロジェクトが開始された。

○技術者達の取り組み
ジャバミーズをベースとした次期共和国主力機の開発において要求される機体性能は主に下記の4つである。
・陸、宇宙対応
・高機動力を活かした回避性能
・運用コスト(主に人機数)の据え置き
・高機動力を活かした武装

このうち陸上と宇宙での活動能力と肝である高機動力はベースとなるジャバミーズの特性を引き継ぐ事で実現可能である。
課題となるのは前述の2つの特性を殺す事無く運用コストと武装の要求を満たす事であった。
もともと実験機という位置づけであったジャバミーズは独自の仕様が幾つか盛り込まれており、共通機としての運用を意識されていなかった為に共通機化及び量産化する場合に運用コストが上昇する可能性が懸念された。
そして武装面での課題はジャバミーズで生じた高機動力と武装特性とのミスマッチの解消である。
ナニワアームズ商藩国の開発スタッフはまずこの2つの問題点に取り組む事となった。

武器開発
まず新規武装の開発の為に開発スタッフは前回の失敗を踏まえ、高機動戦闘での戦術研究を綿密に行う事にしたのである。
これにはホードーが希望号1号機に搭載されていた操縦訓練用プログラムにヒントを得て作成・開発した高機動戦闘訓練・戦術シミュレーターが活用された。
シミュレーターには高機動兵器であるジャバミーズの試験運用データだけでなく、今後I=D戦の主戦場になると思われる宇宙を想定して、大規模な宇宙戦が行われたEV116 第2波に参加していたホードー自身の実戦経験と彼の乗機であったサイベリアンのフライトレコーダーが収集した各種データが反映されている。
このシミュレーターの活用と古参パイロット達の協力により高機動戦闘の戦術研究は大きく前進し、武装は遠距離への狙撃・砲撃を可能とするロングバレルの大口径レーザービーム砲、近距離での戦闘を想定した近距離レーザービーム、高機動力を活かしたランスチャージを可能とするビームラムの3つに絞り込まれた。
その後の実際の武装開発ではエネルギーコストを抑える事が難しく開発が遅れたビームラムの制式採用が見送られ、武装は遠距離・近距離用の2種類に絞られる事となった。

機体開発
量産化、共通機化を前提とした機体設計のリファインは、陸上と宇宙での活動能力と肝である高機動力を殺さないように細心の注意と慎重な検証に基づいて実行された。
量産・共通化を意図したリファインは”多くの藩国及びニューワールドテラ領域工業標準”通称、MANTIS規格に則って行われ、
この際にMANTIS規格の制定時に行われた技術交流を通してもたらされた各藩国の技術やノウハウが大いに貢献した。
またMANTIS規格の導入は機体の部品やモジュールの規格化だけで無く、整備マニュアルの書式の標準化などにも役に立つ事となった。

人材育成
こうして課題を克服して開発が進むに従って次期主力機の整備・運用・操縦ノウハウが蓄積されていくうちに開発スタッフの間で一つの共通の認識が生まれてきた。
それは知識・ノウハウの共有の重要性である。
次期主力機開発を通して得たノウハウを活用する事でハード(機体)面だけでなく、ソフトつまり機体に携わる人材面でのフォローも行えるのではないか?
こう考えた開発スタッフは政府首脳部と掛け合い、次期共和国主力機開発プロジェクトの一環として、これらのノウハウの共有化の試みを行う許可を得た。
具体的な取り組みとしては整備士養成校やパイロット訓練施設の教官や訓練生達の協力を得て、MANTIS規格に沿った整備教本や訓練過程の見直し、高機動兵器を用いた高機動戦闘の慣熟訓練用プログラムの検討が行われ、これらは一定の成果を上げる事に成功した。

○次期共和国主力機開発プロジェクトの終結と今後
こうした技術者達の取り組みによって様々な課題は克服され、遂に要求性能を満たした次期共和国主力機が完成したのであった。
ナニワアームズ商藩国の技術立国としての新たなる一歩がここに刻まれたのである。

○機体性能(性能諸元)
機種:高機動兵器(I=D)
必要人員:パイロット1名、コパイロット2名
巡航速度:〜1000km/h(ダッシュ時には瞬間的に音速突破も可能)
戦闘可能域:陸上、宇宙
用途:高機動力を活かした陽動・撹乱と遠距離火力支援
生産・整備コスト:アメショー、ジャバミーズクラス
想定作戦領域:陸上、宇宙
想定戦闘距離・手段:射撃のみ、近距離及び遠距離
特色:極低装甲。高敏捷。高AR。
欠点:高燃費。低耐久。正面戦闘

○武装
大口径レーザービーム砲
広大な宇宙空間や開けた平地での戦闘における遠距離への狙撃・砲撃を行う為の武装。
ジャバミーズで採用されていた大口径レーザービーム砲を遠距離への狙撃・砲撃時の精度を高める為に砲身を長くすると共に発振部も高出力のものに変更された。
なおビーム砲の大型化に伴い、機動力を殺さないように機体背面のバックアップにバーニアが増設され、
また射撃時の姿勢制御の安定性を高める為に滑空ウィングにバーニアの一部を移設し、稼働できるように変更された。

近距離レーザービーム(仮名)
大口径レーザービーム砲を変形(ORロングバレルを外す)事で収束率を落とし、短距離で広範囲に攻撃できるようにしたもの。

ビームラム(試作品)
取っ手部分以外を非実体のビームで形成した大型の槍で高機動力を活かしたランスチャージを意図して開発される。
しかし非実体の刃を形成し続ける関係上、エネルギーコストを抑える事が難しく、実用に足る試作品の開発が大いに遅れる。
その結果、制式採用の選定に間に合わずお蔵入りとなった不遇の武器。


○SS
右の二の腕に巻いた紺色のスカーフは開発スタッフの証。
パリッと糊が効いた青のツナギに磨き上げられた銀色に輝くスパナを片手にナニワアームズ商藩国の精鋭達が建物の中へと歩を進める。
ここはナニワアームズが誇るアイドレス工場。まさに藩国の技術の砦であり、そこに集う精鋭は藩国中の期待を背負い、日夜研究開発に励むのであった。

・・・とは言っても
足を踏み入れて1分と経たないうちにピカピカだったツナギやスパナが油まみれになるなんて事もナニワではお馴染みの光景ではあった。
活気と喧騒が満ちた構内。溶接の火花が舞い、巨大な機械の作動音が鳴り響き、それに負けじと大声を張り上げて指示を飛ばす古参の整備士。
そして金属と油の匂い。
そこには技術者・専門家としての矜持と情熱が垣間見れるのであった。

新たな風の息吹を予感させる何かがそこにはある気がした。
色々あったが、何とかここまで漕ぎ着ける事が出来たな。
腕を組み、感慨深げに周囲の様子を見守る男。

そう、事の起こりは・・

/*/

事の起こりはバーミーズ、サイバミーズを経て開発された藩国独自I=Dであるジャバミーズの完成である。
燃費こそ悪いものの、既存のI=Dの常識を覆す可能性を秘めた圧倒的な機動力を有するこの高機動兵器の性能が認められ、遂に次期共和国主力機の開発の話が持ち込まれたのであった。
これまでコツコツと積み上げてきたナニワアームズ商藩国のI=D開発技術が日の目を見るチャンスが到来したのである。
こうして国の威信と期待を背負った次期共和国主力機の開発プロジェクトが開始された。

/*/

「守上摂政!今、次期共和国主力機開発の機運が高まっています。今こそ好機!是非プロジェクト実行の承認を!!」
そう力説した男が手にした次期共和国主力機開発プロジェクト計画書には『街頭アンケート、1000人に聞いた次期共和国主力機開発への期待』等といった文字が踊っていた。
その見出しの謳い文句はどうよ?と思ったものの内容そのものは真っ当だったので見出しは見なかった事にした。今度、プレゼンの仕方をもう少しレクチャーしておいた方が良いかもしれない。
ま、それはともかく確かに好機なのは事実だろう。
「よーし、わかった。承認!」
ポンッ!と計画書に押された承認のハンコマーク。
こうして実際にプロジェクトが実行に移される事となり、在野に散っていた開発スタッフが再び集められる事となった。

/*/

とある町工場の一角。
熊の様な巨漢の男は故障した小型ラジオを手にし、ためつすがめつ眺めていた。
「どうだい、熊五郎さん。直りそうかい?」

初老の男が巨漢の男にそう声をかける。

「ああ、このぐらいなら問題ない。まあ任せろ。」
と巨漢の男、熊五郎はその容貌に似合わず器用な手先で手にした小型ラジオを瞬く間に修理した。

「ほれ、じーさん。一丁上がりだ。」
「おー、いつもすまんねえ。」

長引く経済不安から新しい電気機器などが手に入りにくくなったナニワではかなりの年季ものでも近所の整備士に頼み込んで修理して貰うという光景はよくあることである。
と、そこに
ドドドドドドドドドドドド
怒涛の足音と盛大に立ち上る砂煙。その根元に見えた米粒大の人影が瞬く間に間近に迫る。
「ちーっす。郵便屋でーす。ロバート熊五郎さん、お届けものです。」
すれ違いざまに封筒を手渡すとノンストップで走り過ぎてフェードアウトする郵便屋。

「な、なんだったんだ。あれ?」「さあのう?それよりそれ、開けてみてはどうかのう。」
それもそうだなと開けた封筒の中にあった一通の手紙に目を通す熊五郎。
「そうか、いよいよ始まったか。腕が鳴るぜ。」
手紙を握りしめ、嬉しそうに微笑むと工場の奥に声をかける。
「おおーい。お前達、いよいよ出番だぜ。出立の準備をしろ!」

その声に応えて
「「「合点でさあ。親方ー。」」」
と奥から姿を現す整備士達。

/*/
古参パイロットとキャットバスケットが援助物資の運搬を終えた空港で郵便が届く

/*/
共和国環状線から降り立つ整備士2の若者達の元に届けられる郵便。



”この度、次期共和国主力機開発プロジェクトが正式に開始されるはこびとなりました。”
”ここに貴官を開発スタッフと任命すると同時に緊急招集を・・・”

/*/

集結する開発スタッフの面々。
暫くの間、静かな静寂の中で眠りについていたアイドレス工場に再び火がともり、人と言う名の血液を全身にめぐらせて覚醒していく。


  [No.985] SSの草稿その1 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/10/25(Sun) 16:25:52

どうもひさしぶりです。
全部一通り書き上げてからUPしようと思ってたんですが、思ったより時間が掛りそうなので小出しでUPしていきます。
一応、SSの進捗はこれで50%ぐらいの予定です。
#後は古株の整備士に纏わるお話、高機動戦闘の研究や武器開発でのパイロットのお話、新人育成的なお話、締めとなるお話ぐらいを書く予定。

読んだ感想などを貰えると助かります。
#いつもの如く、延々と一人で文章を考えていると客観的にSSを見直すのが難しくなるので
後、文章量が多いまたは少ないとか、文章を読んでいて軽い引っ掛かりを感じたり、一瞬頭に?が浮かんだりして前後の文を読み返したりした場所があったら、その指摘もお願いします。

