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Hastur/蓮田屋藤乃 さんの発言 (21:51):
*25-00476-01_ぱんくす :商業の民+猫妖精2+会社社長+商人+整備士官+HQ器用:敏捷+1*幸運+2;
−個人取得HQ根拠URL:http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00476-01%A1%A7%A4%D1%A4%F3%A4%AF%A4%B9
Hastur/蓮田屋藤乃 さんの発言 (21:52):
*では彼に申し送っておきます
守上藤丸@金庫番 さんの発言 (21:52):
*ありがとうございまーす
守上藤丸@金庫番 さんの発言 (21:53):
*あ、そうだ。
Hastur/蓮田屋藤乃 さんの発言 (21:53):
*■他国への連絡注意事項
●A:整備仕官には、器用+1のハイクオリティボーナスが掛かっている。
#詳細:http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=8389
●B:資源と燃料の消費削減(整備仕官+海軍兵站システム)についての詳細。
・整備士官:資源×0.90
・海軍兵站システム:燃料×0.20
#(海軍兵站システムHQ×0.75×0.75、燃料生産地SHQ×0.60、
# 西国人+歩兵+猫妖精SHQ×0.60により、累積0.75×0.75×0.60×0.60=消費軽減率×0.20)
守上藤丸@金庫番 さんの発言 (21:53):
*おお
Hastur/蓮田屋藤乃 さんの発言 (21:53):
*2点注意よろデス
守上藤丸@金庫番 さんの発言 (21:54):
*了解です。メモメモ
お疲れ様です。
聯合フェイズとの事で申請用の書式を下書きしました。
期限まですぐですが、とりあえずBBSに置いておきます。
聯合内容、聯合国名、聨合費用、書式等のご確認をお願いいたします。
えーと、時間によりますが本日所要につき提出は微妙です。
お時間ある方、お願いします(汗)
――― ここから ―――
いつも大変お世話になっております。
ナニワアームズ商藩国です、T17の聯合を申請させて頂きます。
申請国:ナニワアームズ商藩国
・るしにゃん王国:5:5
・FEG:5:5
・鍋の国:5:5
・レンジャー連邦:5:5
・玄霧藩国:5:5
・フィーブル藩国:5:5
・キノウツン藩国:5:5
・紅葉国:5:5
・羅幻王国:5:5
・無名騎士藩国:5:5
・リワマヒ国:5:5
聨合費用合計:55億
以上、よろしくお願いいたします。
――― ここまで ―――
参加、希望いたします。
配置は着用アイドレス等で、任意に配置してくださって大丈夫です。
よろしくお願いします。
いいねいいねー!
プレゼンしてるイラスト描くー!
そして、繊維産業の伸び率をもうちょっと確認して方向修正したほうが良いかなぁ・・・?(質疑結果みつつ
> 炭素繊維及びその複合体の開発という方向性で現時点で考えた素案をあげておきます。
> できれば炭素繊維を活用した製品がナニワアームズで使用されているシーンを上手く描写できると良いだけど、どういう方法で記述すれば良いかが今一つ思い付いていなかったり。
> #こう暮らしと技術の良好な関係的なものを描けると良いだけどねえ。
> アイデア等がありましたら、レスをお願いしまーす。
> 後は「妙な伸縮」をどうするかが問題ですな。
> (一応、ハイスピードカメラでのワンショットというのはどうだろうか?とは思ってるんだけど)
>
> /*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*/
>
> 概要
> ラグドールの開発及び共和国共通機採用と繊維産業のヒットによって経済が大いに潤ったナニワアームズ商藩国では技術立国を目指し、
> 国立の研究機関であるナニワアームズ先端技術研究所が新設された。
> そして人々の暮らしと技術のより良い関係の模索を理念に掲げた本研究所の設立後の記念すべき第1号プロジェクトが炭素繊維及びその複合体の開発プロジェクトであった。
> 本プロジェクトの主眼は繊維加工技術の向上と繊維の衣服以外の用途の確立による新規需要の開拓・掘り起こしの2つである。
>
> #ここに開発エピソードを加える。
>
>
>
> #ここからプレゼン用資料風
>
> 炭素繊維
>
> 炭素繊維とはアクリル樹脂(合成樹脂の1種)や石油ピッチ(石油の副生成物)等を繊維化したものを熱処理する事で製造する繊維状の炭素物質です。
> 数ある高機能繊維の中で炭素繊維の開発が選ばれた理由の1つとしてナニワアームズ商藩国が石油産出国であり、原材料が豊富にある事が挙げられる。
>
> 炭素繊維の特徴は非常に頑丈(高比強度、高比弾性率)であり、軽くて化学的にも安定しており、耐熱性、導電性を有している事で、
> それを活かして樹脂・セラミックス・金属との複合体とする事で機能性の付与や強度の向上を図る事が出来、幅広い用途が期待されます。
>
> その利用例としてナニワアームズ商藩国での事例を挙げてみたいと思います。
> #ナニワで実際に活用されている場面を上手く表現する方法は何かないものか?