という事で以下はSSの草稿です。

/*/−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−/*/

○承前
ここは砂漠の藩国、ナニワアームズ商藩国。
偵察と怪獣とドリルで有名な我が藩国は初期の頃から資金繰りには苦労しているわけではあるが(詳しくはこちらhttp://blog.tendice.jp/200612/article_53.html参照)
これはシーズン2に移行しても相変わらずであった。

観光地や遊園地の好調を受けて開発した大観光地も完成した頃には観光業界は多くの同業他社(他国?)の強力なライバルがひしめく激戦区となっていた。
共和国環状線の駅ビルが完成した当初は入国チェックが厳し過ぎ、プチ鎖国状態になる。
有望な鉱脈を発見し、鉱業で産業復興を狙うも、セプテントリオンがちょっかいをかけてくる。
まさにトホホである。
俺らはお金に縁が無いのではないか・・、そんな諦めにも似た絶望の闇が薄らと包み込むかに見えたそのとき

”次期共和国主力機の開発”その言葉は正にそんな暗い雰囲気を払拭する一条の光明であった。

事の起こりは高機動型偵察機バーミーズから始まったナニワアームズ商藩国の独自I=Dの開発がテストベットであるサイバミーズを経由し、高機動兵器ジャバミーズとして結実した事であった。

燃費こそ悪いものの、既存のI=Dの常識を覆す可能性を秘めた圧倒的な機動力を有するこの高機動兵器の性能が認められ、遂に次期共和国主力機の開発の話が持ち込まれたのである。
これまでコツコツと積み上げてきたナニワアームズ商藩国のI=D開発技術が日の目を見るチャンスの到来であった。
これには元々職人・商人気質の強い国民達の間で期待が募り、高まる機運に応じるように国の威信と国民の期待を背負った次期共和国主力機の開発プロジェクトが発足されることになった。

当然、この開発プロジェクトも様々な障害や壁にぶつかることもあるだろう

しかし

観光地の資金集めが難しいなら燃料精錬所を建設してより効率良く製錬した燃料でやりくりしたように
鎖国状態を受けて大急ぎでチェック体制を見直し駅ビルの正式オープンには正常な運営が出来る状態にまでこぎつけたように
冶金工場で暗躍していたセプテントリオンを追っ払ったり、神様の助けを借りたりしつつ、なんとか立て直したように

やり遂げようとする意志があれば必ず乗り越えれるはずである。

”次期共和国主力機、それは長きに渡りナニワアームズに影を落とし続けている貧困という名の絶望の闇の中に差し込んだ一条の光明であった。”

この光明が闇を払拭する事を願って開発スタッフ達の奮闘がここに始まるのである。

○プロジェクト始動
「守上摂政!今、次期共和国主力機開発の機運が高まっています。今こそ好機!是非プロジェクト実行の承認を!!」
そう力説した男が手にした次期共和国主力機開発プロジェクト計画書には『街頭アンケート、1000人に聞いた次期共和国主力機開発への期待』等といった文字が踊っていた。
その見出しの謳い文句はどうよ?と思ったものの内容そのものは真っ当だったので見出しは見なかった事にした。
今度、プレゼンの仕方をもう少しレクチャーしておいた方が良いかもしれない。
ま、それはともかく確かに好機なのは事実だろう。
「よーし、わかった。承認!」
ポンッ!と計画書に押された承認のハンコマーク。
こうして実際にプロジェクトが実行に移される事となり、在野に散っていた開発スタッフが再び集められる事となった。

/*/

とある町工場の一角。
熊の様な巨漢の男は故障した小型ラジオを手にし、ためつすがめつ眺めていた。
「どうだい、熊五郎さん。直りそうかい?」

初老の男が巨漢の男にそう声をかける。

「ああ、このぐらいなら問題ない。まあ任せろ。」
と巨漢の男、熊五郎はその容貌に似合わず器用な手先で手にした小型ラジオを瞬く間に修理した。

「ほれ、じーさん。一丁上がりだ。」
「おー、いつもすまんねえ。」

長引く経済不安から新しい電気機器などが手に入りにくくなったナニワではかなりの年季ものでも近所の整備士に頼み込んで修理して貰うという光景はよくあることである。
と、そこに
ドドドドドドドドドドドド
怒涛の足音と盛大に立ち上る砂煙。その根元に見えた米粒大の人影が瞬く間に間近に迫る。
「ちーっす。郵便屋でーす。ロバート熊五郎さん、お届けものです。」
すれ違いざまに封筒を手渡すとノンストップで走り過ぎてフェードアウトする郵便屋。

「な、なんだったんだ。あれ?」「さあのう?それよりそれ、開けてみてはどうかのう。」
それもそうだなと開けた封筒の中にあった一通の手紙に目を通す熊五郎。
「そうか、いよいよ始まったか。腕が鳴るぜ。」
手紙を握りしめ、嬉しそうに微笑むと工場の奥に声をかける。
「おおーい。お前達、いよいよ出番だぜ。出立の準備をしろ!」

その声に応えて
「「「合点でさあ。親方ー。」」」
と奥から姿を現す整備士達。

/*/

カッと照りつける強い日差し
広大な滑走路の上には薄らと砂が散りばめられていた。
軽快なローター音が聞こえると同時に地面の砂が風に乗って舞い上がる。
路面に移った影がどんどん大きくなり、年季の入ったキャットバスケットがそっと降り立つ。
待機していたスタッフ達が集まり、キャットバスケットから援助物資を運び出し始める。

その様子をコクピットから眺めていた男は
「よっこいしょ。」と操縦席から腰を上げて、出口へと向かう。
歩きながらヘルメットや酸素マスクを取り外すとそこには立派な銀色の口髭と頬や目尻に皺が見える初老の男の顔があった。
「ふー、終わった終わった。」と肩を回して解しながら地面に降り立つ。

「あ、マクスウェルさんお疲れ様です。相変わらず見事な操縦でしたよ。」

「よせやい。普通に操縦しただけさ。俺みたいなロートルはこいつを飛ばすだけで精一杯さ。もうそろそろ引退どきかもな。」

「何言ってるんですか。いまだにこの骨董品がどうにか動いているのだって、マクスウェルさんの操縦テクがあればこそですってば。」

「いやそれは単純に整備士の腕前が・」

ドドドドドドドドドドドド
怒涛の足音と盛大に立ち上る砂煙。その根元に見えた米粒大の人影が瞬く間に間近に迫る。

「ちーっす。郵便屋でーす。マクスウェル=スミスさん、お届けものです。」
すれ違いざまに封筒を手渡すとそのままノンストップでアスファルトの地面を勢い良く蹴りながら飛行場からフェードアウトする郵便屋。

「なんだ?あれは・・」
「ゆ、郵便屋だそうですよ。」
「まあそうは言っていたが・・。ともあれ手紙か、どれどれ」
手紙を読み始める初老のパイロット。その後ろから興味津津で覗き込むスタッフ。

「ほら、やっぱり凄いじゃないですか、テストパイロットに選ばれるなんて!」
「そ、そうか? うーん、まあ引退前にもう一働きしてみるかな。」
「その意気ですよ。頑張って下さい!!」

/*/

ぶしゅー。構内に響き渡るドアの開閉音。
共和国環状線の列車からホームに降り立つ若者2人組。
でっかいボストンバックやトラベルバッグを抱えた重装備である。
「やー、久し振りの我が故郷!何のかんの言ってもやっぱり懐かしいなあ。」
「だな。国外に出て勉強している間に色々事件のニュースがあったんで心配だったけど、変わりないようだな。」周りを見渡しつつ。

ドドドドドドドドドドドド
怒涛の足音と盛大に立ち上る砂煙。その根元に見えた米粒大の人影が瞬く間に間近に迫る。

「ちーっす。郵便屋でーす。マイクさんに健一さん、お届けものでーす。」
すれ違いざまに封筒を手渡すとノンストップで階段を駆け上がりながらフェードアウトする郵便屋。

「・・ま、まあ、全く同じという訳ではないんだな。」
「というか、よくこうもタイミング良く届けれるもんだ(汗」

ま、気を取り直して と手紙を広げる2人組。

「お、こ、これは!」
「早速、留学の成果が活かせそうだな。」
「ああ、やったろうじゃないか!」パンと手を打ち鳴らす

意気揚々と歩き去る2人組。

カバンからはみ出した手紙がひらりと風でめくれる。

”この度、次期共和国主力機開発プロジェクトが正式に開始されるはこびとなりました。”
”ここに貴官を開発スタッフと任命し、・・・”

P.S.この後、2人組が藩国地下の天井に開いた大穴に度肝を抜かれるのだがそれはまた別の話である。

/*/

こうしてナニワ各地から集結する開発スタッフの面々。
暫くの間、静かな眠りについていたアイドレス工場に再び火がともり、人と言う名の血液を全身にめぐらせて覚醒していく。
そこには新たな息吹と情熱が確かに生まれつつあった。


○星空と少年と・・
俺の名前は健一。ついこの間まで国外に整備技術や機械工学の勉強の為に留学をしていた新鋭の若手整備士である。
始めのうちこそ、なかなか大役は任せて貰えなかったものの、ついに次期共和国主力機の一部分である1モジュールの設計に携わる事になったのである。

とはいうものの・・・

くそ、これでも駄目だ上手くいかない。あー、くそったれ、やめやめ。

何事もトントン拍子とはいかないもんで、目の前の難題にゲンナリとして思わずため息をつく。

「お前はまたそうやって直ぐに諦める。粘りが足りないのはお前の短所だぜ。」と小さい頃からの腐れ縁の相棒であるマイクの小言が耳に入る。
ますます不機嫌になった俺はブスッとふくれっ面のまま
「気分転換に夜風に当たってくる。」と言って外に出た。

外に出ると砂漠特有のヒンヤリした夜風が頬を撫でる。
煮詰まった時にはこれが一番。少し機嫌を直した俺はそのまま軽く鼻歌を歌いながら道なりにのんびりと散歩する。

暫く気儘に散策を続けると住宅地にさしかかったらしく、民家が立ち並び始める。
そこで民家の窓から夜空を眺める少年が目に止まった。
「坊主、何か見えるのか?」
一心に星空を見上げる少年のハッとするような真っ直ぐな眼差しに惹きつかれるように俺は思わず声をかけていた。
驚いたように目をパチクリとさせると今度はこちらをしげしげと眺めだす少年。
やば、思わず声をかけちまったがこれじゃあ変質者みたいじゃねえかと内心冷や汗を流す俺。
そんな様子に特に害は無さそうと判断したのか
「うん。星を見てたんだよ。」
と答える少年。
「星?そんなに星が珍しいのか。まあ確かに穴が開く前は天井越しにしか見れんかったか。」
「違うよ、おじさん。あのね、この前にすっごく綺麗な星空が見えたんだよ。まるで宝石箱を引っ繰り返したみたいに光って綺麗だったんだ。」
何でも少年の話によると俺が留学を終えて帰国するよりも前に暫くの間、空気がひどく澄んで星々が綺麗に輝いていた期間があったらしい。
少年の説明はお世辞にも上手とは言えなかったが、その時の様子を思い出しながら一生懸命に語る少年の様子を見る限り、余程見事なものだったのだろう。
「そんでね、かーちゃんの話によるとそんな風に空気が澄む事はすっごーーく珍しいんだって。」
「でもさ、僕、もう一度見たくて。どうしたら見れるかなあって考えてたんだ。」
「そうか、それで何か妙案は見つかったのか?」
「うん。空気が邪魔なら空気が無い所まで行けばいいと思うんだ。」
「なるほど確かに妙案だな。」
「・・でもジャンプじゃあそこまでは届きそうに無いんだ。飛行機でも無理だってかーちゃんも言ってた。」少年の表情が少し曇る。
「ハッハッハッハッ。そりゃあそうだ。でも着眼点はいいぜ。いいか坊主、綺麗な星空がみたいなら宇宙飛行士になればいいのさ。」
「うちゅうひこうし?」
「ああ、あの星空を駆け巡る宇宙船に乗るパイロットってやつさ。」
「へー、いいなあ。僕にもなれるかな?」再びキラキラと目を輝かせる少年
「ああ、諦めずに夢を目指せばなれるさ」
何となく勢いに押されたのか、俺はつい口を滑らせて普段は口にしないような事を口走る。
「そうかあ。うん、僕頑張ってみるよ。」
「おう、精々がんばりな。さてそろそろ夜も更けてきたし、ガキは寝る時間だぜ。じゃあな。」
何となくこっぱずかしくなって話を切り上げた俺はそこで少年と別れて作業室に戻った。

さあてと、それじゃもう一仕事頑張るとするか。

早速、作業に取り掛かると
マイクが目を丸くしてこう呟いた。

「珍しい。本当に今日中に気分転換から帰ってくるとは、こりゃあ明日は砂嵐だな。」

け、憎まれ口を叩く暇があったら手を動かせってんだ。
まったくマイクの奴は何時も一言多くていけねえ。


  [No.988] Re: SSの草稿その1 投稿者:守上@携帯  投稿日:2009/10/26(Mon) 23:35:00

お疲れ様ですー。
しっかり読むので、感想はちょっと待ってくださいね。

よし。こっちもがんばろ。
と、言うことで読んでるよーという意思表示でした。


  [No.991] 草稿その1について 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/10/29(Thu) 03:27:12

お疲れ様ですー。 ざっとですが、目を通して気になったところを少しあげてみました。


>長引く経済不安から新しい電気機器などが手に入りにくくなったナニワではかなりの年季ものでも近所の整備士に頼み込んで修理して貰うという光景はよくあることである。
 長引く経済不安から新しい電気機器などが手に入りにくくなったナニワでは、かなりの年季ものでも近所の整備士に頼み込んで修理して貰うという光景はよくあることである。

>歩きながらヘルメットや酸素マスクを取り外すとそこには立派な銀色の口髭と頬や目尻に皺が見える初老の男の顔があった。
 歩きながらヘルメットや酸素マスクを取り外すと、そこには立派な銀色の口髭と頬や目尻に皺が見える初老の男の顔があった。


この辺の一文はけっこう長かったので、句読点がどこかにあった方が読みやすいかな?と思いました。


>「ちーっす。郵便屋でーす。マクスウェル=スミスさん、お届けものです。」
>「ちーっす。郵便屋でーす。マイクさんに健一さん、お届けものでーす。」

えーと、セリフそのものには問題ないかと思うのですが、 もしかすると、名前は変えた方がよいやも・・です(汗)。
#このあいだ、サイキノン系の麻薬を混入させたお菓子を作っていたのが、いまのところ「ジョン=スミス」氏であったとされていますので、
 それを連想させるような名前の使用は、できれば避けたほうが安心やも・・と思いました。

そして、勢いよく現れる郵便屋さんですが、いっそ騎乗怪獣に乗ってたりするのは如何でしょうか、とか思ってみました。
#NW的には、ナニワに怪獣が歩いてるのにびっくりされてるようでしたので(笑)
#・・とゆーか、アプロー時代から居ることになっているのですが、実はあんまり知られてなかったのでしょうかねー・・(汗)


中東系でよくある名前一覧のページを探してみました。 こんな感じでは如何でしょうか。

・人名辞典
http://www.aa.tufs.ac.jp/~masato/biotable.htm

・イスラム系の名前の意味 (←個人のブログですが、たぶん、ここが一番お手軽です。)
http://blogs.yahoo.co.jp/fatmaal919/43884233.html

・アラブ人の名前の作り方
http://www.tufs.ac.jp/common/fs/asw/ara/2/words/name/name_info.htm

日本人っぽい名前は、そのままでもOKかと思いますー。(ナニワですし・笑)


  [No.1008] Re: 草稿その1について 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/11/04(Wed) 01:47:38

レスどうもです。
> この辺の一文はけっこう長かったので、句読点がどこかにあった方が読みやすいかな?と思いました。
確かにそうですな。修正しておきます。

> >「ちーっす。郵便屋でーす。マクスウェル=スミスさん、お届けものです。」
> >「ちーっす。郵便屋でーす。マイクさんに健一さん、お届けものでーす。」
>
> えーと、セリフそのものには問題ないかと思うのですが、 もしかすると、名前は変えた方がよいやも・・です(汗)。
> #このあいだ、サイキノン系の麻薬を混入させたお菓子を作っていたのが、いまのところ「ジョン=スミス」氏であったとされていますので、
>  それを連想させるような名前の使用は、できれば避けたほうが安心やも・・と思いました。
ほいほい。了解です。
老パイロットの名前をファヒーム=ターリックに変更する予定です。
#下にあったリンク先を参考にしました。どうもです。

> そして、勢いよく現れる郵便屋さんですが、いっそ騎乗怪獣に乗ってたりするのは如何でしょうか、とか思ってみました。
> #NW的には、ナニワに怪獣が歩いてるのにびっくりされてるようでしたので(笑)
> #・・とゆーか、アプロー時代から居ることになっているのですが、実はあんまり知られてなかったのでしょうかねー・・(汗)
騎乗怪獣スタコラターに乗って登場は絵的に面白いのでアイデア頂きまーす(笑)


  [No.1004] ちょー感想。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/11/01(Sun) 00:36:29


>
> ○承前
> ここは砂漠の藩国、ナニワアームズ商藩国。
> 偵察と怪獣とドリルで有名な我が藩国は初期の頃から資金繰りには苦労しているわけではあるが(詳しくはこちらhttp://blog.tendice.jp/200612/article_53.html参照)
> これはシーズン2に移行しても相変わらずであった。

#(ほろり

> 観光地や遊園地の好調を受けて開発した大観光地も完成した頃には観光業界は多くの同業他社(他国?)の強力なライバルがひしめく激戦区となっていた。
> 共和国環状線の駅ビルが完成した当初は入国チェックが厳し過ぎ、プチ鎖国状態になる。
> 有望な鉱脈を発見し、鉱業で産業復興を狙うも、セプテントリオンがちょっかいをかけてくる。
> まさにトホホである。

#orz


> 俺らはお金に縁が無いのではないか・・、そんな諦めにも似た絶望の闇が薄らと包み込むかに見えたそのとき

#難波(なにわ)の商人なめんなーっ!!(ちゃぶ台返しっ

> ”次期共和国主力機の開発”その言葉は正にそんな暗い雰囲気を払拭する一条の光明であった。
>
> 事の起こりは高機動型偵察機バーミーズから始まったナニワアームズ商藩国の独自I=Dの開発がテストベットであるサイバミーズを経由し、高機動兵器ジャバミーズとして結実した事であった。
>
> 燃費こそ悪いものの、既存のI=Dの常識を覆す可能性を秘めた圧倒的な機動力を有するこの高機動兵器の性能が認められ、遂に次期共和国主力機の開発の話が持ち込まれたのである。
> これまでコツコツと積み上げてきたナニワアームズ商藩国のI=D開発技術が日の目を見るチャンスの到来であった。
> これには元々職人・商人気質の強い国民達の間で期待が募り、高まる機運に応じるように国の威信と国民の期待を背負った次期共和国主力機の開発プロジェクトが発足されることになった。
>
> 当然、この開発プロジェクトも様々な障害や壁にぶつかることもあるだろう
>
> しかし
>
> 観光地の資金集めが難しいなら燃料精錬所を建設してより効率良く製錬した燃料でやりくりしたように
> 鎖国状態を受けて大急ぎでチェック体制を見直し駅ビルの正式オープンには正常な運営が出来る状態にまでこぎつけたように
> 冶金工場で暗躍していたセプテントリオンを追っ払ったり、神様の助けを借りたりしつつ、なんとか立て直したように
>
> やり遂げようとする意志があれば必ず乗り越えれるはずである。
>
> ”次期共和国主力機、それは長きに渡りナニワアームズに影を落とし続けている貧困という名の絶望の闇の中に差し込んだ一条の光明であった。”
>
> この光明が闇を払拭する事を願って開発スタッフ達の奮闘がここに始まるのである。
>

(中略

>
> とある町工場の一角。
> 熊の様な巨漢の男は故障した小型ラジオを手にし、ためつすがめつ眺めていた。
> 「どうだい、熊五郎さん。直りそうかい?」
>
> 初老の男が巨漢の男にそう声をかける。
>
> 「ああ、このぐらいなら問題ない。まあ任せろ。」
> と巨漢の男、熊五郎はその容貌に似合わず器用な手先で手にした小型ラジオを瞬く間に修理した。
>
> 「ほれ、じーさん。一丁上がりだ。」
> 「おー、いつもすまんねえ。」
>
> 長引く経済不安から新しい電気機器などが手に入りにくくなったナニワではかなりの年季ものでも近所の整備士に頼み込んで修理して貰うという光景はよくあることである。
> と、そこに
> ドドドドドドドドドドドド
> 怒涛の足音と盛大に立ち上る砂煙。その根元に見えた米粒大の人影が瞬く間に間近に迫る。
> 「ちーっす。郵便屋でーす。ロバート熊五郎さん、お届けものです。」
> すれ違いざまに封筒を手渡すとノンストップで走り過ぎてフェードアウトする郵便屋。

#余談ですけど、郵便屋さんアイドレス取るなら相談してってハスターさんが・・・>蘭堂さん


(以下、略

いいお話でした。
最後の子供の言う星空はお盆のアポロニアゲートの時のでしょうか・・・。

文章的にも量的にもぜんぜん違和感とかは無かったです。

後は・・・機体そのもののスペック説明がどこかに入ればオッケーだとおもいます。

続きが楽しみにしてまーす。


  [No.1009] Re: ちょー感想。 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/11/04(Wed) 01:48:40