>
> 航空機への複合材料の応用
> 航空機の一次構造材である主翼、尾翼、胴体や二次構造材である補助翼、方向舵、昇降舵等に用いる事で従来のものと同等の耐久性を維持しながら軽量化と組立工数の軽減が見込めます。
>
> スポーツ・レジャー用品への応用
> 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の野球バットやテニスラケットは軽量かつ壊れにくいので子供でも手軽に扱えます。
> リトルスネーク球場でもCFRP製の野球バットは子供達の間で扱いやすいと好評です。
> また炭素繊維を利用した釣り竿は軽くて良くしなるとこれまた好評で最近は地底湖や海岸でのフィッシングが人気になりつつあります。
>
> 建築・土木分野の応用
> ナニワアームズ商藩国の地下部での建造物の補強技術に炭素繊維シートを活用。
> また建築資材そのものとしての炭素繊維強化プラスチックの利用、導電性を活かした建物の電磁波シールドへの活用等が検討されています。
>
> エネルギー分野への応用
> 石油関連施設でのパイプへの導入、軽量かつ高強度でしなりが少ない事を活かした風力発電施設の風車部分(ブレード)の大型化、
> さらに燃料電池の心臓部への応用も検討されています。
>
>
> ナニワアームズ先端技術研究所
> なおこれらの炭素繊維とその複合体の安全性や品質管理についてはこの度、新設したナニワアームズ先端技術研究所での様々な品質管理試験を入念に行う事で維持しています。
> ナニワアームズ先端技術研究所ではハイスピードカメラを始めとした各種工業計測装置等も揃っており、それらを活用した各種品質管理試験のデータは希望者には公開しております。
>
> #炭素繊維強化プラスチックの板に衝撃を加えてググッとしなって妙な伸縮になっているイラスト?
> 図.ハイスピードカメラが捉えた炭素繊維強化プラスチックの耐久試験のワンショット
>
> また上記で挙げた各種分野への応用もこの研究所での研究の成果の1つです。
>
> 〜商品プレゼン用資料から抜粋〜
> なんか面白い繊維が伸びてました!(笑) >Q4
> http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=13759
>
> #このr:の時の感想みないなSS(?っぽいもの)とかで要点満たせませんかね。
> #ここから、さらに炭素繊維に・・と云う感じ?
おお、確かにこれなら要点が満たせそうですな。
#後は炭素繊維との兼ね合いをどうするかですね。
#新素材の開発前に目標だったレベルを設定国民が追い抜いて行った気がするけども(笑)
なんか面白い繊維が伸びてました!(笑) >Q4
http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=13759
#このr:の時の感想みないなSS(?っぽいもの)とかで要点満たせませんかね。
#ここから、さらに炭素繊維に・・と云う感じ?
炭素繊維及びその複合体の開発という方向性で現時点で考えた素案をあげておきます。
できれば炭素繊維を活用した製品がナニワアームズで使用されているシーンを上手く描写できると良いだけど、どういう方法で記述すれば良いかが今一つ思い付いていなかったり。
#こう暮らしと技術の良好な関係的なものを描けると良いだけどねえ。
アイデア等がありましたら、レスをお願いしまーす。
後は「妙な伸縮」をどうするかが問題ですな。
(一応、ハイスピードカメラでのワンショットというのはどうだろうか?とは思ってるんだけど)
/*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*/
概要
ラグドールの開発及び共和国共通機採用と繊維産業のヒットによって経済が大いに潤ったナニワアームズ商藩国では技術立国を目指し、
国立の研究機関であるナニワアームズ先端技術研究所が新設された。
そして人々の暮らしと技術のより良い関係の模索を理念に掲げた本研究所の設立後の記念すべき第1号プロジェクトが炭素繊維及びその複合体の開発プロジェクトであった。
本プロジェクトの主眼は繊維加工技術の向上と繊維の衣服以外の用途の確立による新規需要の開拓・掘り起こしの2つである。
#ここに開発エピソードを加える。
#ここからプレゼン用資料風
炭素繊維
炭素繊維とはアクリル樹脂(合成樹脂の1種)や石油ピッチ(石油の副生成物)等を繊維化したものを熱処理する事で製造する繊維状の炭素物質です。
数ある高機能繊維の中で炭素繊維の開発が選ばれた理由の1つとしてナニワアームズ商藩国が石油産出国であり、原材料が豊富にある事が挙げられる。
炭素繊維の特徴は非常に頑丈(高比強度、高比弾性率)であり、軽くて化学的にも安定しており、耐熱性、導電性を有している事で、
それを活かして樹脂・セラミックス・金属との複合体とする事で機能性の付与や強度の向上を図る事が出来、幅広い用途が期待されます。
その利用例としてナニワアームズ商藩国での事例を挙げてみたいと思います。
#ナニワで実際に活用されている場面を上手く表現する方法は何かないものか?