感想どうもです。
> #余談ですけど、郵便屋さんアイドレス取るなら相談してってハスターさんが・・・>蘭堂さん
40マイルぐらい溜まる目途が立った時に相談に行きます(笑)。
#語り部と郵便屋のアイドレスは魅力的なんで何時かはGETしてみたいですな。

> いいお話でした。
> 最後の子供の言う星空はお盆のアポロニアゲートの時のでしょうか・・・。
そうですそうです。
個人的にアポロニアゲートについての質疑が印象に残っていたので盛り込んでみました。

> 文章的にも量的にもぜんぜん違和感とかは無かったです。
>
> 後は・・・機体そのもののスペック説明がどこかに入ればオッケーだとおもいます。
>
> 続きが楽しみにしてまーす。

ほいほい。今度の土日中に残りを草稿段階ででもUPを目指したい所です。
#残りの分も何とかイメージができてきたので


  [No.1015] 設定文の草稿その3 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/11/09(Mon) 01:44:18

設定文だけ抜き出しました。

/*/

”次期共和国主力機、それは長きに渡りナニワアームズに影を落とし続けている貧困という名の絶望の闇の中に差し込んだ一条の光明であった。”

○背景
事の起こりはバーミーズ、サイバミーズを経て開発された藩国独自I=Dであるジャバミーズの完成である。
燃費こそ悪いものの、既存のI=Dの常識を覆す可能性を秘めた圧倒的な機動力を有するこの高機動兵器の性能が認められ、遂に次期共和国主力機の開発の話が持ち込まれたのであった。
これまでコツコツと積み上げてきたナニワアームズ商藩国のI=D開発技術が日の目を見るチャンスが到来したのである。
こうして国の威信と国民の期待を背負った次期共和国主力機の開発プロジェクトが開始された。

○技術者達の取り組み
ジャバミーズをベースとした次期共和国主力機の開発において要求される機体性能は主に下記の4つである。
・陸、宇宙対応
・高機動力を活かした回避性能
・運用コスト(主に人機数)の据え置き
・高機動力を活かした武装

このうち陸上と宇宙での活動能力と肝である高機動力はベースとなるジャバミーズの特性を引き継ぐ事で実現可能である。
課題となるのは前述の2つの特性を殺す事無く運用コストと武装の要求を満たす事であった。
もともと実験機という位置づけであったジャバミーズは独自の仕様が幾つか盛り込まれており、共通機としての運用を意識されていなかった為に共通機化及び量産化する場合に運用コストが上昇する可能性が懸念された。
そして武装面での課題はジャバミーズで生じた高機動力と武装特性とのミスマッチの解消である。
ナニワアームズ商藩国の開発スタッフはまずこの2つの問題点に取り組む事となった。

武器開発
まず新規武装の開発の為に開発スタッフは前回の失敗を踏まえ、高機動戦闘での戦術研究を綿密に行う事にしたのである。
これにはホードーが希望号1号機に搭載されていた操縦訓練用プログラムにヒントを得て作成・開発した高機動戦闘訓練・戦術シミュレーターが活用された。
シミュレーターには高機動兵器であるジャバミーズの試験運用データだけでなく、今後I=D戦の主戦場になると思われる宇宙を想定して、大規模な宇宙戦が行われたEV116 第2波に参加していたホードー自身の実戦経験と彼の乗機であったサイベリアンのフライトレコーダーが収集した各種データが反映されている。
このシミュレーターの活用と古参パイロット達の協力により高機動戦闘の戦術研究は大きく前進し、武装は遠距離への狙撃・砲撃を可能とするロングバレルの大口径レーザービーム砲、近距離での戦闘を想定した近距離レーザービーム、高機動力を活かしたランスチャージを可能とするビームラムの3つに絞り込まれた。
その後の実際の武装開発ではエネルギーコストを抑える事が難しく開発が遅れたビームラムの制式採用が見送られ、武装は遠距離・近距離用の2種類に絞られる事となった。

機体開発
量産化、共通機化を前提とした機体設計のリファインは、陸上と宇宙での活動能力と肝である高機動力を殺さないように細心の注意と慎重な検証に基づいて実行された。
量産・共通化を意図したリファインは”多くの藩国及びニューワールドテラ領域工業標準”通称、MANTIS規格に則って行われ、
この際にMANTIS規格の制定時に行われた技術交流を通してもたらされた各藩国の技術やノウハウが大いに貢献した。
またMANTIS規格の導入は機体の部品やモジュールの規格化だけで無く、整備マニュアルの書式の標準化などにも役に立つ事となった。

人材育成
こうして課題を克服して開発が進むに従って次期主力機の整備・運用・操縦ノウハウが蓄積されていくうちに開発スタッフの間で一つの共通の認識が生まれてきた。
それは知識・ノウハウの共有の重要性である。
次期主力機開発を通して得たノウハウを活用する事でハード(機体)面だけでなく、ソフトつまり機体に携わる人材面でのフォローも行えるのではないか?
こう考えた開発スタッフは政府首脳部と掛け合い、次期共和国主力機開発プロジェクトの一環として、これらのノウハウの共有化の試みを行う許可を得た。
具体的な取り組みとしては整備士養成校やパイロット訓練施設の教官や訓練生達の協力を得て、MANTIS規格に沿った整備教本や訓練過程の見直し、高機動兵器を用いた高機動戦闘の慣熟訓練用プログラムの検討が行われ、これらは一定の成果を上げる事に成功した。

○次期共和国主力機開発プロジェクトの終結と今後
こうした技術者達の取り組みによって様々な課題は克服され、遂に要求性能を満たした次期共和国主力機が完成したのであった。
ナニワアームズ商藩国の技術立国としての新たなる一歩がここに刻まれたのである。

○機体性能(性能諸元)
機種:高機動兵器(I=D)
必要人員:パイロット1名、コパイロット2名
巡航速度:〜1000km/h(ダッシュ時には瞬間的に音速突破も可能)
戦闘可能域:陸上、宇宙
用途:高機動力を活かした陽動・撹乱と遠距離火力支援
生産・整備コスト:アメショー、ジャバミーズクラス
想定作戦領域:陸上、宇宙
想定戦闘距離・手段:射撃のみ、近距離及び遠距離
特色:極低装甲。高敏捷。高AR。
欠点:高燃費。低耐久。正面戦闘

○武装
大口径レーザービーム砲
広大な宇宙空間や開けた平地での戦闘における遠距離への狙撃・砲撃を行う為の武装。
ジャバミーズで採用されていた大口径レーザービーム砲を遠距離への狙撃・砲撃時の精度を高める為に砲身を長くすると共に発振部も高出力のものに変更された。
なおビーム砲の大型化に伴い、機動力を殺さないように機体背面のバックアップにバーニアが増設され、
また射撃時の姿勢制御の安定性を高める為に滑空ウィングにバーニアの一部を移設し、稼働できるように変更された。

近距離レーザービーム(仮名)
大口径レーザービーム砲を変形(ORロングバレルを外す)事で収束率を落とし、短距離で広範囲に攻撃できるようにしたもの。

ビームラム(試作品)
取っ手部分以外を非実体のビームで形成した大型の槍で高機動力を活かしたランスチャージを意図して開発される。
しかし非実体の刃を形成し続ける関係上、エネルギーコストを抑える事が難しく、実用に足る試作品の開発が大いに遅れる。
その結果、制式採用の選定に間に合わずお蔵入りとなった不遇の武器。


  [No.1016] SSの草稿その2 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/11/09(Mon) 01:47:57

後はパイロットや機体に焦点を当てたものを1つか2つ程書けば一通り出揃う予定です。#一通り揃った後に文面の見直しを行う予定です。

以下はSSの草稿です。
#一部の表記の修正とSSを1つ追加。

/*/−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−/*/

○承前
ここは砂漠の藩国、ナニワアームズ商藩国。
偵察と怪獣とドリルで有名な我が藩国は初期の頃から資金繰りには苦労しているわけではあるが(詳しくはこちらhttp://blog.tendice.jp/200612/article_53.html参照)
これはシーズン2に移行しても相変わらずであった。

観光地や遊園地の好調を受けて開発した大観光地も完成した頃には観光業界は多くの同業他社(他国?)の強力なライバルがひしめく激戦区となっていた。
共和国環状線の駅ビルが完成した当初は入国チェックが厳し過ぎ、プチ鎖国状態になる。
有望な鉱脈を発見し、鉱業で産業復興を狙うも、セプテントリオンがちょっかいをかけてくる。
まさにトホホである。
俺らはお金に縁が無いのではないか・・、そんな諦めにも似た絶望の闇が薄らと包み込むかに見えたそのとき

”次期共和国主力機の開発”その言葉は正にそんな暗い雰囲気を払拭する一条の光明であった。

事の起こりは高機動型偵察機バーミーズから始まったナニワアームズ商藩国の独自I=Dの開発がテストベットであるサイバミーズを経由し、高機動兵器ジャバミーズとして結実した事であった。

燃費こそ悪いものの、既存のI=Dの常識を覆す可能性を秘めた圧倒的な機動力を有するこの高機動兵器の性能が認められ、遂に次期共和国主力機の開発の話が持ち込まれたのである。
これまでコツコツと積み上げてきたナニワアームズ商藩国のI=D開発技術が日の目を見るチャンスの到来であった。
これには元々職人・商人気質の強い国民達の間で期待が募り、高まる機運に応じるように国の威信と国民の期待を背負った次期共和国主力機の開発プロジェクトが発足されることになった。

当然、この開発プロジェクトも様々な障害や壁にぶつかることもあるだろう

しかし

観光地の資金集めが難しいなら燃料精錬所を建設してより効率良く製錬した燃料でやりくりしたように
鎖国状態を受けて大急ぎでチェック体制を見直し駅ビルの正式オープンには正常な運営が出来る状態にまでこぎつけたように
冶金工場で暗躍していたセプテントリオンを追っ払ったり、神様の助けを借りたりしつつ、なんとか立て直したように

やり遂げようとする意志があれば必ず乗り越えれるはずである。

”次期共和国主力機、それは長きに渡りナニワアームズに影を落とし続けている貧困という名の絶望の闇の中に差し込んだ一条の光明であった。”

この光明が闇を払拭する事を願って開発スタッフ達の奮闘がここに始まるのである。

○プロジェクト始動
「守上摂政!今、次期共和国主力機開発の機運が高まっています。今こそ好機!是非プロジェクト実行の承認を!!」
そう力説した男が手にした次期共和国主力機開発プロジェクト計画書には『街頭アンケート、1000人に聞いた次期共和国主力機開発への期待』等といった文字が踊っていた。
その見出しの謳い文句はどうよ?と思ったものの内容そのものは真っ当だったので見出しは見なかった事にした。
今度、プレゼンの仕方をもう少しレクチャーしておいた方が良いかもしれない。
ま、それはともかく確かに好機なのは事実だろう。
「よーし、わかった。承認!」
ポンッ!と計画書に押された承認のハンコマーク。
こうして実際にプロジェクトが実行に移される事となり、在野に散っていた開発スタッフが再び集められる事となった。

/*/

とある町工場の一角。
熊の様な巨漢の男は故障した小型ラジオを手にし、ためつすがめつ眺めていた。
「どうだい、熊五郎さん。直りそうかい?」

初老の男が巨漢の男にそう声をかける。

「ああ、このぐらいなら問題ない。まあ任せろ。」
と巨漢の男、熊五郎はその容貌に似合わず器用な手先で手にした小型ラジオを瞬く間に修理した。

「ほれ、じーさん。一丁上がりだ。」
「おー、いつもすまんねえ。」

長引く経済不安から新しい電気機器などが手に入りにくくなったナニワでは、かなりの年季ものでも近所の整備士に頼み込んで修理して貰うという光景はよくあることである。
と、そこに
ドドドドドドドドドドドド
怒涛の足音と盛大に立ち上る砂煙。その根元に見えた米粒大の人影が瞬く間に間近に迫る。
騎乗怪獣スタコラターに跨って颯爽と現れた人物の満面の笑顔のアップ。
「ちーっす。郵便屋でーす。ロバート熊五郎さん、お届けものです。」
すれ違いざまに封筒を手渡すとノンストップで走り過ぎてフェードアウトする郵便屋。

「な、なんだったんだ。あれ?」「さあのう?それよりそれ、開けてみてはどうかのう。」
それもそうだなと開けた封筒の中にあった一通の手紙に目を通す熊五郎。
「そうか、いよいよ始まったか。腕が鳴るぜ。」
手紙を握りしめ、嬉しそうに微笑むと工場の奥に声をかける。
「おおーい。お前達、いよいよ出番だぜ。出立の準備をしろ!」

その声に応えて
「「「合点でさあ。親方ー。」」」
と奥から姿を現す整備士達。

/*/

カッと照りつける強い日差し
広大な滑走路の上には薄らと砂が散りばめられていた。
軽快なローター音が聞こえると同時に地面の砂が風に乗って舞い上がる。
路面に移った影がどんどん大きくなり、年季の入ったキャットバスケットがそっと降り立つ。
待機していたスタッフ達が集まり、キャットバスケットから援助物資を運び出し始める。

その様子をコクピットから眺めていた男は
「よっこいしょ。」と操縦席から腰を上げて、出口へと向かう。
歩きながらヘルメットや酸素マスクを取り外すと、そこには立派な銀色の口髭と頬や目尻に皺が見える初老の男の顔があった。
「ふー、終わった終わった。」と肩を回して解しながら地面に降り立つ。

「あ、ファヒームさんお疲れ様です。相変わらず見事な操縦でしたよ。」

「よせやい。普通に操縦しただけさ。俺みたいなロートルはこいつを飛ばすだけで精一杯さ。もうそろそろ引退どきかもな。」

「何言ってるんですか。いまだにこの骨董品がどうにか動いているのだって、ファヒームさんの操縦テクがあればこそですってば。」

「いやそれは単純に整備士の腕前が・」

ドドドドドドドドドドドド
怒涛の足音と盛大に立ち上る砂煙。その根元に見えた米粒大の人影が瞬く間に間近に迫る。

「ちーっす。郵便屋でーす。ファヒーム=ターリックさん、お届けものです。」
すれ違いざまに封筒を手渡すとそのままノンストップでアスファルトの地面を勢い良く蹴りながら飛行場からフェードアウトする郵便屋。

「なんだ?あれは・・」
「ゆ、郵便屋だそうですよ。」
「まあそうは言っていたが・・。ともあれ手紙か、どれどれ」
手紙を読み始める初老のパイロット。その後ろから興味津津で覗き込むスタッフ。

「ほら、やっぱり凄いじゃないですか、テストパイロットに選ばれるなんて!」
「そ、そうか? うーん、まあ引退前にもう一働きしてみるかな。」
「その意気ですよ。頑張って下さい!!」

/*/

ぶしゅー。構内に響き渡るドアの開閉音。
共和国環状線の列車からホームに降り立つ若者2人組。
でっかいボストンバックやトラベルバッグを抱えた重装備である。
「やー、久し振りの我が故郷!何のかんの言ってもやっぱり懐かしいなあ。」
「だな。国外に出て勉強している間に色々事件のニュースがあったんで心配だったけど、変わりないようだな。」周りを見渡しつつ。

ドドドドドドドドドドドド
怒涛の足音と盛大に立ち上る砂煙。その根元に見えた米粒大の人影が瞬く間に間近に迫る。

「ちーっす。郵便屋でーす。マイクさんに健一さん、お届けものでーす。」
すれ違いざまに封筒を手渡すとノンストップでスプリンターに跨ったまま器用に階段を駆け上がりフェードアウトする郵便屋。

「・・ま、まあ、全く同じという訳ではないんだな。」
「というか、よくこうもタイミング良く届けれるもんだ(汗」

ま、気を取り直して と手紙を広げる2人組。

「お、こ、これは!」
「早速、留学の成果が活かせそうだな。」
「ああ、やったろうじゃないか!」パンと手を打ち鳴らす

意気揚々と歩き去る2人組。

カバンからはみ出した手紙がひらりと風でめくれる。

”この度、次期共和国主力機開発プロジェクトが正式に開始されるはこびとなりました。”
”ここに貴官を開発スタッフと任命し、・・・”

P.S.この後、2人組が藩国地下の天井に開いた大穴に度肝を抜かれるのだがそれはまた別の話である。

/*/

こうしてナニワ各地から集結する開発スタッフの面々。
暫くの間、静かな眠りについていたアイドレス工場に再び火がともり、人と言う名の血液を全身にめぐらせて覚醒していく。
そこには新たな息吹と情熱が確かに生まれつつあった。

○親方とカマキリ

油で青いツナギが汚れるのも構わずに一生懸命にスパナでボルトを締める青年。

溶接面や皮手袋、防塵マスクといった防護装備に身を固め、見事な手際で溶接を行う熟練の溶接工。

クレーンでI=Dの各部パーツを移動させる者。

鳴り響く大型機械の作動音にアーク放電による溶接音。

工場内の喧騒に負けないように声を張り上げて指示を飛ばす者。

一角に集まって整備マニュアルを見ながら綿密な打ち合わせを行うグループ。

久方振りに感じる現場の空気であった。

しかしそんな待望の現場の中を歩く熊五郎は浮かない顔である。
原因はここ最近になった気がついたジャバミーズの問題点と若手整備士達の作業進捗が芳しくない為であった。

作業期間を少しでも効率化する為に次期共和国主力機は機体開発と武器開発が並列で行われており、
その武器開発での試作品の運用テストに機体特性が近いジャバミーズが活用されているのである。
開発されてから間が無いジャバミーズは国内でも4機前後しか配備されておらず、部品の在庫ストックもそれほど無い。
そして一部不足する部品を一般的に流通しているアメショーやペルシャの部品で代用しようとしても、
藩国独自I=Dであるジャバミーズには様々な独自仕様が適用されている関係上、代用できない部品が数多く存在していた。
その為に部品の製造まで数日待つといった時間ロスが発生しているのである。
在庫ストックが十分に蓄積されれば解決する問題ではあるが、現状ではそれこそ特注のネジ一本が足りないばかりにちょっとした故障の修理に数日かかると言った事がときどき起こり、これが非常に歯がゆい。
もう一つの悩みの種が若手整備士達の作業進捗が遅れがちである点である。これは若手整備士の技術が劣っているという訳でも意欲が無い訳でもない。
原因は整備マニュアルである。
ジャバミーズの整備マニュアルがこれまで彼らが専門学校で習っていたサイベリアンだけでなく、バーミーズのものとも大きく異なっていたのである。
ナニワでは現場で発見された問題点が発生する度にこまめにマニュアルの更新が行われてきたのだが、これが裏目に出た。
明確な工業標準がされていない所に行われた度重なる更新によって学校で使用していた教本の一部(主にバーミーズ等の独自I=Dのもの)が陳腐化していたのである。
本来ならそうならないように教本の更新も折を見て行われるのだが、最近の人手不足が原因でこれがまだ行われていなかった。
これらの事から整備マニュアルの読み込みに時間が取られてしまい、必然的に若手整備士達の作業進捗が遅れていた。
これは長年現場にいた彼にとっては大きな盲点であった。世の中、ままならないものである。

しかし何より熊五郎に苦虫を噛み潰したような表情をさせているのはこれらが揃って標準規格の重要性を語っている点である。
実は彼は以前、留学していた整備士にMANTIS規格の導入を持ちかけられていたのだが、そのときはその必要性を感じられず突っぱねた事があった。
そしてここ最近、その重要性を示唆する事例が出てきており、MANTIS規格に興味が出てきてはいるものの、一度突っぱねた手前、今さら教えてくれというのもバツが悪い。
逼迫しつつある現実と日々募る焦燥。これらがストレスとなってイライラが蓄積されているのである。

そしてまるで冬眠から覚めたばかりの熊さながらに不機嫌な熊五郎が休憩室の前に通り掛かると能天気に雑談する若手整備士達の声が耳に届いた。
ぴく、と片眉が引くつく。お調子者の一人が悪ふざけをして笑いを取ったらしく、ドッと笑いが休憩室の外まで響き渡った。
プッツーン。
かくして不運な若者達は半ば八つ当たり気味の大熊の咆哮に追い立てられるように作業場に散って行ったのである。
そして休憩室内には壁に片手をついて、頭をうなだれた反省のポーズで固まり、自己嫌悪に陥っていた熊五郎一人が残っていた。
「あーいかん。何やってるんだワシは・・」
と暫く項垂れてたがふと視界の片隅に慌てて去った為に置き去りにされていた菓子袋や本が散らばっているのに気がついた。
熊五郎は気を取り直してそれらを片付け始めた。
「やれやれ。」と呟きつつ、散らばっていた本を拾い上げて重ねていくときに一冊の本に目が止まった。
”MANTIS規格概論 〜標準化の序論〜”
どうやら若手整備士の置き土産らしい。
ちらりと入口に目を向ける。どうやら先程の怒声の所為で休憩室の周囲には誰も寄り付いていないようである。
再び本の方をチラリ。
「・・・」

30分後、休憩室のパイプ椅子を軋ませながらMANTIS規格概論を読む更ける熊五郎。
「なになに工業標準化の意義は放任する事で多様化、複雑化するものを単純化・秩序化する事にあり、これには次の様な作用がある・・か。なるほど」

1時間後、相変わらず黙々と読み続ける熊五郎。

3時間経過。
「ふー。」とため息と共に本を閉じた熊五郎の顔は憑き物が落ちたように晴れやかであった。
何やら踏ん切りがついたらしい熊五郎が休憩室を去る時には出版社の連絡先がメモした紙片を手にしていた。
鼻歌交じりに歩み去る熊五郎を何があったのかと不思議そうに見守りつつもどうやら機嫌が直ったようだと胸を撫で下ろす整備士の面々であった。