航空機への複合材料の応用
航空機の一次構造材である主翼、尾翼、胴体や二次構造材である補助翼、方向舵、昇降舵等に用いる事で従来のものと同等の耐久性を維持しながら軽量化と組立工数の軽減が見込めます。
スポーツ・レジャー用品への応用
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の野球バットやテニスラケットは軽量かつ壊れにくいので子供でも手軽に扱えます。
リトルスネーク球場でもCFRP製の野球バットは子供達の間で扱いやすいと好評です。
また炭素繊維を利用した釣り竿は軽くて良くしなるとこれまた好評で最近は地底湖や海岸でのフィッシングが人気になりつつあります。
建築・土木分野の応用
ナニワアームズ商藩国の地下部での建造物の補強技術に炭素繊維シートを活用。
また建築資材そのものとしての炭素繊維強化プラスチックの利用、導電性を活かした建物の電磁波シールドへの活用等が検討されています。
エネルギー分野への応用
石油関連施設でのパイプへの導入、軽量かつ高強度でしなりが少ない事を活かした風力発電施設の風車部分(ブレード)の大型化、
さらに燃料電池の心臓部への応用も検討されています。
ナニワアームズ先端技術研究所
なおこれらの炭素繊維とその複合体の安全性や品質管理についてはこの度、新設したナニワアームズ先端技術研究所での様々な品質管理試験を入念に行う事で維持しています。
ナニワアームズ先端技術研究所ではハイスピードカメラを始めとした各種工業計測装置等も揃っており、それらを活用した各種品質管理試験のデータは希望者には公開しております。
#炭素繊維強化プラスチックの板に衝撃を加えてググッとしなって妙な伸縮になっているイラスト?
図.ハイスピードカメラが捉えた炭素繊維強化プラスチックの耐久試験のワンショット
また上記で挙げた各種分野への応用もこの研究所での研究の成果の1つです。
〜商品プレゼン用資料から抜粋〜
今回は設定文とSSを余り分けずに書いてみました。
設定文とSSは分けた方が良いとか、これは不味いんでないかい?とか、ここの話の流れが良く分からない等がありましたら、ツッコミをよろしくお願いします。
#もしくはここが冗長に感じるとか逆に短すぎるとかも
後、トップに生活ゲームでの暮里氏の台詞をテンダイス風に抜粋する候補を2案考えてみた。
こちらもどちらの方が良いか意見募集中です。
/*/−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−/*/
タイトル:ファランクス戦術、その確立への道程
”なるほど。ちなみに小型機をグルーピングでまとめる場合はどういった能力が重要になってくるんでしょうか?”
”戦術だな”
〜ナニワアームズ王城内での暮里氏をまじえた相談会にて〜
”密集戦術だな。敵は対抗上、どうしようもなく、密集せざるをえなくなる。さもなければ、迂回するかだ”
〜ファランクス戦術についての暮里氏の言〜
漆黒の”ネット”の中を陽光に照らされ、白銀に輝くラグドールが整然と幾つかの隊列から成る密集陣形を組んでいた。
可変式大口径レーザービーム砲の長い砲身を構えて並ぶその様はまるで古の戦場で槍を構え、甲冑に身を固めた重装歩兵達を彷彿とさせる。
彼らの視線の先にぼんやりとした霞の様な輝きが浮かぶ。
霞は霧に代わり、やがて雲霞の如く押し寄せる敵となる。
押し寄せる敵を射程に捉えると同時に一糸乱れぬ動きで前列のラグドール達が光条を一斉に放ち、前方から迫っていた無数の敵を次々に撃ち落とす。
正面からの衝突を避け、湾曲するようなルートで前列のラグドールを狙って上下左右から飛び込んでくる敵や飛翔体は密集陣形の後方からの光条の穂先によって貫かれる。
密集陣形を組んだラグドール達が光を遮る白いカーテンの如く、輝く雲霞を押し止める。
業を煮やしたように雲霞が一点に集中し、損害を無視して強引に無数の光条に貫かれるのにも構わず押し寄せる。
その瞬間、黒と白が反転。
辺り一面の戦場を光が蹂躙し、光の中に幾つかの影の点が生まれる。
光が収まり、再び漆黒が戻ってきた戦場に残っていたのは、ダイアビシニアンの長射程自由電子レーザー砲によって粉砕された敵の残骸と隊列を組んだラグドール達であった。
/*/
以上がナニワアームズの首脳陣が思い描いたI=Dを用いたファランクス戦術の概要であった。
/*/−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−/*/ここで別ページ?