以来、数週間程、熊五郎が住む部屋の明かりは夜遅くまで灯り続ける事となった。


○星空と少年と・・
俺の名前は健一。ついこの間まで国外に整備技術や機械工学の勉強の為に留学をしていた新鋭の若手整備士である。
始めのうちこそ、機体整備の手伝いだの、整備マニュアルのリライトの手伝いだのとなかなか大役は任せて貰えなかったものの、ついに次期共和国主力機の1モジュールの設計に携わる事になったのである。

とはいうものの・・・

くそ、これでも駄目だ上手くいかない。あー、くそったれ、やめやめ。

何事もトントン拍子とはいかないもんで、目の前の難題にゲンナリとして思わずため息をつく。

「お前はまたそうやって直ぐに諦める。粘りが足りないのはお前の短所だぜ。」と小さい頃からの腐れ縁の相棒であるマイクの小言が耳に入る。
ますます不機嫌になった俺はブスッとふくれっ面のまま
「気分転換に夜風に当たってくる。」と言って外に出た。

外に出ると砂漠特有のヒンヤリした夜風が頬を撫でる。
煮詰まった時にはこれが一番。少し機嫌を直した俺はそのまま軽く鼻歌を歌いながら道なりにのんびりと散歩する。

暫く気儘に散策を続けると住宅地にさしかかったらしく、民家が立ち並び始める。
そこで民家の窓から夜空を眺める少年が目に止まった。
「坊主、何か見えるのか?」
一心に星空を見上げる少年のハッとするような真っ直ぐな眼差しに惹きつかれるように俺は思わず声をかけていた。
驚いたように目をパチクリとさせると今度はこちらをしげしげと眺めだす少年。
やば、思わず声をかけちまったがこれじゃあ変質者みたいじゃねえかと内心冷や汗を流す俺。
そんな様子に特に害は無さそうと判断したのか
「うん。星を見てたんだよ。」
と答える少年。
「星?そんなに星が珍しいのか。まあ確かに穴が開く前は天井越しにしか見れんかったか。」
「違うよ、おじさん。あのね、この前にすっごく綺麗な星空が見えたんだよ。まるで宝石箱を引っ繰り返したみたいに光って綺麗だったんだ。」
何でも少年の話によると俺が留学を終えて帰国するよりも前に暫くの間、空気がひどく澄んで星々が綺麗に輝いていた期間があったらしい。
少年の説明はお世辞にも上手とは言えなかったが、その時の様子を思い出しながら一生懸命に語る少年の様子を見る限り、余程見事なものだったのだろう。
「そんでね、かーちゃんの話によるとそんな風に空気が澄む事はすっごーーく珍しいんだって。」
「でもさ、僕、もう一度見たくて。どうしたら見れるかなあって考えてたんだ。」
「そうか、それで何か妙案は見つかったのか?」
「うん。空気が邪魔なら空気が無い所まで行けばいいと思うんだ。」
「なるほど確かに妙案だな。」
「・・でもジャンプじゃあそこまでは届きそうに無いんだ。飛行機でも無理だってかーちゃんも言ってた。」少年の表情が少し曇る。
「ハッハッハッハッ。そりゃあそうだ。でも着眼点はいいぜ。いいか坊主、綺麗な星空がみたいなら宇宙飛行士になればいいのさ。」
「うちゅうひこうし?」
「ああ、あの星空を駆け巡る宇宙船に乗るパイロットってやつさ。」
「へー、いいなあ。僕にもなれるかな?」再びキラキラと目を輝かせる少年
「ああ、諦めずに夢を目指せばなれるさ」
何となく勢いに押されたのか、俺はつい口を滑らせて普段は口にしないような事を口走る。
「そうかあ。うん、僕頑張ってみるよ。」
「おう、精々がんばりな。さてそろそろ夜も更けてきたし、ガキは寝る時間だぜ。じゃあな。」
何となくこっぱずかしくなって話を切り上げた俺はそこで少年と別れて作業室に戻った。

さあてと、それじゃもう一仕事頑張るとするか。

早速、作業に取り掛かると
マイクが目を丸くしてこう呟いた。

「珍しい。本当に今日中に気分転換から帰ってくるとは、こりゃあ明日は砂嵐だな。」

け、憎まれ口を叩く暇があったら手を動かせってんだ。
まったくマイクの奴は何時も一言多くていけねえ。


  [No.510] 【燃料精錬所】 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/05/08(Fri) 22:36:35
【燃料精錬所】 (画像サイズ: 600×400 61kB)

違いが微妙ですが、 バリエーション3つ描いてみました。

・・・暗いでしょうか(汗)。


  [No.511] その2 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/05/08(Fri) 22:37:40
その2 (画像サイズ: 600×400 124kB)

少し ライトが光ってる感じで。


  [No.512] その3 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/05/08(Fri) 22:39:13
その3 (画像サイズ: 600×400 127kB)

手前にぼかし、 +焼きこんでみたバージョン。


  [No.723] 燃料精錬所 再審査出しまーす 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/07/18(Sat) 12:37:59

出すの忘れてました。乃亜さんごめんなさい!

http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/refinery/

こんな感じになってます。

乃亜さんのイラスト、この位置がしっくりきたんだけれども、もっと
こっちの方が良いという意見ありましたら、どうぞ。

文章の追加とかあったら受付マース。

シュウマイさんへ。
今回構成変えて幅に余裕が出来たので、ガイドさんの顔アップをもうちょっと大きくとったのと、
タンクのイラスト、横600くらいまでサイズ変更って出来ますでしょうか?


  [No.725] OKです。 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/07/18(Sat) 21:28:21

おおー、ありがとうございます〜!
絵の位置も良い感じと思います。 提出お願いしますです。


  [No.726] Re: 燃料精錬所 再審査出しまーす 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/07/18(Sat) 23:01:38
Re: 燃料精錬所 再審査出しまーす (画像サイズ: 250×258 17kB)

そいつはちょっと


  [No.727] Re: 燃料精錬所 再審査出しまーす 投稿者:shu-mai  投稿日:2009/07/18(Sat) 23:03:20
Re: 燃料精錬所 再審査出しまーす (画像サイズ: 600×520 54kB)

ムリナハナシと思ったら出来ちゃったでござるの巻


  [No.728] わーい。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/07/18(Sat) 23:52:24

ありがとうございますー。

http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/refinery/

こうなりました。


  [No.749] 【HQ】再審査結果 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/07/24(Fri) 23:57:09

・クオリティチェック結果 7/21
http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/syousyo/2352
15:ナニワアームズ商藩国:燃料精錬所(施設):http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/refinery/:HQ

HQ判定頂きました。
作業して下さった皆さま、ありがとうございました!


  [No.731] 【砂漠の騎士】 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/07/19(Sun) 16:34:00

砂漠の騎士をT14中の提出目指して仕切りなおします。

http://www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/desert/


現在、コクピットと飛行場のイラストをくじらさんに依頼中。
真輝さんは前言ってた設定文がんばってみてくださいませ。(難しそうなら早めに相談お願いします。)



それと、これは全員に。
出来そうならお願いします。(文族、技族、大族問いません)

「砂漠の騎士」を連想する行動をショートストーリーにしてみてください。
3〜5行ぐらいのでOKです。(勿論もっと長くてもOK)
行動する人は自分でもいいですし、ナニワの誰か(PC・国民)でも構いません。

黙々と修理してる整備士でもいいですし、がんばってるのを見てる側でもいいですし、今自分に出来る事をやる、というのでもいいです。

ちなみに砂漠の騎士のサウドさんはこんな人。
http://blog.tendice.jp/200602/article_47.html
http://blog.tendice.jp/200607/article_30.html



技族はそれプラス、砂漠の騎士のイメージイラストがあるとうれしいかなぁ。大きくなくて良いので。
ただこれは、私もやってますので他事優先で。
描きたくなったら描いてください。(背景透過でもOKというかむしろ推奨。

文族さんには最終的にそれらをまとめていただければと思います。
よろしくお願い致します。


  [No.734] SSの草稿その1 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/07/20(Mon) 21:55:39

師弟制をちょっと盛り込んでみました。

/*/

カッと地表を照らす太陽の日差しはジリジリと景気良く膨大な熱量を惜しげもなく降り注ぐ。
「あ、暑い・・。」
余りの暑さと長時間に渡る砂漠の徒歩での巡回による疲労で既に俺の顎は上がりっぱなしである。
砂漠の騎士の見習いの身である俺にはこれは中々ハードである。
腕に巻いてある航空用腕時計のベルト部分が汗で蒸れてじっとりと湿って気持ち悪い。

前方には壮年の男がキビキビと歩を進めている。
銀髪をターバンで包み、ゆったりとした服から垣間見える引き締まった四肢は日に焼けた褐色の肌をしており、余分な脂肪を削ぎ落としたその姿はボクサーやマラソン選手を彷彿とさせる。
その瞳が放つ強い意志の力と長い歳月によって得た豊富な経験に裏打ちされた自信に満ちた鋭い眼差しが前方をしっかりと見据えている。
何を隠そう俺の自慢の師匠である。
それに引き替え、砂まみれの略帽を被り、よれよれのイエロジャンパーの上から砂避けマントを羽織った俺はそろそろ足取りも怪しくなってきた。
ちなみに何でこんな服装かというと衣服に全くといっていいほどお金をかけていなかった俺は元パイロットからの転向組で基礎訓練の日々で衣服を揃える暇が無かった為である。
俺と同期の連中の中には同じような格好している奴が割と多い。
閑話休題。
砂漠の騎士はその過酷な砂漠での職務故、基礎訓練を受けた後も十分な経験を積むまではベテランの先輩に弟子入りして共に行動し、実地で師匠から様々な事を学び、一人前になるのである。
そして俺の師匠は文句なしに一流の砂漠の騎士である。
俺と違って息は殆ど乱れておらず、疲労を感じさせない。とても成人したての俺より20歳以上高齢だとは信じられないタフさだ。
本人いわく、長年に及ぶ日々の弛まぬ鍛錬の賜物らしい。
それは兎も角、疲れた・・。
「し、師匠〜。す、少し休みません?さっきから歩き詰めで俺はもうバテバテです。」
俺のギブアップ宣言を聞いた師匠は振り返ると顔を顰めて口を開いた。
「なんじゃ。もうばてたのか。仕様が無い奴じゃのう。」
「そ、そこを何とか・・。」
「全く・・むっ。」
俺との会話の途中で師匠は急に言葉を切ると辺りに視線を走らせ始める。
「ど、どうしたんですか?師匠。」
「うむ。どうやら”あれ”がやってきそうじゃ。幸か不幸か、どうやらお主の願いは果たされそうじゃぞ。」
「へ!?」
「話はあとじゃ。取り敢えずあそこの岩陰へ全力疾走!」
と言うや否や陸上選手真っ青のスタートダッシュを決める師匠と慌てて後を追う俺。
勢い良く岩陰に滑り込んだ後、暫く息を整えていると視界が突然、黄色一色に覆われる。
「砂嵐じゃ。しっかり岩に体を貼り付かせておくんじゃぞ。」
凄まじい轟音の中、辛うじて師匠の声が俺の耳にも届く。
必死に岩にしがみつき、嵐が過ぎ去るのを待ち続ける。
毎度の事ながら砂漠での異変に対する師匠の観察力には舌を巻く。なんでも長年の経験と幾つかのささやかな兆候を照らし合わせているそうだ。
俺も一人前になるには、同様の観察力と判断が下せるようになる必要があるんだが、一体何時になる事やらイマイチ自信が無い。
以前、師匠にぼやくと「習うより慣れろじゃ」と笑ってたっけ。
ちなみにうちの師匠は少々喋り方が古臭いというか独特な所があったりするが、これは別にベテランの砂漠の騎士が皆こんな喋り方という訳では無い。
腕前は超一流な師匠だがそう言う所が少し玉に瑕っとうわっぷ。畜生、砂塵が口に入りやがった。

そうこう物思いに耽っている内にどうも砂嵐は過ぎ去ったらしい。轟音が何時の間にか消えていた。
「そろそろ大丈夫そうじゃな。そっちはどうじゃ?」と師匠。
「ええ、口の中がジャリジャリする以外は大丈夫です。」と砂混じりの唾を吐き捨て、水筒の水で口を濯ぐ俺。
岩陰から這い出すと辺りの風景は一変していた。
とは言っても慌てたりはしない。砂漠の景色が変わるなんてのは砂嵐に限らず日常茶飯事だからである。
自分達の位置や向いている方角を把握する術はそれこそ骨の髄まで叩き込まれている。
「ふむ。そりゃ結構。休息も十分じゃろ、ペースを速めて本部に戻るぞ。」
「さっきの砂嵐で遭難者が出てるかも知れん。場合によっては捜索に人手が必要になるはずじゃ。」
「えー、そ、そんな〜。」
「つべこべ言うんじゃない。ワシら砂漠の騎士は?」
「砂漠で困っている人々を助ける事がその本分。ですよね、わかってますって。師匠の口癖は耳タコですよ。でも愚痴ぐらいは言わせて下さいよ〜。」
「ばかもん!病は気から、弱音ばっかり吐いとると心までしょぼくれるじゃろうが。ほれ、キビキビいくぞ!!」
「はいはい。了解であります。師匠」
「返事は一回!」
「はい!師匠。」
こうして砂漠の騎士見習いの俺の日常は一人前になれるその日を目指して突き進むのであった。


  [No.736] 思ったこといろいろ 投稿者:乃亜・C・O  投稿日:2009/07/22(Wed) 02:08:28

お疲れ様です
SSを拝見して、砂嵐の資料になりそうなページとか探してみました。

> 砂嵐の前には、風の種類や臭いが変わるので、みんな家の中に避難する。らしいです。
http://mikitakena.exblog.jp/7017582

> すきまに布で眼張りしても、砂のにおいがすごいらしいです。
> あと、丈の長い民族衣装や頭のスカーフは こういう時に砂避けに便利なのだそうで(笑)。
http://plaza.rakuten.co.jp/jackrabbits/?func=diary&act=view&d_date=2009-03-10&d_seq=0001&targetdate=200902

#ここのは写真が綺麗です。
> 砂嵐は、気圧の変化で起こるので、砂嵐の後には雨が降ることが多いようです。
http://ejanjan.exblog.jp/3893538/


>砂漠の騎士の見習いの身である俺にはこれは中々ハードである。
パイロットもある程度は訓練するとは思うので(評価値的には耐久も筋力も0ですが・・笑)、
大丈夫と思ってたのにこんなにハードだとは思わなかった、みたいな感じとかを入れてみるのは如何でしょうか?

>「うむ。どうやら”あれ”がやってきそうじゃ。幸か不幸か、どうやらお主の願いは果たされそうじゃぞ。」
この風をよく覚えておけ、みたいなのが入ったりすると、格好良いかなあ、とか思いました(笑)。

>「えー、そ、そんな〜。」
砂嵐後、雨が降った後に日が暮れて気温が下がったりすると本気で遭難者がいた場合は危ないのじゃないかと思います。
ので、もっと緊迫感あっても良いやも?と思いました。


あと、小ネタとして、
乾燥地帯では、体が慣れてないとよく鼻血が出るらしいです。(乾燥しすぎで粘膜がやられる)
#日本人向けの旅行ガイドとかには良く載ってる注意事項です(笑)。

また、乾燥しまくっているので、外気に触れている場所は汗はかきません。(というか、かいてもすぐ蒸発してしまうので)
「疲れた」と感じる前に、(喉が渇いてなくても)
砂糖入りの水やお茶は大量に飲んでないと、多分倒れます。 >カロリー&水分不足
(なので、砂漠で長距離を移動するためには 身体を環境に慣らしながら、
 「疲れた」と感じないだけの基礎体力をがっつりつけないと、と云う感じなのではないかなあ、と思います。)


  //*//

それから、風光さんのSSとは直接関連ないのですが、
砂漠の騎士がお掃除とかゴミ拾いとかは、変ですかね・・・?
(砂漠とか、分解する生物が少ない場所は、生ゴミとかも乾燥するだけで別に土とかには還らないので)
(また、大きいものだと それこそ砂嵐で巻き上げられると 立派な危険物に・・・汗)

レンジャー部隊の感じだと、お掃除も含むかなあ、とも思うのですが、
イメージとかあうでしょうか?


  [No.737] Re: SSの草稿その1 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/07/23(Thu) 00:27:47

お疲れ様です。
元気な師弟でうれしいです。



すみません、1点だけ。(と言ってもこの1点大きいのですが)

前からチャットとかでは言ってたのですが、今回書き忘れてたので
申し訳なかったのですが
(設定的に)砂漠の騎士はそういう名前の職業があるわけじゃなくって、
「誰かに与えられるものではなく、自然とそう呼ばれる存在になっている」と言うのだけ芯で持っていてもらえませんでしょうかー。

継承は仕事としてではなくって心ですると言うか・・・

難しい事いってますが、よろしくお願い致します・・・。


  [No.811] うーん、了解です。 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/08/11(Tue) 03:38:41

我ながらミスってしまいましたな、砂漠の騎士という職業が無いというのは了解です。
暫く修正案を考えてたんですが、イマイチこれ!というものが思いつかないので、
このSSについては一先ず没でお願いします。
また他の案が浮かんだらUPします。

後、上手く言いにくいのですが、
”砂漠の騎士”についてはどうもこー、座りが悪いといいますか、
イメージがふにゃふにゃして掴み所が無いと言いますか、
取っ掛かりが少なく、少し難しく感じてます。


例えば

ぶ‐し【武士】
昔、武芸をおさめ、軍事にたずさわった身分の者。中世・近世には支配階級となった。さむらい。もののふ。

みたいな感じでナニワアームズの辞書で”砂漠の騎士”に調べたとするとどんな感じで書かれてたりするんですかね?
#誰がどんな事柄(もしくは人)を示すのにどんなニュアンスで使ったりするのか?みたいな事が分からないなあと。
#何かに一生懸命に取り組んでいる人を称える時にそう呼ぶのかな?


  [No.817] Re: うーん、了解です。 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/08/13(Thu) 12:40:15

> ぶ‐し【武士】
> 昔、武芸をおさめ、軍事にたずさわった身分の者。中世・近世には支配階級となった。さむらい。もののふ。
>
> みたいな感じでナニワアームズの辞書で”砂漠の騎士”に調べたとするとどんな感じで書かれてたりするんですかね?
> #誰がどんな事柄(もしくは人)を示すのにどんなニュアンスで使ったりするのか?みたいな事が分からないなあと。
> #何かに一生懸命に取り組んでいる人を称える時にそう呼ぶのかな?

んー。「グラン・ローヴァ物語」っていう漫画ご存知でしょうか。
かなり古いし少女漫画なんでご存じないかな。(掲載されてたのは少年漫画誌だけれども)ちょうどラストがイメージぴったりなんですよねー。
砂漠の騎士=まんまサウドさんなんですけど、じゃあ他には?というと、個人的には(リアル)戦争を生き抜いたおじーちゃん、おばーちゃんはみんな「砂漠の騎士」にあたると思っています。
ナイチンゲールとか高松凌雲もかなぁ。(医療関係ばっかだ(汗)
あと映画で言えば、ホテル・ルワンダとか、シンドラーのリストとか?

やっぱりぱっと思いつくのは戦争経験者ばっかりになっちゃうな。
…人のいいところも、悪いところもいっぱい見てるけど、それでも他人を思いやって助けようとする精神そのものを「砂漠の騎士」と呼ぶんだと思います。
表立って助けて回らなくても、砂漠で行き倒れてる人を見つけちゃった時に、えーと思いながらしぶしぶお水をあげる事も、砂漠の騎士になるんじゃないかな。


・・・って、こんな感じで答えになってるでしょうか。
ややこしくしてごめんよー!!でも、これでやりたいんだー!
T19が終わったあとも、ナニワを支える根幹になってくれたらうれしいなぁ。


  [No.905] 砂漠の騎士についてのまとめ記事 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/21(Mon) 19:38:27

砂漠の騎士についての現状の纏めを挙げておきます。

○砂漠の騎士の概要
昔に実際に砂漠の騎士と呼ばれる人達が存在していた。時代の流れで姿を消したが「どんな困難な時でも諦めず、自分の大切な人の為にがんばり続ける人」を称えるのにその呼称が残った。
辞書チックに書くと
砂漠の騎士=伝承に残る偉人達を称える呼称が時代の変遷と共に「どんな困難な時でも諦めず、自分の大切な人の為にがんばり続ける人」を称える為に用いられるようになったもの。

○上記の概要をページで表現する為のSSのテーマとコンセプト
テーマ:砂漠の民ナニワアームズの人々が次々と降りかかる様々な困難の中で懸命に生き続ける様子、姿を描く
コンセプト:
なるべく新規の設定を追加させずに既存の事実を活用して描く。
描く時代はナニワアームズ建国から犯罪者も関係なく生き抜く為に協力し合っている現在までの間のどれか。
未来は少なくとも直接は語らない。
登場人物はその行動原理・動機を意識して、諦めずに懸命に生きている様子に繋げるように心掛ける。
#理想を言えば、他者や隣人も助けようと考えるようになる経緯も描写できるといいかも。
複数の立場の人々の視点で描く事で出来れば群像劇風になるようにしてみる