事の起こりは予見されている宇宙での戦いに備えたナニワアームズでの検討会議から始まった。
宇宙での戦いに備えた開発されたラグドールは無事完成したものの、その次のステップ、次の一手をどうするかでナニワ首脳陣は頭を悩ませていた。
上空からの狙撃等の操縦技術の向上、ビームラムやフライトユニット等のオプションパーツの開発、後継機としての重主力機の開発等の様々な案が出されていたが方針を絞り込めずにいたのである。
というのも、サイベリアンを始めとしたI=Dが宇宙戦の主力だった頃から時代は流れ、
空母や駆逐艦、巡洋艦等の輸送以外の役割を担える宇宙戦艦や航路移動が可能な艦載機の出現により今後の宇宙戦がどうなっていくか?というビジョンが掴めていなかった為である。
悩みに悩んだ首脳陣が最終的にとった方法は割とシンプルであった。『分かれなければ詳しい人に聞けば良い』である。
こうして宇宙戦に詳しい暮里氏に相談を持ち掛けたナニワ首脳陣はそこで宇宙戦におけるI=Dの役割のビジョンとファランクス戦術を始めとした戦術について教わった。
これらを元に首脳陣が下した決断はハードウェアによる性能面の進歩とは異なる可能性の模索、つまりファランクス戦術の研究と確立であった。
それから数ヶ月の月日が流れ、その日はやってきた。
ナニワ航空軍の選りすぐりのエースパイロット達で編成された特殊チームによるラグドールの運用データの蓄積
それらを元にした研究班による入念な分析と検討
短期間で密集陣形のフォーメーションをものにしたパイロット達の頑張り
各自がファランクス戦術の確立を目指して行った仕事の成果を見せる模擬戦の日が訪れたのである。
司令室から演習場を眺める蘭堂の眼前で行われている一糸乱れぬラグドール達の隊列はそれらを如実に表していた。
その様を満足気に眺める蘭堂に司令室を訪れた守上摂政が声をかける。
「仕上がりはどんな感じ?」
「フッ、任せて下さい。バッチリですよ」
「えらく自信満々だね」
「それはもう!あの綺麗な隊列を見て下さいよ」
「なるほど、確かに揃っているね」
そんなやり取りが司令室で交わされている間にファランクス戦術で戦う白チームと通常の方法で戦う赤チームの2つに分かれた各部隊の準備が整い、模擬戦の幕が切って落とされた。
模擬戦の初撃は蘭堂の自信を裏付けるように統制のとれた白チームの一糸乱れぬ一斉射撃が赤チームに突き刺さり、一気に15%という損害率を叩きだす。
痛打を被り、浮足立った赤チームは足並みも揃わぬうちに反撃を開始し、ここに模擬戦の趨勢は定まったのであった。
/*/
模擬戦終了後の司令室。
その余りにも圧倒的な結果に気圧される様に異様な静寂が訪れていた。
両手で顔を押さえ、俯いた蘭堂の肩が何かをこらえる様に小刻みに震えていた。
赤チームの損害率は実に45%
対する白チームの損害率は何と85%
……記録的な惨敗であった。
両手で顔を隠し、ションボリと嗚咽をこらえる蘭堂と
かける言葉が思い付かずに気不味げに黙りこむ司令室の面々
微かに聞こえる「うっうっうっ」というくぐもった声以外は司令室は沈黙に閉ざされていた。
/*/
初撃こそは想定通り赤チームに大損害を与えたものの、
初撃を凌いだ赤チームのベテランパイロット達の猛反撃が始まると目まぐるしく変わる戦況に対応が追い付かず突出するもの、
遅れて取り残されるものが出始めた。
こうして生まれた間隙をぬって強襲してくる赤チームに白チームは各個撃破の憂き目に会い、
それにより更に広がった穴に怒涛の勢いで雪崩れ込んだ赤チームの勢いに呑まれた白チームの統制はアッと言う間に乱れた。
そこで密集陣形が裏目に出てしまい、各個が思い思いに回避行動を取ろうとして衝突が多発し、逃げ場を失った白チームは為すすべもなく赤チームに蹂躙されたのであった。
ちなみにこの結果にショックを受けた蘭堂は1週間ほど自宅に引き籠ったという。
その後、どうにか立ち直った蘭堂と参謀チームが模擬戦のデータの更なる分析を行い、
出した結論は個人の技量のバラツキとそれに対するフォローや相互サポートの無さであった。
戦況がシンプルな間は取れていた統制も、突発的及び急な状況変化に直面し、瞬発的な判断が必要になってくると技量の差が明確に出てしまったのである。