全員が頑張っていると描写するのではなく、その中でも特に精力的に前向きに頑張っている人にスポットを当てる感じ。

参考資料

○ナニワの変遷と周辺事件
#舌禍の事件による混乱で内乱が起こる。抑え込もうとして毒ガス事件発生。
#地下を汚染した毒ガスの除去作業を行う。
#暫く政治不信が続く。
2008年10月以降
2008/10/20〜2008/11/1
#産業廃棄物の不法投棄問題が発生→処理場を建設して廃棄物撤去へ
2008/11/19
#駅ビル(ナニワアームズ)の影響(警備体制や構造が問題)で国が鎖国状態に。また迷宮が現れ始める
2008/12/1
#ちかにかもーるの完成と警備体制の見直しで鎖国が解除され、迷宮の出現がストップ
2008/12/6
#3方面作戦による大攻勢の為に全国的に大規模な出兵あり
2008/12/22
#EV136 大・攻・勢が開始
2008/12/27
#NACにより全国の食料で毒の混入が発覚
#毒物混入によりNWでの食糧の安全性が問題に
2008/12/28頃
#食糧の安全性問題に対処する為の制度や検査体制が整備される
2008/12/31
#ナニワの子供達が玄霧藩に首狩り職人(いわゆる暗殺者)として育成され、輸出されてる
2009/1/14
#大攻勢に勝利をおさめ、戦争が終了。
2009/1/15
#大攻勢の参加者を中心に殺人衝動や薬物依存が発生し、NWに影を落とす
2009/1/15
#感染すると人食いになってしまうウイルスが発生
2009/1/17
#NW全体に大規模テロが行わるがNW全体での対処で一先ず終結する。(ナニワに直接的な被害は無し)
2009/1/22
#NW全体に悪夢にうなされる人が増え始める。
2009/1/30
#鉱石採掘地再開発のお知らせ
#ナニワで鉱脈の再開発がはじまる
2009/2/4
#マンイーターの治療法が完成し、なんとか事態は収束
2009/2/5
#ナニワの冶金工場で問題発生。過酷な労働現場と深刻な環境破壊。
2009/2/11
#冶金工場でエンジェルティアー(麻薬の一種)が使用される
2009/2/25
#セプテントリオンがナニワで暗躍し、麻薬を冶金工場を中心にばら撒いていた。
#どうも基地も作っていた模様。
2009/3/1
#共和国の土壌汚染が深刻化。人が土に触れると数分で死ぬ+アンドロイドもボロボロにする程の黒い雨が降っており、さらに土壌を汚染
#ナニワの地下は影響を免れる。
#(国民の人達も地下に避難。どうもこのときに地上が危険な場所であるという認識が国民に広がってそう。)
#以降は地下に籠りっ放しになる。
2009/3/17
#NW全体で大規模なナイトメアの発生を確認
2009/3/17
#エンジェルティアー(麻薬)の一時輸入および使用差し止めの政策を発表
2009/3/27
#鉱脈から有毒ガスの流出を確認
2009/4/3
#護民官活動でナイトメアの被害が抑えられる
2009/4/22
#鉱脈で遺跡・墳墓が発見されており、それについての注意を呼び掛ける政策を発表
2009/04/27
#国民の半分が人の形質を外れている事を確認
2009/04/27
#芥で柘榴が救出されるが、その結果、封印していた夢の剣が解放され、NW全体に影響が現れる。
2009/4/28
#ミサヤガミ、夢の剣を封印(一時的)
2009/4/28
#頻発する騒動により共和国全般で深刻な信用低下
2009/4/28
#あさぎアリアン、夢の剣封印(完全に封印)
2009/5/2
#夢の剣の被害判明。5000万人近くが死亡
#ナニワも多くの人が死亡。各種施設が運営出来ない程に人口が減る。国としての機能がマヒ。
2009/5/12
#蛇神さまにより形質問題解決
2009/6/9
#蛇神様のお社が建てられて祀られる。蛇神さまがナニワに訪れるようになる。国民の間で宗教的なコミュが発生。
2009/7/3
#国内環境調査実施のお知らせ
2009/7/3
#怪獣より、ファームから出る許可を求められる
2009/7/10
#国内環境調査の結果、鉱脈周辺の土壌汚染が深刻。鉱脈での採掘および冶金工場の操業を停止
2009/7/15
#アポロニアワールドタイムゲート開放
2009/7/15
#ナニワアームズ商藩国で暮らすすべての方へ
http://www22.atwiki.jp/naniwaarms/pages/421.html#id_3b58f331
http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=4153
#詳しくは上記URL先を参照
2009/7/19
#ファームの怪獣達からの申し出に対しての正式許可
2009/7/20
#アポロニアワールドタイムゲート閉鎖
2009/8/4
#お社がクーリンガンに襲撃されるが、ダガーマンと蛇神様、少年野球団の子供たちの活躍で事なきを得る。

最新の現状
#生き残る為に国中の人々が犯罪者かどうかに関わらず協力して奮闘中。
#食糧の確保など?


  [No.906] 【アイデア募集】登場人物のアイデア募集 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/21(Mon) 19:50:39

http://arktos.noor.jp/naniwa/wforum.cgi?no=905&reno=731&oya=277&mode=msgview
上記のまとめ記事にあるようにSSの登場人物としてナニワアームズで頑張っている人達のアイデアを引き続き募集します。
#逆に頑張っている人に助けてもらった人のアイデアでもOKです。または困ってそうな人とか。

いわゆるブレインストリーミング方式にしたいので
細かい検討は抜きにして思い付いたアイデアをメモするノリで書き込んで貰えると助かります。(基盤となるアイデアが多く蓄積された方が寧ろ後で検討しやすいです。)
#アイデアの書き込みは別にまとめたりする必要はないので小出しで思い付いたらすぐ書き込むってのが理想です。
#誰かのアイデアを見て触発されたアイデアを書き込むのもあり。
#重要なのはノリと勢いですよ。

次期共和国主力機の開発がひと段落するまでは本格的な作業には移れないので当面は締め切りを特に設けません。
どうかよろしくお願いします。


  [No.910] これまでに挙がった案 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/27(Sun) 11:18:11

前の会議で挙がった案です。

被災地で頑張る子供
救助を待つ遭難者
山とかで遭難して救助が来るまで弱者を助けながら頑張っている人
定年間近の駐在さん
苦境にある主人を守り続ける怪獣


  [No.911] 思いついたものをメモ 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/09/27(Sun) 11:18:52

メモメモ。

市民病院で働く医師
市民病院で働く看護師
消防署で働く消防士
砂嵐の後で砂まみれになった市民病院で掃き掃除や拭き掃除を行うボランティア
怪獣の世話をしている人(飼育係?)
もやしの栽培に励んでいる人
もやしの促成栽培に炭酸ガスを使う事を思い付いた人
炭酸飲料を作っている子供達
力仕事に頑張る怪獣
#よく考えてみたら施設があると治安維持が上昇したり、治療ができるわけだから、普通に勤務している人っているよなあ。


  [No.1002] 砂漠の騎士の設定文の草稿その1 投稿者:蘭堂 風光  投稿日:2009/10/31(Sat) 23:15:33

何となく閃いたので砂漠の騎士の設定文を少し書いてみました。
#次期共和国主力機の開発のSSを考えてたら何故か不意に思い付いた(汗
どんなもんですかね?
#ちょっと短いかな?

/*/

”ねえねえ、おかあさん。おはなし、おはなしー。”
”もう今日は遅いからまた明日ね。”
”やだやだ。こんやはなしてくれるってやくそくしたもん!”
”誰に似たんだか頑固だねえ。まあ仕方ないか、お話が終わったら必ず寝るんだよ?”
”うんうん。ぜったいぜーったいにねるから”
”やれやれ。むかしむかし・・・”

「砂漠の騎士」、この言葉の起源をたどると遥か昔のナニワアームズ建国前の放浪時代にまで遡ることになります。
その頃は老若男女問わず全員が1つのキャラバンを結成して定住の地を求めて世界中の砂漠を巡りながら行商を行っていました。
当時のナニワは魔法に遠く、機械技術もまだ殆ど発達しておらず、その旅路は困難に満ちたものでした。
後に定住の地(現ナニワアームズ)を見出すまでの長く果てない旅の間、ナニワの民を支えたのが砂漠の騎士と称される人々でした。
彼らは砂漠での様々な障害や困難を研鑽によって身に付けた剣技と旅を通して連綿と積み重ねられた経験と知識、そして類まれなる団結力によって克服し、民を守り続けたのでした。
定住の地を見つけ、役目を終えた事で自然解消的に姿を消していった彼らですが、
その功績と姿は人々の心に残り、
その名は「どんな困難な時でも諦めず、大切な人の為にがんばり続ける人」を称える代名詞として、
その物語はナニワなら誰でも1度は寝物語に聞くお伽噺として、ナニワアームズ商藩国に今なお残り続けています。

〜ガイドブック ぶらり藩国ウォーカー ナニワアームズ商藩国の章から抜粋〜


  [No.1007] Re: 砂漠の騎士の設定文の草稿その1 投稿者:守上藤丸  投稿日:2009/11/03(Tue) 23:02:10

> 何となく閃いたので砂漠の騎士の設定文を少し書いてみました。
> #次期共和国主力機の開発のSSを考えてたら何故か不意に思い付いた(汗
> どんなもんですかね?
> #ちょっと短いかな?
>
> /*/
>
> ”ねえねえ、おかあさん。おはなし、おはなしー。”
> ”もう今日は遅いからまた明日ね。”
> ”やだやだ。こんやはなしてくれるってやくそくしたもん!”
> ”誰に似たんだか頑固だねえ。まあ仕方ないか、お話が終わったら必ず寝るんだよ?”
> ”うんうん。ぜったいぜーったいにねるから”
> ”やれやれ。むかしむかし・・・”
>
> 「砂漠の騎士」、この言葉の起源をたどると遥か昔のナニワアームズ建国前の放浪時代にまで遡ることになります。
> その頃は老若男女問わず全員が1つのキャラバンを結成して定住の地を求めて世界中の砂漠を巡りながら行商を行っていました。
> 当時のナニワは魔法に遠く、機械技術もまだ殆ど発達しておらず、その旅路は困難に満ちたものでした。
> 後に定住の地(現ナニワアームズ)を見出すまでの長く果てない旅の間、ナニワの民を支えたのが砂漠の騎士と称される人々でした。
> 彼らは砂漠での様々な障害や困難を研鑽によって身に付けた剣技と旅を通して連綿と積み重ねられた経験と知識、そして類まれなる団結力によって克服し、民を守り続けたのでした。
> 定住の地を見つけ、役目を終えた事で自然解消的に姿を消していった彼らですが、
> その功績と姿は人々の心に残り、
> その名は「どんな困難な時でも諦めず、大切な人の為にがんばり続ける人」を称える代名詞として、
> その物語はナニワなら誰でも1度は寝物語に聞くお伽噺として、ナニワアームズ商藩国に今なお残り続けています。
>
> 〜ガイドブック ぶらり藩国ウォーカー ナニワアームズ商藩国の章から抜粋〜

お疲れ様ですー。

そうですねぇ。
ちょっと短いといえば短いですけども、TOPに持ってきて、導入部分とするにはちょうどいいと思います。

開いた本が薄くバックにあったらいい感じ・・・と思いました。

あと、おかーさんというよりなんというかおばーちゃんのような感じがした!(脳内再生で