これによってベテランパイロットほど突出してしまい、逆に新米パイロットは取り残された。
そして本来ならそこでフォローに入るべきベテランパイロット達が個人技に走ってしまい、各個撃破されてしまった訳である。
学校が無く、集団生活を体験する機会が少なかった現役パイロット達がかなりの割合に上る事が分かり、
その事がここで思わぬ影を落とす事になったのである。
また過去の事件によって本来なら部隊長となるべき人材の育成が遅れていた事もこの事態に拍車をかけた。
後に行われた調査の結果、小隊単位でリーダーシップを発揮できる人間が全体数に比べてかなり不足していた事も判明した。
こうして明らかになった問題点に対してナニワアームズは対応を迫られる事となった。
/*/
カキーンという打撃音と共にボールが空高く舞い上がる。
新品のグローブを片手にへっぴり腰で空を見上げてボールを追うパイロット達が派手に衝突し、その横にボールが転々と転がる。
難しいバウンドをしたボールがセカンドの股下をトンネルし、それを見て慌てたライトがボールに追いすがる間にランナーはホームに返る。
スコアボードには各回毎に8点とか6点とか景気の良い数字が並び、打撃戦の様相である。
藩国軍に所属する全パイロット達は小隊単位で班分けされ、現在、合同野球合宿の真っ最中であった。
いつもの散歩の途中で通り掛かったリトルスネーク球場で少年達が元気に野球の試合をしているのを見かけた時に思い付いた蘭堂の発案で行われたものである。
当パイロット達の間では何故野球!?との声も少なく無かったが、こういうのは口で説明するよりも体験してもらうのが一番と宥められて実施される事になった。
ちなみに負けたチームは失点に応じた合宿中の罰当番や居残り特訓(勿論、野球の)が待っているので皆必死である。
こうして開始されたパイロット達による野球合宿は始めの数日こそブーイングも多かったものの、
元々人気の高い種目であった事も幸いしたのか、はたまた罰当番や居残り特訓が余程嫌だったのか、
数週間後にはパイロット達の野球の実力は目に見えて向上していった。
そして合宿最終日。
カキーンと快音が響き渡ると「オーライ、オーライ」と元気の良い声を張り上げたセンターのパイロットが使い込んだグローブを空に掲げて見事にフライをキャッチ。
ショートへの鋭いライナーをノーバウンドでショートがキャッチすると即座にベースカバーに入ったセカンドに送球し、ダブルプレー。
スコアボードにはズラリと0が並び、投手戦の様相である。
グラウンドにはチームメイトへの声援や掛け声が響き渡り、本合宿中でも1,2を競う好ゲームが繰り広げられていた。
そして蘭堂や参謀部の面々は一緒になって試合観戦をし、声援に声を張り上げていた。
/*/
その後、参謀部での戦術プランの練り直しや部隊長候補の育成等が行われ、2度目の模擬戦の日が訪れた。
密集陣形を組み、思い思いにズラリと武器を構えた白チームとベテランパイロットを先鋒に据えた赤チーム。
再び対峙する赤チームと白チームの戦いの火蓋が切って落とされた。
各個に様々な角度から攻め立てる赤チームのベテランパイロット達に対し、白チームの動きは以前とは異なり、
判で押したような統制は失われていたが、前列と後列の連携が有機的に働き、新米パイロット達の動きで生じる穴を
ベテランパイロット達がフォローし、チーム全体が1個の戦闘単位となって赤チームを迎え撃った。
/*/
第2回模擬戦報告書
赤チーム損害率:35%
白チーム損害率:5%
前回の課題はかなりの面で改善が見られました。
今後の更なる部隊の練度向上や小隊長機の通信機能増強等により良好な成果が期待できそうです。
#この辺によくできました的な判子で締め
守上さん、乃亜さん、質疑の確認ありがとうございました!
#http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=13877
類似質疑分を除いた質疑を投稿してきましたー。
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